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2011年10月31日 (月)

ファイターズもジャイアンツも負けちゃった…

Dsc_0023 クライマックスシリーズのファーストステージの必勝法は?と聞かれたら、こう答えることとする。「レギュラーシーズンで優勝して出ないで済むこと」

 

パ・リーグで2位だったファイターズもセ・リーグで3位だったジャイアンツもファーストステージで敗退した。敗戦処理。の贔屓チームは今年も日本シリーズ進出が出来なかった。

やっぱり優勝して高みの見物と行きたいものだ…

(写真:今日のセ・リーグのファーストステージ第三戦に先発して好投したスワローズの赤川克紀。ファーム時代の20117月撮影)

まずファイターズ

よく「短期決戦は何が起きるかわからない!」と言うが、ファイターズに関しては何も起こせなかった。シーズン終盤の失速ぶりをそのまま再現したに過ぎなかった。

Dsc_00501戦のダルビッシュ有の交代に関して、敗戦処理。はおそらく梨田昌孝監督がダルビッシュに対し、ファーストステージ第一戦先発の後、中四日でファイナルステージ第一戦に先発させ、ホークス戦がもつれたら再び中四日で最終戦に先発させようと考えていたのだと思う。それであれば、三試合連続完投勝利を求めるのでなく、負荷の分散を考えるのだろう。降板した七回まででダルビッシュの投球数は101球だった。しかし球数ではない。七回までリードを保っていれば、レギュラーシーズン2位の原動力となった増井浩俊、武田久の勝利の方程式をつぎ込むのは当然の策だと思う。それが九回二死から追いつかれてしまったのは、相手が一枚上だったと思うしかない。

それでもホームゲームなのだから同点でもファイターズが有利。クライマックスシリーズのルールではレギュラーシーズン上位のファイターズの方が有利と思ったが、シーズン終盤からの打線の沈黙ぶりが改善されず、榊原諒が十一回表に力尽きた。

この継投に関して、「西武に勝たなければソフトバンクと闘えないのだから、まず確実にダルビッシュを完投させて1勝を取るべきだろう」という意見は当然あると思う。

だが、ここから先は敗戦処理。の個人的な価値観なのだが、2位でファーストステージから参加するファイターズにとって、日本シリーズに出られるか、出られないかの二つに一つなのだから、ライオンズ戦で敗退するのもホークスに敗れるのも一緒なのである。であるならば、「とにかくライオンズに勝つこと」を先決に考えるのでなく、最初からライオンズとホークスを両方倒すための戦力を建てる方が突破できる可能性は高まると考える。その結論として、最も勝率の高いダルビッシュを中四日、中四日で計三回先発させるという発想なら、第一戦の八回頭から増井投入は采配として妥当だと思うのである。

また、逆に第二戦は1対2で迎えた九回表に武田久をつぎ込まなかったことを批判する意見もあるようだが、ファイターズは1点ビハインドとはいえ同点引き分けなら勝ちに等しい立場。延長戦が3時間30分ルールではなく十二回まであることを考えると、武田久の出番ではなかったと思える。「何言ってんだ、負けたら終わりなんだぞ」という意見もあるだろうが、格好いい負け方を考えるのではなく、勝つにはどうしたらいいかを考えるべきである。

まあしかし、1点ビハインドをキープしてくれればよかったのだが、走者三塁で捕手が伸び上がっても取れない暴投が出てはおしまいだ。決勝点はタイムリーエラーだったし、その本人が何とか挽回をと作ったチャンスもクリーンアップで1点も取れないようではもはや完全にライオンズに凌駕されていたとしか言い様がないのだが…<苦笑>短期決戦ならではのラッキーボーイが出るでもなく、短期決戦用の特別な戦い方をするでもなく、シーズン終盤戦の元気の無さと何ら変わりのない二日間だった。「稲葉ジャンプ」が再開されたことを除いては…

クライマックスシリーズに関しては完敗だったファイターズだったが、パ・リーグの2位だったことに変わりはない。9月中旬からの大失速は何だったのか…。

9月17日の夜、梨田昌孝監督退任報道が出て数日、既に下降期に入っていた時期に敗戦処理。がファイターズファンの知人にしたメールによると、その時点での勝率は.579。これは昨年のリーグ優勝チーム、ホークスの勝率より上で、過去五年間のファイターズの成績と比べてもこの勝率を上回るのは2006年だけという好成績。この時点でその知人を初め、気が短いファイターズファンは梨田監督の責任論をぶちあげていたが、ホークスがあまりに突出しすぎていて、ファイターズが届かないというのがその時点までの実態。もちろんファイターズが直接対決でホークスを倒せないのも響いていたが。

ファイターズは後半戦で何度か、ダルビッシュの登板間隔を詰めてホークス戦にぶつけるという作戦に出たが、ことごとく奏効しなかった。誰が悪いとかでなく、これが今季を象徴すると思う。

来季の課題は一言で言えば、一年間を通してコンスタントに闘えるチーム造りでしょう。

ダルビッシュはどうなるのか?菅野智之は入ってくるのか?卓越した野球理論の持ち主はチームをどう変えるのか?今はまだイメージ出来ませんが、また熱い闘いで行って欲しいと思います。

ところで、ファイターズは2004年のプレーオフ制度以降、八年間で六回出場していますが、プレーオフないしクライマックスシリーズで敗れた相手はいつもライオンズである。ライオンズ以外の四球団との対戦ではすべて勝ち抜いているが、ライオンズにだけは勝てない

2004年第1ステージ 2位ライオンズが3位ファイターズに21敗。

2008年第2ステージ 1位ライオンズが3位ファイターズに3(+アドバンテージ1)2敗。

2011年1stステージ 3位ライオンズが2位ファイターズに2勝0敗

来季は打倒ホークスはもちろん、もう一つの標的が出来た。

続いてジャイアンツ

こちらはファイターズと違い、3位での進出なのでホームゲームを行えず。ファーストステージにおけるアドバンテージを得られなかったことが響いたと思う。

Cdsc_0002 澤村拓一を立てた第1戦、1点を先制したものの五回裏に代打、藤本敦士のタイムリーで1対1に追いつかれると、六回表の二死二塁という勝ち越しのチャンスに澤村に代打、矢野謙次を出すが凡退。再びの勝ち越しはならなかった。この後登板した高木康成が四球と失策でピンチを作り、投入した西村健太朗が勝ち越し打を浴びる。スワローズが1点ビハインドの五回裏に館山昌平に代打を出して同点とし、先発ローテーション投手の村中恭平を二番手につぎ込んでロングリリーフを託したのに対し、ジャイアンツが澤村と西村の間に高木を挟んだことが物議を醸した。さらに言えば澤村の交代も早いと見られた。

しかし3位で臨んでいるジャイアンツにとっては引き分けは負けに等しい。リードから追いつかれた六回表に打順が澤村に回れば、1点負けている中盤で投手に打順が回ったのと同じ感覚になるのだろう。もったいないとは思うが澤村への代打はやむを得ない起用だったと思う。原辰徳監督の采配、選手起用には疑問を投げかけることの多い敗戦処理。だが、この試合の交代に関してはまあ理解出来た。

ただ、第一戦で六回表からそのような「後がない」モードに突入していたにもかかわらず、今日のファーストステージ最終戦ではスワローズに1点先制されたにもかかわらず、五回表の一死二塁、七回表の一死一塁で、先発のディッキー・ゴンザレスをそのまま打席に立たせたのが理解に苦しむ。五回の打席ではゴンザレスは見事な安打を放ったが、そんなものは結果論に過ぎない。大村三郎なり矢野を代打に送る場面では無かったのか?七回表も然り。七回表の一死一塁ということは、あとアウト8つ取られる前に2点以上取らなければダメなのだ。そこでゴンザレスをそのまま打席に立たせ、送りバントでアウトを1つあげてしまうのが理解出来ない。同点止まりではあまり意味が無いのだ。結局この回も無得点で、あげく裏の途中にゴンザレスから山口鉄也にスイッチするのだから打席に立たせた意味はほとんど無かった。七回、八回と追加点を奪われ、山口のあとに越智大祐がマウンドに上がったが、接戦だった第一戦にも第二戦にも出番が無かった越智の投入は残念ながら敗戦処理に近いものにうつった。あそこで久保裕也を出すようでは監督失格だが、三日間連投だろうと西村なり東野峻を送り込むわけにいかなかったのか(実際には東野はベンチ入りしていない。Why?)…。

結局、原監督は原監督だった。

昨年敗退したクライマックスシリーズのファイナルステージで、2点ビハインドの八回裏に昨年のCSの切り札であった山口を投入してしまい、九回表に同点に追いついたものの山口に代打を起用したため久保を投入してサヨナラ負けを喫するという失笑ぶりだったが、根本的に追い詰められると弱い体質というのは克服できないようだった。

そもそも、シーズン中も打線との巡り合わせが悪く、なかなか援護点に恵まれない、いわば「持ってない」澤村を内海哲也をさしおいて第一戦に先発させたのかという疑問も残る。

ここから先は想像だが、内海も澤村も第一戦の先発投手として甲乙付けがたく遜色ないとしたら、それでももしも負けてしまった場合に内海と澤村、どちらが0勝1敗での第二戦の先発にふさわしいか、これを考えると内海の方が頼りになりそうだ。澤村、内海の順で先発させれば悪くても1勝1敗と見込める。そう考えて澤村、内海の順で先発させたのではないか。

もしそうだとしたら、先のドラフト会議を思い出す。菅野の1位指名がまさかの競合となり、ファイターズとの抽選になり、清武英利球団代表兼ゼネラルマネージャーがくじを引いたが、これはもしも伯父である原監督がくじを引いて外したら…と考えて清武代表兼GMが大役を仰せつかったのだそうだ。常に最悪の事態を想定し、それを回避するにはという発想というと聞こえがいいが、あまりにも消極的に思える。そして菅野の交渉権を喪失してしまった時のあの何とも言えない脱力感の表情…。

ファーストステージで敗退となった原監督のコメントは@sankeisports によると、

「今季は左投手に苦しめられ、最後もこういう形になった。少ない戦力で戦ってきたが力及ばず、というところだ」

少ない戦力?

だいじょうぶか?

ドラフト会議でのあまりの落胆ぶりに、クライマックスシリーズが心配になってきたが、本気で心配になってきた。二年連続での3位止まり。クライマックスシリーズ敗退。ドラフト会議の結果も含め、変な思いを起こさなければいいがとまで不安になってきた。

 

 

 

※ 本エントリーに掲載した写真はすべて、今年のクライマックスシリーズにて撮影したものではありません。111日、一部加筆)

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