フォト
無料ブログはココログ

« ついにジャイアンツがイースタンの首位に浮上! | トップページ | ファイターズ、ファーム日本選手権進出記念特別企画!7年前の宮崎は壮絶だった。【回想】敗戦処理。生観戦録-特別編 2004年(平成16年)編 »

2011年9月25日 (日)

優勝は簡単には出来ない-ファイターズもジャイアンツも譲らず11回引き分け。

Dsc_0238

Dsc_0239

Dsc_0240 昨日ついにジャイアンツが首位に立ったイースタン・リーグ優勝争い。直接対決四連戦、三試合目の今日(25)は二日間やられっぱなしだったファイターズが意地を見せた。初回の2点先制を追いつかれたものの、その後はリリーフ陣が粘りを見せ、延長11回2対2の引き分けで逆転Vに望みをつないだ。

ただ、攻撃にはミスが多く、もっと点を取れたのではというシーンが随所で観られた。

ジャイアンツ球場での三連戦を終え、明日は月曜日ながらホーム鎌ヶ谷での最終戦。流れを変えてジャイアンツに挑みたいところだ。

(写真:十一回表二死一、二塁。谷口雄也の左前打で渡部龍一がホームを突くがタッチアウトで勝ち越しを逃す。この瞬間ファイターズの勝ちはなくなった)

しつこいようだが、今日の試合前の両チームの状況をおさらい。

1位 ジャイアンツ 120試合6550敗5分け 勝率.565 残り試合4

2位 ファイターズ 104試合5744敗3分け 勝率.564 ゲーム差1 残り試合4

直接対決成績。ファイターズの9勝7敗。

ジャイアンツ残り対戦相手 F2(25日、26)、モ2(30日、10/1)

ファイターズ残り対戦相手 G2(25日、26)、L(28)1、M1(30)

ジャイアンツは今日勝てば残り3試合で優勝マジック2となるが、今日と明日連勝すれば優勝。ファイターズは今日と明日を連勝して残り2試合で優勝マジック1。

だが、追うものの強みで一気に首位に浮上したジャイアンツに勢いがあるのは確か。ファイターズは相変わらず人手不足。今日も打撃練習の最後にウィルフィン・オビスポがトス・バッティングとフリー打撃に加わっていた。そして今日はもはや驚きもしなくなった今成亮太の二塁スタメンに加え、相手の先発をサウスポーの星野真澄と読んで浅沼寿紀を一塁から外して荒張裕司をスタメン一塁に起用したため、マスクをかぶった渡部龍一と加え、三人いる捕手が全員スタメンで出るという事態に至った。

先発はジャイアンツがその星野真澄で、ファイターズは大塚豊

昨日と一昨日で計1点しか取れず、逆に二試合とも一回裏に先制点を許しているファイターズだが、今日は珍しく一回表から星野に襲いかかった。

一死から関口雄大が三塁線を鋭く抜く二塁打で出ると、続く今成亮太がレフト前に運んで一、三塁とすると、四番に抜擢された渡部がライトに高々と打ち上げ、関口が還り1点先制。

Dsc_0015 さらに市川卓が内野安打でつなぎ、松坂健太が二遊間を破り、今成を還してこの回2点を先制した。

Dsc_0023 この後、荒張が四球で二死満塁とビッグイニング到来かと期待させるが、谷口雄也が投ゴロに倒れ三者残塁で2点止まり。この時、ちらっとイヤな予感がしたのだが、それが的中する。これがこの試合でファイターズにとっては最初で最後の得点イニングになってしまった…。

二試合続けて初回に得点をあげているジャイアンツ打線はすぐに反撃。一死から隠善智也中井大介の連打で一、三塁とすると、今日も四番に入る高橋信二がレフトに打ち上げ、1点を返す。

Dsc_0033

この後、星野が立ち直り、大塚とともに安定した投球を続けるが、先に動いたのは後がないファイターズではなく、ジャイアンツ。五回表、星野が先頭の西川遥輝を打ち取ったところで二番手の野間口貴彦にスイッチ。星野のこの時点での投球数は74球だったそうだ。初回はともかく、二回以降は被安打は内野安打1本のみと調子を上げていたが謎の交代。22日のライオンズ戦にリリーフで1イニング投げているので負荷を考えてのことか…。

Dsc_0094 敗戦処理。的には今年は「年一」が終わっている野間口だが、ファームでは堅調。この回と続く六回表を無失点に切り抜ける。

こちらも二回以降尻上がりだった大塚だが、六回裏一死から隠善に内野安打で出られると、二死後、二盗を許し、ここで高橋信が一塁側のジャイアンツファンによる、ファイターズ時代のヒッティングマーチ(「♪美作男児の~」)に応え、レフト前にライナーのヒット。

Dsc_0108 バックホームが走者と重なる形になったか、捕手の渡部がボールを捕れず、隠善が生還して2対2の同点。

 

三塁側のファイターズファンは同点にされた事よりも、一塁側のジャイアンツファンが高橋信のファイターズ時代のヒッティングマーチを歌っていたことに腹を立てていた。「闘将会に筋通したのか?」見た感じは組織による応援というより、少人数からなる自然発生的な応援が拡がっていったもののように思えたが…。

同点に追いついたジャイアンツは七回表、藤井秀悟を投入。

Dsc_0120_2 今季は大半が二軍暮らしの藤井だが、不思議と古巣ファイターズ戦の登板がないため、ファンから「川相監督が避けている」などと言われているだけに意外な登板だが、ジャイアンツもそれだけに総力戦の様相を呈してきた。藤井は2イニングを投げ、今成の安打1本のみに抑える。

ファイターズも七回裏、大塚に代えて林昌範を投入。

Dsc_0137 昨日の0対10の試合で10点差がついた後に投げた四投手の中では最も内容が良かったが、今日は先頭の大村の投ゴロを自らエラーしてピンチを招く。大村に代走松本哲也が送られ、その後四球もあって二死一、三塁とされるが脇谷亮太を打ち取ってピンチを切り抜ける。

林は七回裏の先頭隠善を打ち取ったところで榎下陽大と交代。榎下も代わりっぱなの中井に二塁打を打たれるが、高橋信を遊ゴロ、大田泰示をストレート勝負で空振り三振に仕留め、ピンチで切り抜けた。

Dsc_0165 榎下vs大田は一昨日にも実現したが、その時もストレート勝負で三振。緩急織り交ぜるというより、ストレート一本なのだが大田は榎下に力負けしている。

九回表、ジャイアンツはこの直接対決の前日の22日のライオンズ戦から四日連続登板となるレビ・ロメロを投入。先頭の松坂が一、二塁間を破り、荒張がバントで送って勝ち越しの走者が二塁に進むと、ジャイアンツはすかさず高木康成にスイッチ。高木は左対左になる谷口と中島卓也をともに一ゴロに打ち取ってピンチを切り抜ける。ファイターズに右の代打要員がいない事を見透かした継投だった。

九回裏、ファイターズは榎下から乾真大にスイッチ。

Dsc_0186 乾は松本と福元淳史を連続三振に仕留め、河野元貴を投ゴロとあっさりと三人で片付ける。

延長戦突入。イースタン・リーグは今年の節電対応ルール、セ・パ両リーグの3時間30分ルールは適用されず、延長戦は11回までと決まっているのだが、ジャイアンツ球場は近隣住民との申し合わせで20時消灯と定めているらしく、16時試合開始の試合は3時間30分を超えて新しいイニングに入らないというローカルルームを定めている旨が場内アナウンスで明らかになった。

十回表、イニングまたぎの高木がファイターズの一番からの打線を三者三振に片付け、サヨナラ勝ちの呼び水となる様な投球を見せたが、乾も完璧。

十回裏、先頭の山本和作がハーフスイングを取られて三振とされると、川相昌弘監督が原信一朗球審に抗議。

Dsc_0205 さくさくと終われば十一回につなげると思っているファイターズファンからは川相監督にクレーム「有藤じゃねぇんだぞ!」とかつての1019を連想させるヤジも飛んだ。幸いにも川相監督の抗議は長引かなかった。

言うまでもないが、ジャイアンツとファイターズは優勝争いの最後の大詰めだ。観ているスタンドのファンも緊張感を持って観戦している。細かい事に過敏になっているのだ。敗戦処理。自身、今年観た他のどの試合よりも緊張しての観戦となったが、周囲のファンからもそういう声が挙がった。

乾はこの回も三者凡退に抑え、まだ3時間30分に達していないので最終イニング、十一回に突入する。

Dsc_110217_2

十一回表、ジャイアンツは六番手、林羿豪(リン・イーハウ)投入。先頭の渡部がセンター前にはじき返して出塁。ここで代走が送られるかと思ったが交代無し。市川はバントを試みるが失敗し、三振。ここまで二安打の松坂の投手返しが林羿豪のグラブを弾き内野安打。勝ち越しの走者がスコアリングポジションに進んでも代走を送らない。ベンチには浅沼、大平成一、佐藤賢治が控えているはずだ。一昨日の九回表に代走で出た岩舘学もいるのかもしれないが、五十嵐信一監督は動かない。渡部を交代させても今成か荒張を内野から捕手に回せばいい。

荒張三振で二死一、二塁。ここから左打者が三人続くのでジャイアンツは林羿豪から須永英輝にスイッチ。本当の総力戦だ。

延長の最終回、1点勝負なので外野の三人は当然守備位置を浅くする。だが須永のコントロールが今一つでフルカウントになる。普通はここで外野手は普通の守備体系に戻るのだが、ライト松本、センター大田、レフト隠善三人とも前進守備のまま。当然二人の走者は投球と同時にスタートを切る。

Dsc_0237 谷口の打球はきれいに三遊間を破る。投球と同時にスタートを切っていた渡部は当然三塁を蹴る。前進守備からさらにダッシュする隠善もどんぴしゃりのバックホーム。冒頭の三枚の写真の通り、間一髪アウトになった。この時点でファイターズの勝利は消えた。

十一回裏、ファイターズは菊地和正をマウンドに。

一塁側サブグラウンドには入場券、ラッキーカードの抽選で選ばれた300人のファンが八回頃から試合後の大サイン会待ちで待機している。彼らも「試合が長引いたから打ち切り」なんて不安に襲われたのではないか…。

Dsc_0211

菊地が対戦するのはジャイアンツのクリーンアップトリオ。高橋信が八回の打席を終えて退いて田中大二郎が一塁に入っていたのでこの回は中井、田中大、大田の三人がそろい踏み。脇谷に松本、高橋信に大村と並ぶ特に昨日の打線は反則だと一部から指摘されたが、この土壇場に来て最後にファイターズに挑むのがジャイアンツ期待の生え抜き和製大砲トリオというのも感慨深い。

だが中井、田中大は菊地の前に連続三振、大田はしぶとくセンター前に運ぶが、育成出身の星、松本がレフトフライに倒れ、ついに2対2のまま終了。

25日・ジャイアンツ球場】

F 200 000 000 00 =2

G 100 001 000 00 =2

F)大塚、林、榎下、乾、菊地-渡部

G)星野、野間口、藤井、ロメロ、高木、林羿豪、須永-河野

本塁打)両軍とも無し

試合が終わったときには20時を回っていた。大サイン会は予定通り行われるが、大サイン会終了と同時に消灯するので早く球場を出て欲しいとのアナウンスが流れるほどだった。

試合終了時点での両チームの成績は

1位 ジャイアンツ 121試合6550敗6分け 勝率.565 残り試合3

2位 ファイターズ 105試合5744敗4分け 勝率.564 ゲーム差1 残り試合3

直接対決成績。ファイターズの9勝7敗1分け。

ジャイアンツ残り対戦相手 F1(26)、モ2(30日、10/1)

ファイターズ残り対戦相手 G1(26)、L(28)1、M1(30)

単純に考えて、残り試合が減る分、今日の引き分けはジャイアンツの方に、よりプラスになるはずだ。しかしそういった計算とは別の次元で、純粋に今日は両チームの総力戦を満喫した。

ファイターズは十一回表に代走を起用しなかった事や、十一回裏に例えば不慣れな一塁を守っている荒張に代えて浅沼なり大平を守らせる事をしなかったのに疑問が残ったし、また、松坂、市川がバントのサイン通りに決められなかったのが腹立たしかったが、榎下、乾が魅せた気魄あふれる投球はそれ以上に爽快感があり、感動的だった。ジャイアンツも敢えて言えば、林が登板した七回裏の得点機を逃したのが痛かったが、打つべき手はすべて打ったと思える。

ファイターズは最後の鎌ヶ谷での一戦を前に、何とか上昇の気配を示してきた。明日は直接対決最終戦。平日でも何故か集まるであろうファイターズファンの前で再びジャイアンツから首位を奪い返して欲しい。

« ついにジャイアンツがイースタンの首位に浮上! | トップページ | ファイターズ、ファーム日本選手権進出記念特別企画!7年前の宮崎は壮絶だった。【回想】敗戦処理。生観戦録-特別編 2004年(平成16年)編 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63108047

この記事へのトラックバック一覧です: 優勝は簡単には出来ない-ファイターズもジャイアンツも譲らず11回引き分け。:

« ついにジャイアンツがイースタンの首位に浮上! | トップページ | ファイターズ、ファーム日本選手権進出記念特別企画!7年前の宮崎は壮絶だった。【回想】敗戦処理。生観戦録-特別編 2004年(平成16年)編 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック