フォト
無料ブログはココログ

« 現代版「運命の人」 | トップページ | 斎藤佑樹を開幕投手に指名したことが問題なのではなく… »

2012年3月20日 (火)

ボビー・ケッペルに何があった!?

Cdsc_0113


公式戦開幕まであと
10日、今日以降先発する投手は開幕前の最終調整だと思う。もちろん結果を出して公式戦に臨みたいところだろうが、一番厄介なのは故障。今日は東京ドームのファイターズ対バファローズ戦で、ファイターズの先発のボビー・ケッペルが六回表二死、高橋信二への初球を投げた後、緊急降板してスタンドのファンを驚かせた。

 

(写真:投球後に異変を訴えて降板するボビー・ケッペルと心配そうに見つめる小谷野栄一と鶴岡慎也。「手当てのため…」とアナウンスされたが、すぐに交代が告げられた。)

 

 

ファイターズは既に栗山英樹監督が3月30日の公式戦開幕戦、対ライオンズ戦の先発を斎藤佑樹と公表した。本命視された武田勝は翌31日の二戦目に回るという。ケッペルとブライアン・ウルフが三戦目、四戦目となるのだろう。オープン戦は次の日曜日までだから(この後イースタン・リーグで投げるかもしれないが)今日が開幕前の最後の実戦かもしれない。

 

今日のケッペルは一回表の先頭打者、坂口智隆にいきなり大きく外れるボール球二つでツーボール・ナッシングになるなど不安感があったが、何とかこの回を三者凡退に抑えると、調子を上げていった。

 

バファローズでは昨年の5月までファイターズにいた高橋信二が「六番・DH」でスタメン。岡田彰布監督は昨年のジャイアンツとの交流戦で前日まで二軍にいたイ・スンヨプをいきなり四番に抜擢して奮起を促す策をとった前歴があるので今日は高橋信を四番で起用するかと思ったが無難に六番だった。DHでの出場なので試合開始直前のグラウンドで軽くダッシュしたりして調整していたところ、B☆Bに絡まれる何とも微笑ましい光景もあった。ただ高橋信はファイターズ時代に一塁手としてゴールデングラブを獲得したほどの名手。どうせなら高橋信が一塁でイ・デホにDHに回って欲しかった。

Dsc_0158イ・デホの背中を見ると「LEE D.H.」とあるくらいだから…。

 

三度の優勝に貢献した功労者でありながらシーズン中に金銭トレードされてしまった高橋新人を慕うファイターズファンは多い。今日はオープン戦ということもあってか、高橋信の打席ではレフトスタンドのバファローズファンとライトスタンドのファイターズファンが交互にヒッティングマーチを歌った。

Dsc_0043ライトスタンドはもちろん「♪美作男児の心意気~」である。

 

だが高橋信は二回表無死一、二塁での第一打席の三振を始め4打数0安打と、かつての本拠地で故郷に錦を飾ることは出来なかった。

 

ケッペルはこの二回表の無死一、二塁のピンチを始め、二回以降は毎回の様に走者を背負いながらも何とか後続を断ち、無失点で凌いでいた。

Dsc_0054個人的な感想だが、むろんイニングを三人でぴしゃりと抑えてくれるのがありがたいのだが、シーズンに入ればそういつもいつも抑えられるものでもない。今日の様に走者を背負ってもホームに還さないという投球が出来る方が本番向きで良いのではないか。

 

もちろんそれも、今日の緊急降板が軽傷であればという前提で言えることだが…。

 

六回表、イ・デホとT-岡田を打ち取って二死となり、高橋信との三度目の対決の初球がボールになった時点でマウンドでタイムを要求。急遽通訳とトレーナーがマウンドに上がり、吉井理人コーチも登場。

Dsc_0111_2ケッペルは吉井コーチにボールを渡すとベンチに下がる。当初場内アナウンスでは「ケッペル投手、手当のため…」ではあったが、栗山監督は根本朋久に交代した。この回は一回表以来の三者凡退かと思わせただけに残念。

 

それでなくても「大エース」のダルビッシュ有が抜けて先発投手が足りないのに、二桁勝利を見込めるケッペルに離脱されたら大打撃だ。ただ試合中に発せられた畑中久司広報担当のツイートによると、

 

@FsPR_Hatanaka: ケッペル選手が6回、右内転筋に軽い違和感を覚えたため、大事を取って交代しました。現在ベンチ裏でアイシング中。 #lovefighters

 

 

だそうだ。

 

二週間後の4月3日には札幌ドームで同じバファローズ戦がある。ここで投げるのか、その前の1日のライオンズ戦か。無事に先発マウンドに立って欲しいが、ペナントレースは長いので間に合わないなら無理に合わせなくてもよいだろう。

 

そして最終登板と思われるのはバファローズの先発、寺原隼人も同様。

Dsc_0048一回裏に先頭の田中賢介にレフト線にはじき返されて無死二塁のピンチをつくるが何とか凌いだ。二回裏にも陽岱鋼に安打を打たれるなどこちらも完調という感じでは無かったが、三回裏には稲葉篤紀の二塁打からなる二死三塁で四番、中田翔のセンター前タイムリーで1点を献上。寺原はケッペルより早く、四回を投げきって降板。

 

ケッペル緊急降板の後を受けた根本が高橋信を右中間の深い飛球に打ち取った直後の六回裏、ファイターズはこの回から登板のバファローズ三番手、ライオンズからFA移籍のミンチェを攻めた。

Dsc_0117先頭のターメル・スレッジが右中間に高々と打ち上げてソロ本塁打。この後、小谷野栄一がセンター前にはじき返し、陽がバント失敗の後に三振。ただしこの間に小谷野が二盗成功。そして金子誠がレフトのフェンスを直撃するタイムリー二塁打。さらに鶴岡慎也の代打、二岡智宏も三遊間を破って一死一、三塁と追加点のチャンスを作るが、田中賢と稲葉が凡退し、この回は2点止まり。それでも3対0とした。

 

この後は七回表をルーキーの森内寿春、八回表を石井裕也が抑え、九回表は武田久が三人で抑えた。

Dsc_0150

Dsc_0168

Dsc_0196ファイターズは五人の投手による完封リレーとなった。

 

20日・東京ドーム】

Bs 000 000 000 =0

F  001 002 00× =3

Bs)●寺原、海田、ミンチェ、平野、岸田-伊藤

F)○ケッペル、根本、森内、石井、S武田久-鶴岡、大野

本塁打)スレッジ2号ソロ(ミンチェ・6回)

 

勝ったファイターズだが、ケッペルのアクシデント以外にも素直に勝利で喜べない点があった。

 

一回裏の無死二塁、二死一、三塁を逃したのを皮切りに残塁は9。11安打を放ちながら3点止まりの拙攻はいただけない。

 

昨年、梨田昌孝前監督が我慢に我慢を重ねて二番打者で起用し続けた陽を栗山監督は二番打者が務まらないと見て二番から外し、主に七番を打たせている。ただそれでも前述の様に六回裏の追加点機の無死一塁でバント失敗。

Dsc_0124ツーストライクを取られて強行したあげくあわや三振ゲッツーという有様だ。

Dsc_0133小技が出来ないから二番から外したのだろうから、七番でもバントは出来ないだろう。公式戦であれば、八、九番打者の調子次第ではあるが、七番の陽にバントではなくさらにチャンスを拡げることが求められるケースが増えよう。

 

で、稲葉を二番にしているが、稲葉に基本的には小技を要求しないだろう。もちろん試合終盤のここ一番という場面であれば稲葉に送りバントというケースも頻出するのだろうが…。

 

稲葉が二番に入ると強打の二番ということで、かつての「ビッグバン打線」の小笠原道大の二番打者をオーバーラップさせようとするマスコミ報道が散見されるが、小笠原が二番を打っていた頃には三番に不動の片岡篤史がいて、四番に大砲、シャーマン・オバンドー、五番に勝負強い島田一輝がいてクリーンアップが埋まり、なおも六番に本塁打王のナイジェル・ウイルソン、七番に「ミスターファイターズ」田中幸雄という豪華なラインアップ。若い小笠原は二番に弾き出されたようなものだったが、今のファイターズ打線で稲葉をクリーンアップから外して大丈夫か…

 

 

 

ファイターズ打線から二番打者の最適任者を挙げろと言われれば敗戦処理。なら田中賢介を挙げるが、そうすると一番打者は誰?という話になるから現実味は薄い。

Dsc_0006もう一年だけ陽に賭けるという選択肢もあって良いかなと思うが、陽にとっても七番あたりで制約を少なくした方がプラスと栗山新監督は考えているのだろう。

 

いずれにしても、繋いで繋いで1点ずつ取っていこうという攻撃のスタンスは昨年までとあまり変わらない様だ。過度な期待をせずに栗山野球を見守っていこうと思う。

 

 

試合後、東京ドーム22番ゲート前に、いつもの通り二つの列が出来た。試合終了早々に登場するC☆Bからサイン、写真をという列と、B☆Bからという列。C☆Bからサインをもらったり記念写真を撮ってもらってからB☆Bの列に並び直す者もいて、すっかり東京ドームのファイターズ主催試合の名物となった。

Cdsc_46h近年、ファイターズの公式戦での東京ドーム主催試合は平日ナイトゲームばかり。21時過ぎに試合を終えて、それから明日の仕事のことを気にしながら長々と続くのだが今日は真っ昼間。こういうのを見ても球春を感じる。

 

ただ、もう一つの東京ドームのファイターズ主催試合の名物、五回終了後のY....のサビの部分で一塁ベース付近を担当するグラウンドキーパーが踊るパフォーマンスはB☆Bの懇願にもかかわらずなぜか今年もオープン戦では見送られた。Dsc_0104


4
月の公式戦を楽しみにしよう!

« 現代版「運命の人」 | トップページ | 斎藤佑樹を開幕投手に指名したことが問題なのではなく… »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63107926

この記事へのトラックバック一覧です: ボビー・ケッペルに何があった!?:

« 現代版「運命の人」 | トップページ | 斎藤佑樹を開幕投手に指名したことが問題なのではなく… »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック