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2012年5月19日 (土)

ジャイアンツが21世紀最良の自前助っ人エドガー・ゴンザレスを再獲得!

Cdsc_0029打線のつながりが欠け、ここまで苦戦していたジャイアンツ。もはやここ数年の恒例行事となったシーズン途中の助っ人外国人追加獲得を今年も行った。2010年にジャイアンツでプレーしたエドガー・ゴンザレス内野手の二年ぶり復帰が決まり、今日(18)一軍練習に参加するとともに、ジャイアンツ球場で入団会見を行った。

一度戦力外にした外国人助っ人を再獲得とはいかにも付け焼き刃な感じが否めないが、侮ってはいけない。エドガーは21世紀に入ってからの、ジャイアンツが自前で探してきた野手の外国人助っ人(日本の他球団でプレー経験のある選手以外)では最良の外国人助っ人なのだ。

ジャイアンツが自前で探してきた外国人助っ人では1995年と1996年のシェーン・マックを最後に年間の規定打席に達した選手が出ていないが、それ以降に獲得した自前の外国人野手では2010年にエドガーが残した100試合出場、打率.26312本塁打、44打点は最高級の成績なのだ。

(写真:二年ぶりにジャイアンツでプレーすることになったエドガー・ゴンザレス。20105月、ジャイアンツ球場にて撮影)

 
一度退団した外国人助っ人を再び獲得すること自体は最近では珍しくない。現在の十二球団ではファイターズのターメル・スレッジ、ゴールデンイーグルスのホセ・フェルナンデスがいる。そしてジャイアンツでは昨年まで在籍したアレックス・ラミレスやかつてのタフィ・ローズ等の様に、日本の他球団でプレー経験があって実績のある選手を獲得したケースでは活躍例が多いが、そうでない自前で探してきた選手はことごとくハズレばかりで、前述したとおり、1995年、1996年のシェーン・マックを最後に年間の規定打席に到達した選手は存在しない。規定打席に到達しないということは一年間をコンスタントに活躍した選手がいないということだ。Dsc_0032それであるならば、昨年、新外国人のラスティン・ライアルが不振で慌てて獲得したジョシュ・フィールズが似たり寄ったりだった例でもわかる様に、開幕前に探してもろくなのを見つけてこないのに、付け焼き刃的にシーズン途中で探しても見つけられないだろう。ジャイアンツでプレー経験のある選手の方がまだマシだろうと考えるのは、考え方としてはおかしくないかもしれない<苦笑>。

ここで、マック以後の1997年以降にジャイアンツが自前に獲得した外国人助っ人野手を列挙する(育成選手として採用し、支配下登録されなかった選手は除く)


入団年 選手名 ポジション/成績 
1997

ルイス・サントス    三塁手 39試合、打率.2370本塁打、14
打点
ペドロ・カスティヤーノ 三塁手 64試合、打率.1974本塁打、23
打点
1998

マリアーノ・ダンカン 遊撃手 63試合、打率.23210本塁打、34打点
2002

フェリベ・クレスポ 外野手 24試合、打率.1222本塁打、7
打点
2003

クリス・レイサム 外野手 60試合、打率.221、7本塁打、17
打点
2005

ゲイブ・キャプラー 外野手 38試合、打率.1533本塁打、6
打点
2006

ジョー・ディロン 三塁手 31試合、打率.1952本塁打、7
打点
2007

デーモン・ホリンズ 外野手 124試合、打率.25712本塁打、45
打点
ルイス・ゴンザレス 二塁手 57試合、打率.2835本塁打、29
打点
2009

エドガルド・アルフォンゾ 二塁手 21試合、打率.1462本塁打、4
打点
2010

エドガー・ゴンザレス 二塁手 100試合、打率.26312本塁打、44
打点
2011

ラスティ・ライアル 三塁手 33試合、打率.1980本塁打、4
打点
ジョシュ・フィールズ 三塁手 40試合、打率.2022本塁打、9
打点
2012

ジョン・ボウカー 外野手 36試合、打率.1781本塁打、3
打点
ポジションは獲得時に予定された守備位置。

ボウカーの成績は517日現在

よくもこれだけ、揃いも揃ってハズレばかり探してくるものだ。蛇足ながらこれは投手に関しても同様で、自前で獲得した外国人助っ人投手では1996年から1999年のバルビーノ・ガルベスを最後に規定投球回数に到達した投手がいない。

14人のうち、二年間在籍したのが今回のエドガーを除くとクリス・レイサムルイス・ゴンザレスの二人だけ。他の12人は一年間、細かく言えば一年未満で解雇された。
In01二年在籍した二人にしても、ファンの記憶にはその成績でなく、レイサムは外野守備でフライを捕球してまだ二死なのにボールをスタンドに投げ込んだことで伝説と化しているし、ゴンザレスはドーピングで摘発されて二年目のシーズン途中に解雇された。


そしてこのハズレ助っ人の中でマシな成績を残しているのが、2007年に規定打席に最も近い407打席に立ったデーモン・ホリンズ124試合、打率.25712本塁打、45打点だが、それに準ずるのがこのたび再入団が決まったエドガーの100試合、打率.26312本塁打、44打点だ。皮肉を込めて言えば、ジャイアンツにとって21世紀最良の自前の助っ人を再獲得したと言っても過言でないことになる。

2010年のエドガーは二塁手として65試合、一塁手として39試合出場した。ジャイアンツでは前年の2009年に二塁手として最多の64試合に出場した木村拓也原辰徳監督、清武英利球団代表らの意向もあって現役を引退し、正二塁手不在の状況だった。エドガーの二塁守備は左右の守備範囲が広いとは言えず、かつそれを補う程の打撃力を発揮していたわけではないから、いつしかメンバーから外れることが多くなり、打撃が上向いてくると一塁手としての出場が増えた。結果、この2010年の二塁手としての最多出場は脇谷亮太で、脇谷は翌2011年も開幕時には二塁手のレギュラーだったが、藤村大介の頭角で取って代わられた。

統一球の採用で相対的に打力より守備力も重視されてきているのでジャイアンツはおそらくエドガーを一塁手として起用するであろう。ここに来てようやく打撃に向上の兆しが見え隠れしているジョン・ボウカーは当初の外野に戻るだろう。長野久義は固定としても、高橋由伸、谷佳知はともに最後に規定打席に達したのは2007年が最後。今の調子をシーズンを通して維持出来るかとなると疑問符が付く。競争原理を働かせ、調子の良いものをスタメンで使うという戦術であろう。もちろん藤村や寺内崇幸への刺激剤にもなろう。

一軍外国人枠として考えても、投手2(デニス・ホールトン、スコット・マシソン)+野手2(エドガー、ボウカー)という形を当面取れる。ホークス時代ほどのさえが見られないホールトンの尻に火を付ける存在としてディッキー・ゴンザレスが復帰を狙うという構図もある。

小笠原道大の復帰、復活をまるで当て込んでいないかのような構想にはいささか幻滅を覚えるが、2010年、2011年と二年連続してリーグ優勝を逃しているジャイアンツとしては背に腹を変えられないのであろう。

ただ、もう既に交流戦に突入している時期だ。ボウカーの様に、シーズン開幕してから打てなくても打てなくても打てなくても我慢して使い続けるということをエドガーにはしないだろう。エドガーが戦列に加わってすぐに打ち出せば問題ないが、そうでなければベンチウオーマーになり、相手投手によってたまにスタメンで出るという程度に落ち着くだろう。敗戦処理。はむしろその確率の方が高いと思っている。それでも現状よりは選手層が厚くなるという見方もあるかもしれないが、おそらくエドガーの一軍登録と入れ替わって二軍落ちするであろう中井大介のように、また若手育成の目を摘むことになるだけである。

外国人助っ人が期待外れだったら腹をくくって若手育成にシフトチェンジする球団もあると思うが、ジャイアンツの辞書にそれはない。入団会見をした今日(18)現在ではまだエドガーの支配下選手登録がされていないし、中井の出場選手登録(一軍メンバー)も抹消されていない。個人的には中井がいっこうにブレイクしないのがもどかしくて仕方ないのだが…。

【参考文献】
「G OF THE YEAR 2012」(株)読売巨人軍広報部

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