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2012年5月 1日 (火)

小笠原道大はこのままフェードアウトしてしまうのか…

Adsc_0115ジャイアンツの調子が上がってきたのは嬉しいのだが、この存在感の薄さは何なんだろう…

昨年の絶不調から脱却し、再びチームを引っ張る姿を期待していたのだが…


(写真:このところ試合に出たり出なかったりで、めっきり存在感が薄くなったジャイアンツの小笠原道大。 2012年4月撮影)


昨年の小笠原道大は故障もあって
83試合の出場にとどまったが、打率.242、本塁打5本、20打点ととても小笠原らしい成績ではなかった。ファイターズ時代から通じて15年の選手生活で、規定打席を割ったのは13年ぶり三度目。打率が二割五分に満たなかったのはルーキーイヤー以来二度目。何しろ規定打席に達した13年間で打率が三割を切ったのが二度しかない安定した成績の持ち主だった。

37歳で迎えたシーズン、統一球への対応に悩まされた一年などと言われたが、今シーズンは何とか存在感を示して欲しいと期待したが、残念ながら今のところおよそ復活とは言い難い。


今季の成績は今日(1)の代打での凡退を含め、62打数12安打0本塁打3打点。打率にして.194だ。特に気になるのが三振の数。16三振と、四打数に一度三振していることになり、安打を打つ確率より高い。


Dsc_0034そしてこんな小笠原に見切りを付けたのか、原辰徳監督は最近では小笠原をスタメンから外すことも珍しくなく、特に相手先発が左投手の時は高い確率でスタメンから外れる。不振を極めた昨年は右投手に対しても.265だったが、左投手にはさらに酷く.210だったからか、原監督も対右投手限定での起用方針の模様。現状を脱却するには小笠原が打席で結果を出すしかないのだろうが…。

 

敗戦処理。は素人なので、打撃の技術的な問題点はわからない。素人考えではあの独特のフルスイングによる打法が、年齢的に曲がり角にさしかかっている時期に統一球という新しい難題に取り組まなければならず、打撃改造もままならぬまま来ているように思える。昨年の二度の戦線離脱はいずれも死球がきっかけだが、それも統一球対策が不充分のままの打撃姿勢で、よけ方というか、当たり方が拙かったのではないかと推測する。

この辺はあまり自信がないので、素人にもわかりやすく解説して下さる方がいたらご教示下さい。


ただ、長らくスタメンで、それも中心打者でいた選手なので、出たり出なかったりというのはコンディションを維持するに当たり、非常に難しいのではないか。結果が出ていないと言われればそれまでだが、七番という打順を打たせていて、それでも辛抱できないというのは原監督にも我慢が足りない面があるのではないか?それとも、昨年は我慢に我慢を重ねたが、さすがに二年続きだと堪忍袋の緒が…ということなのだろうか?

ファンにブーイングを浴びながらもジョン・ボウカーを使い続けるくらいなら小笠原を起用し続ける度量が欲しいと思うのは敗戦処理。だけだろうか。最近は村田修一も全力疾走を怠るシーンを見かけるが、敗戦処理。が観ている範囲ではその辺の姿勢に小笠原には変化がない。小笠原が一塁の守備についていれば、若い投手に有効なアドバイスが出来るだろう。高橋由伸や、ましてやボウカーにそれが出来るのだろうか?

 

1日の対カープ戦では相手の先発がサウスポーの篠田純平だからスタメンを外れているが、一塁手の先発は高橋由ではなくボウカーだった。ボウカーの一塁手での出場はジャイアンツでは初めてだがMLBでは一塁と外野を兼用していたとのことなので付け焼き刃ではなさそうだ。だが、原監督は自分の現役時代の晩年に気分を害したと言う行為を逆の立場でしているということに気付いているのだろうか?

 

現役最終年となった1995年、原は主に三塁を守っていたが、ある日の試合前のシートノックで、いつも通りに三塁の守備位置に行こうとしたら、そこに広沢克己がいたという。試合直前のシートノックはベンチ入り選手がそれぞれの守備位置についてノックを受けるのでレギュラーの選手と控えの選手が並ぶ性質のものではあるが、その年にスワローズからFA移籍してきた広沢は一塁と外野を守るものの、三塁を守ることはほとんどなく、スワローズ時代に10年間で1271試合に出場していながら、17試合しか三塁を守っていなかった。この年のジャイアンツには一塁に落合博満がいたから、広沢の出場機会は外野に限られていた。

 

その広沢が三塁の守備位置に立っているのを見た原は何も言わずに一塁の守備位置に回ってシートノックを受けたという。一塁に位置していた落合は原の顔を見て苦笑しただけだったという。

 

実は原はこの前年に、打席に向かおうとして長嶋茂雄監督から呼び止められ、代打に長嶋一茂を告げられて「長嶋監督にはついていけない」と周囲に不満を漏らしていたという。この年の原は両足に故障を抱えていて、試合終盤に三塁の守備位置を退いて長嶋一茂と交代というケースは多かったが、打席で代打を送られるということは無かったのでプライドを傷つけられたのだろう。この二つの件が大きく、原の長嶋監督に対する忠誠心は薄れていったと一部では言われている。

 

高橋由も外野が本職で一塁を守るようになったのはここ数年だが、故障を乗り越えて頑張る生え抜きのベテランであれば、小笠原としても年下の選手だとはいえ一目を置いているだろうから、納得は出来たろうが、ボウカーに取って代わられるというのはどうなのだろうか?


そして一日前の430日には、そもそもボウカーの後ろの八番打者という扱いが如何なものかと思うが、0対0で迎えた九回裏の一死満塁という外野フライでもサヨナラという場面で、マウンドがサウスポーの榎田大樹ということもあって加治前竜一を代打に起用された。加治前は左投手に強く、その前日にはチーム単位で苦手にしている能見篤史から殊勲打を放っていたが、小笠原に代打加治前はないだろう…。無死満塁でボウカーには代打の切り札的存在の谷佳知を送って三振に倒れると小笠原に代打加治前、加治前も倒れると、右打ちの控え選手が底をついたのか、投手の山口鉄也の打席で實松一成しか代打がいなかったようだ。

 

敗戦処理。はこの時、横須賀スタジアムでイースタン・リーグのベイスターズ対ジャイアンツ戦を生観戦していたのでリアルタイムで観ていないが、もし仮に東京ドームで観戦していたら気絶していたかもしれない。敗戦処理。はこの試合を録画したBS日テレの中継で見たが、小笠原に代打加治前が告げられると、解説の立浪和義はしばらく一言も発しなくなった。実況アナはひたすら堀内恒夫と会話をしていた。立浪は絶句してしまったのではないか…。

 

原監督は意図していたかは定かでないが、自分が晩年に当時の長嶋監督からされて屈辱に感じたことを小笠原に課していることになる。時が変わり、立場が変わり、かつての自分は屈辱と感じたが、小笠原なら奮起する材料にしてくれると思っているのか?


ちなみに、シートノックで三塁の守備につかずに一塁の守備に来た原に苦笑していた落合は昨年限りでドラゴンズの監督を退任しているが、講演で原采配に関して「よくもあんなに選手のプライドを踏みにじれるものだ…」と言及しているそうだ。


東京ドームやテレビでリアルタイムにこのタイガース戦を観戦していたジャイアンツファンにはどう映ったのだろうか?小笠原はその前の打席で、同じ一死満塁の先制機に高めのボール球に手を出して捕邪飛に倒れていた。日刊スポーツによると原監督は「ここまでジャイアンツが乗り切れないできている原因」とし、岡崎郁ヘッドコーチは「7回の内容を見て、代打しかない、と。本人も必死いなってやっているが」と説明した。

 

だとしても、このイニングの原采配は疑問が残る。0対0の九回裏に無死満塁になったのだ。ボウカー、小笠原、投手の山口と続く打順で、三人で1点を取ればいいのだ。そう考えれば、無死か一死なら外野フライでもいい。二死満塁になったら安打を打つしかないのだから、最悪の事態を考えて谷を二死満塁用にし、まずボウカーの打席で前日のヒーロー加治前を起用し、小笠原はそのまま打たせ、二死満塁になったら谷というのが最善策だと思う。勢いも大事だが、指揮官たるもの最悪の事態を頭に入れて選手起用をすべきだろう。


そしてこの敗戦処理。の仮説が当を得ているならば、小笠原に実際に代打として起用されたのは加治前であるが、原監督は一死満塁で小笠原に打たせるより實松に二死満塁で打たせることを選んだとも言えるのである。昨年のゴールデンウイークには藤川球児からサヨナラ安打を放った實松とはいえ、小笠原とは打力は比較にもならない。



小笠原は移籍組ながらジャイアンツナインの中では精神的支柱に近い存在になっていると聞いている。これまで残してきた成績のみならず、野球に取り組む姿勢を考えれば不思議なことではない。原監督のこうした措置が小笠原という一人のサムライを潰してしまうのみならず、チームに少なからず禍根を残すことになりかねないか、それすらも心配になってきた。


昨年、小笠原が2000本安打を達成した時にジャイアンツで2000本安打を達成したFA移籍の先輩でもある清原和博が、小笠原に歴代のジャイアンツへの大物移籍選手が成し遂げられなかったジャイアンツでの現役生活全うを切望していたが、こんなことではそれも怪しい。

2000本打った後は、最後まで巨人のユニホームを着るという、オレにも落合さんにも張本さんにもできなかったことを成し遂げ、FA選手の光になってほしい
(2011年5月6日付日刊スポーツより)

 

敢えて好意に解釈しようとすれば、現在の小笠原のコンディションでは左投手攻略は困難と見る原監督が、右投手専用で打席に立てることで何とか打席で復活の糸口をつかんで欲しいと考えているのではないか、とも考えられる。どうなのだろうか?


ファイターズファンでもある敗戦処理。は稲葉篤紀2000本安打達成を喜んでいるが、稲葉は小笠原より一学年上だ。稲葉は2000本安打に到達してもなお、チームの中心打者だ。小笠原にも何とか復活して欲しい。

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