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2011年8月 7日 (日)

白熱、炎天下のイースタン・リーグ首位攻防戦

Dsc_0129 前節終了(1日)時点で首位ファイターズと2位ジャイアンツのゲーム差が2.5と、パ・セ・ウどのリーグにも負けない白熱した優勝争いが繰り広げられるイースタン・リーグ。今節では金曜日(5)からファイターズとジャイアンツの直接対決が行われている。初戦はジャイアンツがセス・グライシンガーの好投などで勝利。ジャイアンツ球場からファイターズスタジアムに場所を移した第2戦は炎天下の中、土屋健二星野真澄の好投で引き締まった試合になった。

(写真:試合が白熱しても、スタンドまで白熱しすぎると危険。鎌スタ☆祭でも好評だったスコールシートの大放水で観客の熱中症を防ぐ。)

2位のジャイアンツは今節は6連戦。直接対決を制して一気に首位のファイターズとの差を縮めたいところだが、直接対決前のライオンズ戦に藤井秀悟笠原将生を立てて連敗スタートするなど旗色が悪く、縮めるどころか3.5ゲーム差の状態で直接対決へ。一方のファイターズは一時2位をゲーム離して独走態勢に入りかけたが、ここに来て一進一退という感じ。7年ぶりのイースタン制覇に向けて、この直接対決に勝ち越して再び2位との差を拡げたいところ。そして前述の通り5日の初戦はジャイアンツがグライシンガーで先勝して6日の第2戦を迎えた。

土屋健二星野真澄の両サウスポーの丁寧な投球による引き締まった投手戦となり、どちらもホームベースが遠い。

冒頭の写真のこの日二度目のスコールタイム直後の五回裏、ファイターズは先頭の加藤政義がセンター前に運んで出塁。渡部龍一のバントで二塁に進み、谷口雄也のレフト前安打で一死一、三塁のチャンスを作る。

Dsc_0133_2 ここで中島卓也の打球は三塁へのファウルフライ。ジャイアンツの三塁を守るラスティン・ライアルが三塁ベンチ前で捕球すると、一塁走者の谷口が果敢に二塁にタッチアップ。三塁走者の加藤政がホームをうかがうそ振りでジャイアンツ内野陣を牽制し、谷口の二塁進塁をアシストし、二死二、三塁となった。ライアルから二塁に直接送球すればアウトになるタイミングだったが、三塁走者の動きに反応したジャイアンツの二塁手の円谷英俊がベースから離れてこの送球を捕ったため、谷口は進塁できた。

二死二、三塁となって打順は一番に帰って関口雄大。右打者の関口を迎えてセンターとライトの守備位置がやや浅くなったのを見透かすように関口の打球はセンターオーバー。

Cdsc46 二者生還でファイターズが2対0とリード。

このカードは当初土、日の二連戦であったが予備日であった金曜日に鎌ヶ谷でなくジャイアンツ球場の中止分を振り替えたので変則的な三連戦となった。ジャイアンツ球場の試合が16時開始だったため、昨日の試合開始時間はいつもの13:00から13:30に変更になっていた。実は敗戦処理。はその変更に気付いていなかった。鎌ヶ谷観戦の後、19時から自由が丘アシッドパンダでの「プロ野球音の球宴」に参戦する予定を組んでいたため、30分も試合開始時間が狂うのは大打撃なのだ。ファイターズとジャイアンツをともに応援する身としては先にリードした方がそのまま逃げ切る展開が望ましい。何しろイースタン・リーグはセ・パ両リーグとちがって3時間30分ルールがない。原則、延長は11回までだからだ。

敗戦処理。の願いが通じたが、六回、七回とさくさく進む。ともに継投策に走らず、炎天下で土屋、星野が投げ続ける。

土屋完封かという期待が高まった八回表、先頭の市川友也の代打、松本哲也が投手を強襲する内野安打で出る。

Dsc_0190 続く円谷も一、二塁間を鋭く破って無死一、二塁。橋本到がバントで確実に走者を進めたいところであったが、バントが投手の土屋の正面に転がり、俊足の松本でもはっきりとわかるフォースアウトで一死一、二塁に。隠善智也の代打、矢野謙次がライトのフェンス際に大飛球。

Dsc_0192 ライト関口のジャンプ及ばずフェンスにダイレクトで当たるが、二塁走者の円谷がタッチアップに備えて帰塁していたので三塁止まり。1点返してなお二、三塁かと思ったが一死満塁で大田泰示を迎えることになった。

ここでファイターズは土屋から植村祐介にスイッチ。植村は大田に対してスリーボールナッシングと制球が定まらず。大田はストライクを取りに来た四球目をフルスイングして、あわや逆転満塁本塁打という大ファウルを放つと、続く五球目を今度は右中間に大飛球を放った。

Dsc_0198 抜ければ一気に逆転もという当たりだったが、センターの松坂健太が右中間のフェンス際でファインプレイ。犠飛にはなったが同点を許さず二死一、三塁となった。さらに続く中井大介に期待がかかったが、植村に押し切られて力なくライトフライに倒れた。ファイターズはピンチを最少失点で凌いだ。ジャイアンツは橋本のバント失敗、円谷の走塁ミスが響いた。

矢野の打球に対する円谷の走塁判断にはいろいろな意見があるかもしれないが、やはりタッチアップに備えて帰塁ではなくハーフウエイで外野手の動きを観るべきだったと思う。既に一死なのだからタッチアップしても二死一、二塁が二死一、三塁に代わるだけである。無死から一死に代わるのではない。それならば二塁走者、一塁走者ともハーフウエイで対応するのがベターではないのか?そうすれば円谷の生還だけでなく、外野手が処理をもたつけば一塁走者の橋本も同点のホームを狙える。ファイターズのライト関口の打球処理も迅速で、単なるシングルヒットと同じにしたのは見事だったが、それ以前に円谷の判断ミスではないか。

 

関口の先制打の直前の中島のファウルフライでの一塁走者のタッチアップを、三塁走者の動きに幻惑されて進塁を許した円谷のプレイは責められないと思うが、この走塁判断はミスだと思う。

ファイターズが2対1で迎えた八回裏、ジャイアンツは二番手に野間口貴彦を送り込んだ。

野間口は簡単に二死を取ってから西川遥希に安打を打たれると、岩舘学の代打、市川卓に粘られて四球を与えて一、二塁とすると四番の尾崎匡哉にレフトのポール際に運ばれて万事休す。

Dsc_0207 スリーランとなってファイターズは5対1と決定的な点差になった。

Dsc_0210 野間口は尾崎がベースを一周する間、マウンドにしゃがみ込んで後悔していた感じだったが、わざわざ四番の尾崎の前に走者を貯めた野間口の自殺行為だと思う。左打者の市川を嫌がったとかあるのかもしれないが、ファイターズの四番打者を舐めた代償は大きかった。

ジャイアンツファンの中には「そろそろ今年も野間口が確変する(突然一試合だけ救世主的に)季節だ…」という声もあるようだが、今年はそのチャンスすらあるかどうか…

九回表、ファイターズの三番手の菊地和正からジョシュ・フィールズがセンターオーバーの特大の本塁打を放ち、ジャイアンツファンの溜飲を下げた。

Dsc_0216 これが一軍の東京ドームだったらマクドナルドで特典があるところだがそれもなく、反撃も続かずファイターズの5対2の勝利となった。

【6日・ファイターズスタジアム】

G 000 000 011 =2

F 000 020 03× =5

G)●星野、野間口-市川、鶴岡

F)○土屋、植村、菊地-渡部

本塁打)尾崎7号3ラン(野間口・8回)、フィールズ1号(菊地・9回)

結局、試合は3時間を切り、自由が丘への移動もスムーズだった。「プロ野球ナイト」でお世話になっているファンタスティック・ピッチングマシーン、野球DJ中島勇二さんの「音の球宴」に間に合った。というか早く着きすぎた。

ファイターズの鎌ヶ谷のファンは、早くも101日のファーム日本選手権の観戦予定をたてている。地方の大規模球場で行われるファーム日本選手権、今年はサンマリンスタジアム宮崎で行われる。ジャイアンツの春季キャンプのメイン球場としても知られる、日本では数少ない内外野とも天然芝の綺麗なスタジアム(他にほっともっとフィールド神戸、マツダスタジアム、鶴岡ドリームスタジアムのみ…)だ。ファイターズがリーグ優勝して選手権に駒を進めれば七年ぶりだが、七年前も同じサンマリンスタジアム宮崎だった。その試合は九回裏一死までファイターズが3対0とリードしていたにもかかわらず、ウエスタン・リーグの覇者、ドラゴンズにそこから逆転サヨナラ負けを喫した試合だ。現在ウエスタン・リーグの首位もドラゴンズ。ファイターズファンにとっては七年越しのリベンジと行きたいところだ。

もちろん、まだまだイースタン・リーグもわからない。今日仮にファイターズがジャイアンツを下せば、2位との差は4.5ゲーム差となるが、まだまだ予断を許さない。ウエスタンとの交流戦を組んだものの球団によって交流戦の試合数が異なり、それによってイースタン・リーグの公式戦がチームごとに異なることが勝率で順位を決める事にどう影響してくるか?

 

またファイターズの場合、ここ数年必ず起きる選手不足というジレンマ。育成選手も採用しないギリギリの人数で試合を行っているため、ひとたび故障者が出ると、層の薄さを露呈する。一軍で故障者が出れば選手を一軍に送り込まなければならないが、代わりに落ちてくるのは試合に出られない故障者でイースタン・リーグを戦い抜くにはマイナスなのである。この点ではライバルのジャイアンツには決定的に劣る。ファイターズがイースタン・リーグを勝ち抜くには目の前の試合を着実に勝つことが最も大切だが、一軍にも怪我無く頑張ってもらうしかないのである。

 

 

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