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2012年6月10日 (日)

今秋のドラフト会議の目玉・東浜巨の東芝入りが内定!?

Cdsc_12989日の各スポーツ紙に見落としがちなスペースで気になる報道があった。今秋のドラフト会議の目玉、亜細亜大学の東浜巨(ひがしはま・なお)投手の社会人野球の東芝入りが内定したという。東浜はプロ入りを希望しているが、昨年故障した右肘の不安が解消されたわけではなく、いわば保険をかけた様な感覚かもしれない。

ただ、スポーツ報知がプロ野球交流戦の結果を伝える同じ面で大きなスペースを割いて報じているのが要らぬ邪推を生んでしまうと勘ぐってしまうのだが、敗戦処理。の悪い癖か…?


(写真:今秋のドラフト会議の目玉、亜細亜大学の東浜巨が社会人野球の東芝に内定したことを報じる9日付けスポーツ報知)



今秋のドラフト会議の目玉中の目玉、亜細亜大学の東浜巨が社会人野球の東芝に内定したそうだ。記事が出る
9日の前日8日、亜細亜大は東芝と練習試合を行い、予て打診されていた東芝側の関係者と試合前に打ち合わせし、プロ入りしない場合の就職先として東芝を選んだことを伝え、同社が“内定”したという。ドラフト会議にかかるかどうか微妙なランクの選手ならまだしも、ドラフト1位指名が確実視される選手がこの時期に社会人野球のチームに内定するのは異例。

東浜は以前の報道では(立場上特定のプロ球団志望を公言できないというのもあるが)「どこと言うのではなく、プロで自分の力で勝負したい」とプロ野球選手になりたいことを主張していた。その名前から巨人志望が強いのでは?と揶揄されがちだが、名付け親の父親が巨人ファンらしいと言うこと以外、今のところジャイアンツ志望という形跡はない。ただ名前で言うならば名字も含めれば京ヤクルトスワローズの、横DeNAベイスターズの、読売人軍のと在京セ・リーグ三球団の球団名が一つずつ付いている。かつて敗戦処理。が“ネ申7”と名付けた様に好投手がパ・リーグに集まりがちな昨今の事情を打破する意味でも東浜にはセ・リーグの球団に指名されて欲しいものだ。

そのなかの一つ、ジャイアンツは既に今秋のドラフト会議では東海大学在学中の浪人、菅野智之投手の1位指名を公言している。
Dsc_0052東浜が菅野に優るとも劣らぬ逸材だとしても、かつての逆指名二人までの時代とは異なり、両獲りは困難。穿った見方をすれば、社会人野球への内定は今秋のドラフトで指名したくても指名できない球団が他球団に今秋の東浜指名をさせないための差し金だと邪推したくなる<苦笑>。


昨秋のドラフト会議で、甥である原辰徳監督と同じ球団でプレーしたい東海大学の菅野をファイターズ球団がドラフト1位で指名したことはドラフト制度の趣旨を考えれば、何ら後ろ指を指されるものでは無い。そして菅野が希望球団ではないとの理由でファイターズへの入団を拒否することも何ら問題はない。ただ、菅野が(社会人野球に進むとドラフト会議の対象になるのは二年後だからか)一年後のドラフト指名を待つために東海大学を卒業せず就職浪人の形で留年したことが、実戦の機会を奪うことになり、菅野のプロ野球選手としての将来を不安視させて菅野本人、ジャイアンツへの批判を呼んでいる事も確か。浪人ではなく、二年間の受け皿を考えたうえで他球団からの囲い込みを…

いや、これは記事を読んだ敗戦処理。の脳内妄想を文字にしただけで何の具体的な根拠もない。

東浜が昨秋のリーグ戦後に右肘を痛めたことは事実。3月10日に行われた東日本大震災復興支援チャレンジマッチ、社会人選抜対大学選抜で大学選抜の一員として東浜は先発した。
Dsc_0042東浜は故障後久々の実戦マウンドとあって手探り状態だったのか、あるいは翌日にも復興支援の一環となる中央大学との練習試合を控えていたからか、抑え気味の投球で
2イニング1失点だった。

また、敗戦処理。が生観戦した東都大学リーグの開幕戦、対駒澤大学戦では先発で6イニング3失点と本領発揮とは言えなかった。
Cdsc_0024しかし東浜が本調子でなかったのはこのへんまでで、今春の東都大学連盟
1部リーグでは7試合に登板して6試合に完投し、5勝1敗、防御率0.92と圧倒的な実力を見せつけて亜細亜大のリーグ優勝に大きく寄与するとともに投手部門のベストナイン、ならびに最高殊勲選手に選ばれた。在籍7シーズン通算成績は57試合で3118敗で防御率は1.34。完封勝利の数を21と伸ばし、松沼雅之の持つリーグ記録を更新している。

ドラフト会議では様々な虚々実々の駆け引きが行われる。そしてくじ引きという決定方法が多くのドラマを呼んだ。そんなところからNPBはこの運命の瞬間を地上波でも生中継できると踏んで、斎藤佑樹ら有望選手が集中した2010年秋のドラフトからTBSテレビ系列での生放送を始めた。TBSとの契約は二年契約で、昨秋は単独指名が濃厚と思われた東海大学の菅野をファイターズが指名し、会場のファンがどよめくシーンや、ジャイアンツとのくじ引きでもファイターズが交渉権を勝ち得た瞬間はさらにその歓声が大きくなるシーンが見事に生中継された。
Cdsc_0011各球団の指名選手の提出はパソコンへの入力でなされたがそのパソコンをサポートし、会議中継のスポンサーになったのが東芝だというのが何とも皮肉だ。
Cdsc_0656もしも事前に東浜がプロ入りを拒否して東芝に進むことが明白になってドラフト会議の目玉が消えたら東芝は宣伝効果がないとしてスポンサーを降りるのか?ただ、今度こそジャイアンツの単独1位指名確実と目される菅野に対しても、タイガースとベイスターズが指名を検討していることを示唆しているし、野球協約上の解釈によっては再指名が可能と見るファイターズの再指名も報じられた経緯がある。善し悪しはともかくとして、“見せ物”としてのドラフト会議は今秋も充分だと思われるが…。



昨年菅野を強行指名したファイターズは結局ドラフト1位に入団を拒否された。これにより「相思相愛に切り込んでいっても無駄」という空気が支配し、何らかの方法で球団と選手の間に強い相思相愛があることを示せば他球団が指名回避、希望球団の1本釣り成功!ではドラフト会議の、いやドラフト制度の意味が無い。今回の東浜の東芝内定が、あくまで保険をかける意味のもので、東浜自身はプロ野球界で投げることを第一に考えるという姿勢に変化ないと信じたい。

 

そして、今秋のドラフト会議でもファイターズはまた何かやらかしてくれるのか、良い意味で期待している。

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