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2012年8月12日 (日)

“田原一京介”に負けるな、ルーキー江柄子裕樹が7回1失点の好投で3勝目

Dsc_0051くどいようだが、また“田原一京介”だ。ただ今夜はその三人に一軍での活躍の機会を得るのに先を越された形のドラフト6位ルーキー、江柄子裕樹が今日(12日)のイースタン・リーグのベイスターズ戦で好投した。日中の暑さがおさまった追浜のナイトゲームで江柄子が心地よく好投してくれて、生観戦も心地よかった…。


(写真:7回を4安打1失点に抑え、3勝目を挙げたジャイアンツのルーキー、江柄子裕樹。)


一岡竜司が今日(12)付けで一軍に復帰し、“田原一京介” が再び一軍に揃った。エドガーとの入れ替わりで、野手でなく投手が上がったのは六連戦が続くことで勝ち試合とビハインドの試合とで役割分担をはっきりさせるための増員なのだろう。残念ながら一岡は登録即登板となったこの日のスワローズ戦で九回表に登板してさらにリードを拡げられる致命的な2失点を記録したが、この昇格前の一軍での登板成績は3試合に登板して4イニングで自責点0で防御率は0.00。勝ち試合の交代完了も経験した。そして今日横須賀スタジアムで先発した江柄子裕樹も一軍での記録は実は4試合に登板して4イニングを自責点0、防御率0.00だ。江柄子の一軍入りへの直接の競合相手は一岡でなく宮國椋丞小山雄輝かもしれないが、小山がイースタン・リーグで2試合連続完投、2試合連続自責点0という実績を評価されてディッキー・ゴンザレスに代わる先発の座に抜擢されたように江柄子も結果を出し続けたい。

だが
立ち上がりはベイスターズの先発、小杉陽太の方がよかったかもしれない。
Dsc_0034一回の表と裏、ともに先頭打者に四球を与えたがその後の内藤雄太に安打を打たれピンチを拡げた江柄子に対し、小杉は何事もなかったように後の三人を抑えた。


不安を抱かせた江柄子は続く二回に先頭の井手正太郎に右中間最深部を破られる三塁打を打たれ、一死後、高森勇旗に一、二塁間を綺麗に破られて先制点を献上。
Dsc_0072
この後バントで送られて二死二塁となるが追加点は防いだ。

出来が良かったはずの小杉は三回から崩れる。一死から円谷英俊に初安打となる三遊間を破る安打を打たれると、一番に帰って丸毛謙一が送って二死二塁。ここで何と小杉は橋本到の打席で、二度にわたって暴投。
Dsc_0075
Dsc_0080いずれもワンバウンドとなった投球を捕手の西森将司が身を挺して止めることが出来なかったのだが、前か横に止められないものだろうか…。
Dsc_0081これ以降小杉が単調になる感じがするが、素人考えながら捕手の力量のせいにも感じられた


四回表のジャイアンツは先頭の四番大田泰示が三遊間に内野安打で出塁すると、五番の中井大介はいきなりバントの構え。バントを二度失敗して追い込まれた後はバスター・エンドランに切り替えるがこれもファウルにするのが精一杯。
Dsc_0103ベンチも諦めて強攻策に切り替えた感じだったが、これが奏功し、左中間最深部を破る勝ち越しタイムリー三塁打となった。
Dsc_0106
この後、田中大二郎が歩いて隠善智也のセンターへの犠飛でもう1点。市川友也のバントが内野安打となった一死一、二塁から円谷がレフトの前にはじきかえすタイムリーでさらに1点を加えた。Dsc_0121円谷は昨シーズン終了後に故障で育成選手登録となってのスタートで、最初は代打やDHでの出場だったのが最近はイースタンで守備につくようになってきたが、今季の支配下登録の期限である7月末までに支配下選手登録されることはなかった。今季終了後の支配下選手登録を目指し、結果を出し続けるしかない立場。

ジャイアンツは五回表にもジョン・ボウカー、大田の長短打で無死一、三塁として中井の浅めのライトへのフライでボウカーが果敢にホームに走って1点を追加。5対1とし、小杉は五回終了で降板。

江柄子は三回に梶谷隆幸に安打を打たれたものの徐々に調子を上げ、四回からは伸びのあるストレートとタイミングを狂わせる緩急でベイスターズ打線を手玉に取り、4イニング連続で三者凡退。

5対1のまま迎えた八回裏、ジャイアンツは二番手に久米勇紀を投入。
Dsc_0188内野手の立岡宗一郎とともにシーズン途中のトレードでホークスから来た選手だ。ジャイアンツからホークスに行ったレビ・ロメロと福元淳史が共に既に一軍入りを果たした事を考えると、ウカウカしていられないところだが、直近の
10登板の内、8登板が1イニング未満での降板。右のサイドスローゆえ、右打者限定での登板、左打者のところで降板ということなのだろうか。この日も西森に四球、大原淳也を左飛に打ち取って北篤、梶谷、内藤と左打者が三人続くところで辻内崇伸にスイッチ。
 
Dsc_0195_2辻内は北を三振に仕留め、梶谷の打席で暴投で走者を二進させてしまうが梶谷を投ゴロに仕留めて流れを切った。辻内はともかく、久米はこれでいいのか…?

Dsc_0151ジャイアンツ打線は六回以降、江尻慎太郎、篠原貴行、福田岳洋と一軍経験者を繋いでくるリリーフ陣の前に追加点を奪えずにいたが、九回裏には9セーブを挙げている一岡の代役として林羿豪を送り三者凡退に抑えて5対1で逃げ切った。
Dsc_0222




12日・横須賀スタジアム】
G 001 310 000 =5
B 010 000 000 =1
G)○江柄子(9試合3勝1敗)、久米、辻内、林羿豪-市川
B)●小杉(7試合1勝4敗)、江尻、篠原、福田-西森、黒羽根
本塁打)両軍とも無し

9日の古巣鎌ヶ谷でのファイターズ戦から戦列に復帰した小笠原道大は翌10日の平塚球場でのこのカードにも出場したが、昨日に続き、今日も出場はなかった。敗戦処理。は開場時刻の16:30のすぐ後には入場、ジャイアンツの打撃練習から観ていたが姿を観ることはなかった。

なお今日は「夏休み子ども祭り」 だそうで、夏休みのちびっ子達が多数詰めかけていた。入口では「ベイスターズこども新聞」を配っていた。
Dsc_1573子ども達は試合前には山下大輔二軍監督からノックを受けていた。こういう企画は他でも見かけるが試合開始前に監督自らファンサービスをするのは珍しい。
Dsc_0009
選手名鑑によるとベイスターズの二軍には“守備コーチ”という肩書きが付くのが馬場敏史、水谷新太郎、中根仁と三人いるが、“守備の人”という点で現役時代の山下監督に優る者はいない。おまけに山下監督は生え抜き。ちびっ子達はそんな意識はないだろうが、親御さん達がぎりぎり山下監督の現役時代の華麗な守備を記憶しているのではないか?敗戦処理。もいろいろな“名ショート”を見てきたが華麗という表現が最も似合うのは山下大輔だと思う。

ジャンケンに勝ち抜いたちびっ子による始球式や、ボールボーイ、バットボーイもちびっ子という点ではマスコットがいないことを除けば鎌ヶ谷そっくりだったろうが、シーレックスでなくなり、マスコットがいなくなり、名物スタジアムナビゲーターが去り、駅前からの通りから球団に因んだノボリが消えてしまったチームではあるが必死にファンサービスと地域密着に取り組んでいるようだ。
Dsc_1568

Dsc_1569ただ鎌ヶ谷と違ってナイトゲームだからか、試合終盤にはいつの間にかボールを審判に渡すのがチアガールのdianaに代わっていた。
Dsc_8020820時を境に変わったのか?なおdiana達は試合後には球場構内で大人のファンを接待<笑>。
Dsc_diana1585常連と思われるファンと時間をかけてコミュニケーションを取る姿はさながら、ファイターズが東京ドームで主催試合をした日の試合後の22番ゲート前のようだった。


江柄子は前回5日のライオンズ戦が5回で自責点2だったがその前の登板が4失点、5失点とまだ先発投手として首脳陣の信頼を勝ち得るまでには行かないだろう。ファーム相手には尻上がりに調子を上げても何とかなるかもしれないが、一軍だったら調子が上がる前にKOさせられるかもしれない。ひょっとしたら同じ7回1失点でも終盤に力尽きて1失点の方が評価が高いのかもしれない。まあルーキーなのだから課題は一つずつ解決していくしかないだろう。

ゴンザレスがいつ復帰するかにもよるが、江柄子も一歩一歩前に進んで欲しい。

 

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