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2012年4月29日 (日)

今成亮太放出の翌日、元ファイターズ捕手の小山桂司に…

Dsc_0039稲葉篤紀の通算2000本安打達成に沸いた昨日4月28日、ファイターズにはもう一つ大きなトピックがあった。捕手の今成亮太とタイガースの若竹竜士投手との1対1の交換トレードが両球団間で合意に達したとの発表があった。

 

正直、4月24日付拙blog 外野手が三人しかいない、捕手は二人しかいない でと書いたとおり、三人目の捕手の補充が急務と自分では思っていただけに意外だった。親しいファイターズファンの中からは「ウチにいても急場凌ぎの時しか一軍に上げられないから、阪神が必要にしているなら今成にとってはチャンス」などの声が挙がった。今成にとってはいい話だとしても、ファイターズは大丈夫なのか?

 

そんな思いを抱きながら今日(29)は二週間ぶりに鎌ヶ谷に向かった。

 

対戦相手のスタメンマスクは元ファイターズの小山桂司。今日は小山にしてやられた…。

 

(写真:試合前、先にシートノックをするゴールデンイーグルスナインの脇で準備するファイターズの捕手陣、左手前から大嶋匠、近藤健介、尾崎匡哉。奥でスローイングをしているのはゴールデンイーグルスの小山桂司=元ファイターズ)

 

今日は荒張裕司の姿が無く、ファイターズで試合前にシートノックを受けていたのは上の大嶋匠、近藤健介、尾崎匡哉の三人。ここから近藤がスタメンマスクをかぶり、大嶋は「四番・DH」でスタメン。内野と掛け持ちの尾崎がベンチスタートとなった。

 

横浜高校から入団したルーキーの近藤は開幕直前まで一軍に帯同するなど首脳陣の評価が高いようで、ファームでも今のところ近藤がマスクをかぶることが多い。捕手は育てるのに最も時間を要するポジションと一般的には言われている。今成亮太は今年で入団7年目だから、そろそろ一軍定着をという感じだったと思うが、トレードとなった。

推測ではあるが、今回のトレードはタイガース球団からの強い要望だったのではないか。正捕手候補の城島健司がオフの膝の手術の影響で少なくとも今年一年はマスクをかぶれないと言われている。昨年、FA移籍でタイガースに入団した藤井彰人左頬骨骨折で戦列を離れており、小宮山慎二岡崎太一の併用で凌いでいる。藤井はどうやら今週後半のジャイアンツ戦から復帰する目安だそうだが、藤井も現在35歳で年齢的にはもはやベテラン。喉から手が出るほど捕手が必要なのだろう。

 

交換相手の若竹竜士という投手に関しては敗戦処理。は名前しか知らない。Twitterでタイガースファンの方が「荒削りですが、潜在能力は期待できます。今シーズンはライバルの鶴に先を越されて、内心焦っていたと思います。」との情報を寄せてくれた。まだ24歳だし、期待したい。

 

最近は各球団で、FA権を獲得見込みの選手を始め、こうした他球団の選手を視察する部門を編成部門に設けている。アマチュア選手に対してスカウト活動するのに対してプロスカウトと呼ばれることが多く、ファイターズでは柏原純一、関根裕之、石本努、島田一輝らといった面々がいる。若竹のようにタイガースでもなかなか一軍に上がってこない選手はウエスタン・リーグでのプレーが主になるのでファイターズと対戦する機会はまず無い。そこでプロスカウトをそういう試合に派遣して能力をチェックするのだという。若竹がファイターズで活躍できるかは本人の努力次第だろうが、プロスカウト部門も試されているのである。

もっとも、海老で鯛を釣れるとは限らないということはファンとして頭の片隅に置いておかなければなるまい。

 

さて、試合はファイターズの先発が糸数敬作、ゴールデンイーグルスが釜田佳直。ゴールデンイーグルスのスタメンには二番から草野大輔、岩村明憲、ルイス・テレーロと並んでいた。
Dsc_0051
この並びは昨日(28)も同様だったそうだ(昨日は岩村がDHでテレーロが左翼手)。昨日ははたらく車大集合と言うことでファイターズスタジアムに消防車やパトカーが集合したそうで、おまわりさんも多数来場していたようだが、月給泥棒で逮捕されても不思議でないと思うが…。

 

初回、先頭の榎本葵の三塁線のボテボテの当たりを三塁手の加藤政義が捕っても間に合わないと見て見送るも、切れずにフェア。三塁ベースを超えた打球を遊撃手の松本剛が捕球し、二塁手の西川遥輝は一塁手のバックアップに回ろうとしたので二塁ベースががら空きになり、榎本は一気に二塁へ。内野安打の二塁打となった。ああなったら、投手が二塁ベースカバーに入るしかなかろう。続く草野がセンター前にはじき返して無死一、三塁と立ち上がりの糸数に襲いかかった。ここで岩村は空振りの三振。続くテレーロも併殺コースのショートゴロだったが、全力疾走で一塁を駆け抜けて併殺崩れ。この間に榎本が生還し、ゴールデンイーグルスが1点を先制した。

 

ファイターズは一回裏、先頭の西川の打席で、スリーボールの状態から釜田が反則投球をしたそうで西川が一塁に歩いた。詳しい説明はなかった。続く杉谷拳士の打席で西川は二盗を試みるも、ゴールデンイーグルスのスタメンマスク、小山桂司の正確な送球にタッチアウト。この後、谷口雄也の平凡な二塁ゴロをゴールデンイーグルスの二塁手、枡田慎太郎が大きくホーム寄りに逸れる大悪送球をするも、バックアップに走った小山の正面に送球が行ったので結果的に打者走者は一塁止まり。四番のDH大嶋はいい当たりだったがセンターライナーで無得点に終わった。

ゴールデンイーグルスでは二番に入っている草野が第二打席でも右中間に二塁打を放ち好調をアピールするのとは対照的に岩村は二打席連続三振。
Dsc_0127
Dsc_0129ネット裏からは「大リーグに帰れ!とのヤジが飛んでいた。ちなみに第三打席に入る時にはおそらく同じ人と思われるが「イースタンなめんなよ!」と言われていた。

 

ファイターズは三回裏に西川が二死から四球を選ぶと、果敢に二盗を試みるがまたも小山桂に刺された。
Dsc_0145
Dsc_0146小山ってこんなにスローイングが正確だったか?
というか、ドラゴンズは何故、昨年正捕手の谷繁元信
100試合に次ぐ43試合にマスクをかぶった小山を金銭トレードでゴールデンイーグルスに放出したのだろうか…?

 

試合は初回の1点だけで淡々と進んだ。ゴールデンイーグルスは五回から釜田に代えて二番手に高堀和也を送った。
Dsc_0212
先日、23日のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でゴールデンイーグルスの佐藤義則コーチが春季キャンプで相当期待していた投手だ。


六回裏、先頭の西川が再び四球で出塁。ここでまた盗塁失敗をすると、一試合で三度の盗塁刺となってイースタン・リーグでは45年ぶりのタイ記録になるところだったが、杉谷がライト線に運ぶ二塁打を放って無死二、三塁としてクリーンアップを迎え、同点、そして逆転のチャンス。ところが、ここで谷口、大嶋、加藤政義がまさかの三者連続三振
Dsc_0215
Dsc_0223
Dsc_0228少なくとも谷口か大嶋のどちらかが外野フライを打っていれば同点になるところを、まさかの三者連続三振で無得点に終わった。

 

ファイターズは続く七回裏にも二死から松本にセンター前の安打が出るが、またも二盗失敗。三度、小山のスローイングにやられた。

 

ファイターズは先発の糸数が八回まで投げて1失点。九回表は榎下陽大が抑えた。

 

九回裏のファイターズはクリーンアップトリオの打順だったが、六回の三者連続三振に五十嵐信一監督がブチ切れたか、三人続けて代打を送った。しかし谷口の代打の今浪隆博、大嶋の代打の鵜久森淳志はともに倒れ、加藤の代打の佐藤賢治が四球を選んだが、近藤が倒れ、釜田、高堀のリレーの前に0対1で敗れた。ファイターズはこれで24日のマリーンズ戦から五連敗。

 

29日・ファイターズスタジアム】
モ 100 000 000 =1
F 000 000 000 =0
モ)釜田、○高堀-小山
F)●糸数、榎下-近藤
本塁打)両軍とも無し

 

今日は大型連休の二日目で日曜日、ファイターズスタジアムでも多くのイベントが組まれていたが、その割には普通の日曜日並みの観客の入りだったように思えた。

ただ敗戦処理。が観戦した三塁ベンチ上あたりには北海道から来た人が多数いたようだ。それも、そのほとんどが女性ファン。しかし、そうした人達の固まりの中から、前述したゴールデンイーグルスの二塁手の一塁への悪送球の際に捕手の小山が打つと同時に一塁手の斜め後ろ方向に走り出し、バックアップして悪送球を捕球して打者走者を一塁で止めたことにビックリしている人が多かったのには驚いた。平凡なセカンドゴロを捕球した二塁手が、一塁手が捕ろうとすらしないようなとんでもない方向に投げてしまったのに、そこに捕手がいたのが信じられなかったらしく、一様に驚きの声を挙げていた。まさか、鶴岡慎也大野奨太が一塁のバックアップを怠っているとは思えない。相手球団の捕手もまたしかり。特に凄かったのは前方にいた札幌ドームのシーズンシートを持っているというファン。「あのキャッチャー凄い
.誰?『こやま?』初めて見た!」。まあ、試合中にどこを見ていようが勝手だが…。

 

今成亮太のトレードが発表された翌日の試合で、元ファイターズの捕手に三度も盗塁を刺される。これは単なる偶然なのだろうか。

 

小山桂はアマチュアではシダックスで武田勝とバッテリーを組んでいた。武田勝とともに2006年に入団。シダックス時代には野村克也監督の指導を受けていたのでID野球注入が期待されたが、市川卓とつるんでの門限破りや、ゴールデンルーキーだった頃の中田翔を合コンに誘い出して写真週刊誌の餌食になるなど素行面の問題が露呈。また、野村ID野球仕込みのはずが存分に発揮されず、いつしか捕手としての出場よりDHや一塁手としての出場が目立つようになり、2008年限りで戦力外通告を受けた。2009年からはドラゴンズでプレー。昨年は前述の様に谷繁に次ぐ第二捕手の座を確立したかに思えたが、ゴールデンイーグルスに金銭トレードとなった。谷繁は既に41歳。小山桂と第二捕手を争っていた小田幸平35歳。ファイターズ時代に続く三年での放出は何か別の理由があるのだろうか。

 

今成を手放したファイターズの捕手陣は一軍には鶴岡と大野の二人だけ。コーチ兼任捕手の中嶋聡はコーチとしては常にベンチで目を光らせているが、選手としては出場選手登録(一軍登録)されていないので、現状では試合に出られない。今成はこの次に位置していたと思われるが、今季、ルーキーの近藤がオープン戦の途中までは一軍に帯同し、ファームに落ちてからもマスクをかぶる機会が多い。ソフトボール出身の大嶋は冒頭の写真の様に試合前のシートノックこそ捕手で受けているが、試合では専らDHでの出場か代打での出場が多い。あとは2010年入団の荒張裕司。独立リーグの徳島インディゴソックスで場数を踏んでいると期待され、過去二年間で捕手としての出場が201033試合、201132試合と経験を積んでいる。そして、もはや鎌ヶ谷の主とも言える尾崎匡哉が相変わらず捕手なのか内野手なのかはっきりしない状態…。

 

とりあえずは、繰り返しになるが 外野手が三人しかいない、捕手は二人しかいない で書いたような現状を何とかして欲しい。稲葉篤紀2000本安打を達成した28日のゴールデンイーグルス戦では2点リードされていた六回表にスタメンマスクの鶴岡に代打、マイカ・ホフパワーを送ってその裏から早くも最後の捕手、大野を起用。延長の最終回となった十回表、ファイターズが二死二塁と勝ち越しのチャンスを迎えると、ゴールデンイーグルスは大野の前の金子誠と勝負せず大野との勝負を選択した。ベンチにどんなに期待できる代打要員が残っていても、その裏にマスクをかぶれる捕手がいないから代打を送れない。

この場面は同点だからまだいい。仮に1点負けている九回表でも代打を送れないのだ。同点ないし逆転してもマスクをかぶれる選手がいないからだ。不測の事態には飯山裕志がマスクをかぶると言われているが、捕手飯山は都市伝説と考えた方がいいだろう。飯山は一軍の試合前のシートノックでは外野でノックを受けているくらいだ。

 

規定打席に達していないとはいえ、打率三割を超えている鶴岡に早々と代打を送り、ジャイアンツのジョン・ボウカーより打率が低い大野を二度も打席に立たせた栗山英樹監督の選手起用にも疑問が残ったが、捕手二人制の弊害が出た試合だ。

 

もっとも、今成を含めて捕手が三人いた昨年の今頃のファイターズでも、鶴岡が顔面の負傷で戦列を離れている間、大野がスタメンマスクをかぶり、大野の打席で代打に今成を送ったにもかかわらず、守備では今成に代えて中嶋にマスクをかぶらせるという梨田昌孝前監督の采配が散見された。これでは捕手が三人いる意味が無い…。

今にして思えば、昨年の鶴岡不在時に今成は捕手としてのアピールが充分に出来なかったということだろう。捕手の大野の代打で出ながらそのままマスクをかぶれないとは捕手出身の梨田前監督に評価されていなかったのだと思われる。そしてその低評価は栗山監督になっても変わらず。ルーキーの近藤の評価が高く、球団の期待はむしろ近藤の方にシフトしていったと言うことか。

 

ただし、一般的には捕手は最も育成に期間を要するポジション。今成にしても、浦和学院高から入団して六年間、まだまだこれから伸びしろがあると見なされても不思議ではない。近藤とて、すぐに鶴岡や大野並みのリードが出来るとは限らない。


ファイターズの場合、一軍と二軍の割り振りなどはフィールドマネージャーに当たる栗山監督の専権事項であり、トレードなどの編成面は山田正雄GMを頂点とするフロントの専権事項と、明確に区分されているようだ。今回に関しては双方ともに敗戦処理。としては?マークを付けざるを得ない。今は今成、若竹、両選手の活躍に期待するしかないが…。

 

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