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2012年6月28日 (木)

セットアッパー、クローザー受難のシーズン…

Cdsc_0085東京ドームのファイターズ対ゴールデンイーグルス戦に三日間通い詰めて、ようやく生で勝ち試合を観ることが出来た。先制点を取り、中押し点があり、とどめを刺すという展開だったがセットアッパーの増井浩俊が23日のホークス戦に続く乱調で一時はひやりとした。

増井はセットアッパーになって二年目。いろんな意味で壁にぶち当たっているのかもしれない。


 (写真:5対2とリードした八回表にマウンドに上がり、いきなり松井稼頭央とホセ・フェルナンデスに連続二塁打を浴びた増井浩俊。吉井理人コーチがアドバイスにかけつけた。)


敗戦処理。は23日の福岡ドームの対ホークス戦も生観戦したが、あの時と同じでストレートが高めに外れる。ホークス戦では二者連続四球で塁を埋めていたが、今夜は先頭の松井稼頭央に左中間に二塁打を打たれた後、続くホセ・フェルナンデスにも右中間に二塁打を浴びてすぐに1点を返された。冒頭の写真はここで吉井理人投手コーチがマウンドに上がり、増井にアドバイスしたシーンだ。この後、牧田和久の遊ゴロで何故かフェルナンデスが三塁に走り出し、二、三塁間で挟殺プレーにあって一死一塁となると冷静さを取り戻した様だ。
Cdsc_0087_2増井はこの後の代打岩村明憲、枡田慎太郎を打ち取ってその後のピンチを切り抜けた。ただ岩村と枡田にともにフェンス際の大飛球を打たれ、とても相手をねじ伏せたという感じでは無かった。


クローザーの武田久も交流戦のナゴヤドーム二連戦でリードを守れなかったり、同点からサヨナラ負けをくらい、不安定なところを見せてしまったが、チームにサヨナラ勝ちをもたらした16日の対スワローズ戦以後、登板機会に恵まれなかった。クローザーとしては異例の中十一日での登板となる。

だが幸い、八回裏にファイターズは陽岱鋼加藤大輔からソロ本塁打を放ち、点差を拡げた。
Dsc_0098_2この後さらに、今日先制本塁打を放つなど打撃絶好調の二岡智宏が四球を選び、代走の西川遥輝鶴岡慎也の打席で初球に二盗。
Dsc_0113これが捕手の小山桂司の悪送球を誘い、三塁まで進むと鶴岡もライト前にタイムリーを放ち、7対3とした。


4点差で1イニング登板だとセーブは付かないが、中十一日のクローザーにはむしろよかったかもしれない。二死から聖沢諒に安打を打たれたが、続く銀次を打ち取って簡単に九回表の攻撃を抑えた。
Cdsc_0131_2交流戦が終わってリーグ戦に戻ってこれで二勝四敗だが、そのうちの三敗を生で観ている敗戦処理。としてはホッとした感じだ。



ヒーローインタビューは勝利投手の八木智哉と、本塁打を含んで3打点の陽岱鋼だった。
Cdsc_0135_2
陽岱鋼はともかく、先発して5イニングで2失点の八木を今日のヒーローと呼ぶには敗戦処理。はいささか抵抗がある。増井は福岡ドームの悪夢から中四日、武田久は間隔が空いて中十一日。この勝利の方程式二人を出来るだけ楽な展開で登板させてあげたい。勝利投手とはいっても権利を得る五回ぴったりの投球で、勝利に貢献したことは間違いないが、二番手の森内壽春は三日間連続、四試合連続の登板となるなど、チームの台所事情を考えればヒーローとは呼べないと思う。


今年はファイターズの増井、武田久に限らず、ほとんどの球団で勝利の方程式に異変が起きている。昨年のセ・リーグMVPに輝いたドラゴンズの浅尾拓也の登録抹消を筆頭にクローザーでは藤川球児、イム・チャンヨン、デニス・サファテ、馬原孝浩、エンリケ・ゴンザレス、ダレル・ワズナーが今季登録抹消を経験している。また山口鉄也がセットアッパーとして大奮闘しているジャイアンツも抑えはそもそも西村健太朗ではなくスコット・マシソンを予定していた。誤算は起きている。敗戦処理。の友人にこれも統一球使用の影響という珍説を唱える者もいるが、確かに偶然とは思えない。

敗戦処理。の個人的な考え方に、“三年やって一人前”というのがあるが、それから考えれば武田久はともかく増井はまだ二年目のセットアッパー。一年目は勢いで乗り切り、二年目は壁にぶつかりながらもがく。そして双方を踏まえて三年目の成績に活かす。山あり谷ありあって三年超えれば一人前だよと言うのが敗戦処理。の考え方だ。増井はこの壁を超えなければならないのだ。


増井以前にセットアッパーを務めていた宮西尚生は安定感抜群だが、増井に次ぐチーム2位の32試合登板、前出の森内も30試合に登板と、勝利の方程式の前を固めるリリーバーも登板過多になる一歩手前という感じだ。勝っても負けても一人で長いイニングをまかなってくれた大エース、ダルビッシュ有の不在がこういう形で潜在的不安を形成している。だがもちろんこれはダルビッシュのポスティング移籍確定時点でわかっていた不安。将来はともかく、今はこの顔ぶれでシーズンを戦わなければならないのだ。ファイターズファンの中には武田久だけでなく増井まで不安定ではたまらない…と嘆く向きも少なくないかもしれないが、理想を求めればそうなるが、どことは言わないがいくつかの球団でリリーフ陣の炎上が相次ぐ状態に陥っている。そうした球団と比較すれば、まだファイターズはマシな方だと思う。


最後に、この三連戦の初戦の一回裏に一塁から二塁に走って併殺を阻止しようとして松井の送球を頭に受けた小谷野栄一が一日フルに休んだだけでいつもの「二番・三塁」でスタメン復帰してフル出場した(最終回は一塁を守る)。打撃でも右中間二塁打を放ち、田中賢介のタイムリーで5点目のホームを踏むなど元気なところをアピールした。
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Adsc_0061二連敗、金子誠の離脱という状況で無理をして出ているのだとしたら、当たったのが頭だけに栗山英樹監督も慎重な起用を頭に入れて欲しい。

 

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