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2012年3月15日 (木)

これからどうする侍ジャパン?

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今日はジャイアンツの件ではなく侍ジャパンの続き。

 

10日の東日本大震災復興支援ベースボールマッチ、侍ジャパンvsプロ野球台湾代表は東京ドームに35,505人の観衆を集めて大いに盛り上がった。入場料収入、グッズ販売収益の一部が復興支援の資金に充てられ、選手が着用したユニフォームがチャリティーオークションにかけられるという。集まったお金は復興のために有意義に使っていただきたいものだ。

 

で、復興支援は良いけれど、肝心の侍ジャパンはこれからどうするの?

 

 

侍ジャパン-野球日本代表チームの次なる大舞台は一年後の今頃に行われるであろう、第3回WBCを前提としているのだろう。しかし野球日本代表はまだ第3回WBCへの参加を正式には決めていない。既に報道されているとおり、利益の分配に関して不満を持つ選手会が出場に難色を示しているからだ。近いところでは先週発売された週刊ベースボール3月19日号(ベースボール・マガジン社)に選手会の主張が出ているのでお手元にある方はあらためて目を通されたい。

 

それでなくても、夏季五輪の種目から外され、国際大会はWBC一本(アジアシリーズはあくまでクラブチーム選手権)。そのWBCも素直に参加できる状態ではないのだ。2015年から四年に一度の間隔で新しい大会が出来るというが、まだどんなものかわからない。NPBはサッカーの日本代表チームの様な、常設の野球日本代表チームを考えている様だが、その割には代表監督が現役のホークス監督の秋山幸二。それも日本シリーズ優勝監督だからということで選ばれただけだ。

 

NPBは自前の財源確保のために、侍ジャパンを常設化して試合をして集金しようと考えている様だ。では次はいつ試合をするの?という話になる。一部報道では今季のNPBシーズンの終了後に次の試合を行うということだが、今回は復興支援ということで多くの野球ファンが賛意を示してくれたが、その大義名分がなかったら多くのファンの支持を得ることが出来るのだろうか?

 

それでなくても選手会は、過去に二年に一回のペースで行われた日米野球を真剣勝負の場になり得ないとして拒否したのだ。日本シリーズの後、日米野球を挟んでアジアシリーズというスケジュールにNoを突きつけたのだ。何だかんだ言っても、日米野球は利益が出るらしい。読売新聞グループと毎日新聞グループが交互に主催しているが、日本人大リーガーの凱旋出場を目玉に法外と思える入場料設定でもスタンドは埋まる。でも選手会はそれに背を向け「11月にも真剣勝負を」と訴えた。日本での興行としてはファンに今一つ定着せず、一部のファンから罰ゲームとすら揶揄されるアジアシリーズにこだわるほどなのだ。となると、シーズン終了後に侍ジャパン再登場となると、相手を変えて再びチャリティーマッチなのか?それはそれで復興への支援としては意義のあることだが、NPBが目論む収入源とはなり得ない。

 

四年に一度、それも予選を含めても一ヶ月で完結してしまう大会のために日本代表チームを常設する意味はあるのか?

 

繰り返すがNPBは自前の財源確保のために日本代表チームを常設させたいのだ。実は昨年のオールスターゲームが二試合でなく三試合だったのは、そもそもは復興支援でなく、NPB主催試合を増やして収入を増やすことが目的だった。当初はナゴヤドームとQVCマリンフィールドの二試合のみだったのを、東京ドーム開催を割り込ませたのだ。それが東日本大震災が起きてしまったため、復興支援を優先させ、被災から立ち直ろうとしている仙台での開催に変わったのである。不謹慎な言い方になるかもしれないが、NPBは当初三試合に変えた時に目論んだ収益を得ていないだろう。今回の復興支援ベースボールマッチにしても、利益を目論むより復興支援だろう。その意味ではNPBの目論見に対しても東日本大震災が立ちはだかってしまったことになる。

 

おそらくは仮に震災が起きなかったにしても、何らかの名目で今春に代表戦を行っていただろう…。

 

逆に言えば、過去の日本での開催におけるアジアシリーズの盛り上がらなさを考えれば、復興支援云々がなかったならば日本代表対台湾代表の試合にこれほどの盛り上がりはなかっただろう。公式戦開幕三週間前に各チームの主力選手がチームを離れて集まるに必要な大義名分は復興支援以外になかったのかもしれない。

 

復興支援ベースボールマッチ開催後の一部報道によると、常設の日本代表チームの監督候補として落合博満前ドラゴンズ監督が候補に挙がっているとのことだ。ご承知の通り落合前監督はドラゴンズの監督時代に責任体制の不備などを理由に第二回WBCへのドラゴンズ選手派遣を拒んだ人物だ。当時「選手個々の判断」とか言っていたが白井文吾オーナーも同調のコメントを残していたところを見ると球団を挙げて派遣拒否をしたのは明白だ。それほどの一言居士である落合前監督が今の様な中途半端な状況の代表監督を快諾するとは思えない。最近拙blogに鋭いコメントを下さるチェンジアップさんの数々のご指摘にある様な矛盾を抱えたままで、落合代表監督が実現するとは考えにくい。

 

 

先日の復興支援ベースボールマッチに関しては、侍ジャパンは客寄せパンダ、集金係になったと解釈するしかないだろう。

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中田翔
にしても将来性はともかく実績面では野球日本代表に名を連ねるにはまだ早いと思うし、ましてや斎藤佑樹は…。

 

しかし、試合を東京ドームで観ていて感じたのだが、マウンドに上がっている間のスタンドからのカメラのフラッシュの嵐は斎藤と浅尾拓也が双璧だった。

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「佑ちゃんが日本代表のユニフォームで投げるのなら観に行こう!」という人が数多くいれば、それが復興支援に繋がるのである。そしてそれは決して皮肉ではなく、プロ野球選手として必要な要素であると思う。
その意味では立派に斎藤佑樹は日本代表なのだ。ただ、侍ジャパンも人数が決まっている以上、斎藤が入ることによって誰かが落選しているという側面もある…。

 

侍ジャパンって何なんだろう?

 

 

復興支援になることは非常に素晴らしいと思うが、それが侍ジャパンの本目的ではあるまい。11日付け拙blog 日本プロ野球2012年問題 の繰り返しになるが、NPB全体の問題として、その存在意義をよく考えて今後につなげていって欲しい。

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