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2012年8月 8日 (水)

読売巨人軍は幸せだ!「清武問題とジャーナリズム~創出版 30周年記念トークライブ/ジャーナリズム徹底討論第1部」より

Cdsc_また清武信者のアホとか言われそうだが、懲りずにまた清武英利前読売巨人軍球団代表の話を聞いてきた。今度は創出版30周年記念トークライブの1コーナーで、吉峯啓晴弁護士も同席していた。


(写真上:「清武問題とジャーナリズム」に出演した、右から雑誌「創」篠田博之編集長、清武英利前巨人軍球団代表、吉峯啓晴弁護士。写真下:ワック出版より発行された清武氏の著書「巨魁」と同氏の週刊ベースボール=ベースボール・マガジン社刊の連載コーナー「野球は幸せか!」)



雑誌「創」の篠田博之編集長が司会を務め、清武英利前巨人軍球団代表と、清武氏を弁護する吉峯啓晴弁護士に話を聞くというもの。結論をいうと、2日に同じ歌舞伎町:ロフトプラスワンで行われた「読売・巨人の明日はどっちだ!?そうだ、清武さんに聞いてみよう」 とかなりかぶっていた。もちろん弁護士が同席しているのでより専門性は高くなった。大新聞社である天下の読売新聞社がたった一人の反逆者相手にここまでやるかというくらいに攻めてくる滑稽ぶりと恐怖ぶりを挙げていた。

コーチ人事をめぐる渡邊恒雄会長の横槍に対して反旗を翻した清武球団代表兼GM(当時)に対し、その後の朝日新聞がスクープした契約金標準額超過問題、週刊文春がスクープした原辰徳監督の1億円問題を清武氏のリークと決めつけ、スクープした相手に情報源を教えろ!と言い出したり、当該記事の宣伝が出た広告の差し止め請求をするなど、新聞社が行う措置ではないだろうというような話で進んでいった。実際、過剰とも思える反応をしているのは読売新聞東京本社読売巨人軍。前者は言論の自由を守り、権力の監視を担うジャーナリズムである新聞社であり、広告の差し止めは言論の自由の否定に当たるし、告訴の乱発は権力に解決を委ねているのであり、あるべき姿ではない。これに関してはライバルの毎日新聞も非常に危惧しており714日付け朝刊で“「言論には言論で」読売に疑問の声も”と題して紙面でも指摘している。

個人的にはこのあたりをもっと突っ込んだ内容にしてほしかったのだが、今回は清武氏出演のコーナーの割り当ては約30分。広く浅く問題点に触れた感じで、この後は会場の観客からの質問コーナー。質問の内容は前回8月2日に同じロフトプラスワンで行われたとダブったものが多かった。2日に敗戦処理。が質問した他の球団で代表をするなら…に近い質問も出たが、何故か答えがなかった。「球界にとっての最大の癌は暴力団と八百長。この二つがあると興行には命取り。疑惑があるなら解明しなければならない」、「ある方が亡くなることを前提に今を生きるのはおかしい」と前回同様に強調していた。


この日の話を聞いていて最も痛切に感じたことは、ジャイアンツがいかに世の中で注目を集める存在とはいえ、読売新聞グループの中では子会社だ。その子会社のために親会社がその存在意義に背くに等しい、プライドも大義名分もかなぐり捨ててでも守ろうとするなんて何と幸せなのだろうか?ということだ。


これは半分皮肉だが、半分は皮肉でなくマジでそう思う。騒動の一方の当事者の言い分のみを聞いての判断は危険だが、この騒動を俯瞰で見ようとしてそう感じた。こと日本のプロ野球界に限っても、これほど球団を守ってくれる親会社が他にあるだろうか?もちろん他の十一球団はそんな事態にはならないとは思うが…。



比較の対象にはならないとは思うが、かつてタイガースの主砲、掛布雅之が飲酒運転で逮捕された際、当時の久万俊二郎オーナーは「欠陥商品」と酷評した。無論飲酒運転は許されるものでは無い。だがその怒りの根底にタイガース球団の親会社が阪神電鉄で企業イメージの大幅なダウンを懸念したからではとの見方があり、自球団の主砲というのみならず球界の中心選手でもある選手に対してもその程度の認識なのかと一部で久万オーナーに対しても冷ややかな視線が注がれた。実際、“欠陥”と言われるのは掛布の自業自得だとしても“商品”とは選手軽視の本音が露呈したものであり、いただけないと当時敗戦処理。は思った。


球団の赤字体質に改善が見られないと見るや身売りがなされることもあり、例外的に横浜DeNAベイスターズの前身の大洋ホエールズ~横浜ベイスターズの親会社であったマルハは当時まだ球団が単体で黒字になる力がありながら身売りをした。本業の危機に、本業と直接関係のないグループ会社の統廃合が検討され、売却益が見込める球団を売り払うという発想に至ったという事例もあるが、基本的には球団は親会社にとって(究極の選択ではあるのだろうが)良くも悪くもそういった存在である。

暴論を承知で言わせてもらえれば、多くの球団の親会社にとって、球団を失ってもそれによって得るものの方が大きいとなれば、泣いて馬謖を斬るという事も辞さないであろう。だが、読売新聞社にとっての読売巨人軍は親会社と子会社と言うより運命共同体なのだろう。そうでなければ、親会社が職業としての禁じ手を連発してまで守ってはくれまい。かつては長嶋茂雄王貞治であっても監督としての成績が振るわなければ切り捨てられたのである。ONほどの大功労者でも球団の伝統の前では結果を出し続けなければ無力になったということを敗戦処理。と同年代、または年上のジャイアンツファンは身にしみているはずだ。それほどの前提であるジャイアンツを揺さぶる相手であれば、たかが一元社員であっても全力で潰しに行くということか…。

ただ、敗戦処理。にはそれが巨人軍という球団を守るために本当になされているのか?トップにいるワンマン会長の私怨が初めにありきで、イエスマンらがそれを忠実に実行しているだけではないのか?と映っている。いみじくも清武氏は2日の出演時にもこの日にも同じ十年前の読売新聞社の社報を紹介している。

「新聞は特定の人物の私有物であってはなりません。公私混同は許されません。そのことは現在経営陣にいる我々も鉄則として守らねばならない」(2002年 渡邊恒雄)


野球は幸せでないかもしれないが、巨人軍は幸せだ!

 

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