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2011年7月28日 (木)

東野峻を再び先発に戻すという原辰徳監督は何を目指しているのか?

Cdsc_0067 チーム最多の11セーブを挙げているレビ・ロメロが、サブローこと大村三郎の移籍初打席初本塁打による勝利をフイにして登録抹消の憂き目にあった後、先発からクローザーに転身していた開幕投手の東野峻が、内海哲也のリタイヤに伴って再び先発に戻るそうだ。27日のスポーツ各紙が報じている。実際東野は26日からの対ベイスターズ三連戦にベンチ入りしなかった。そして27日の同カードで2対0とリードして迎えた最終回には久保裕也がマウンドに上がった。

一体何なんだ、この配置転換は?

(写真:最近投手コーチに任せずに自らマウンドの投手に指示することが多い原辰徳監督。果たして効果の程は…? 2010年5月撮影)

マーク・クルーンに代わるクローザーと期待して獲得した新外国人、ジョナサン・アルバラデホに過大な期待は禁物とわかると、今年のジャイアンツは山口鉄也をクローザーとして開幕を迎えた。その山口も失敗が続き、胸の痛みを訴えて離脱するとロメロをクローザーに指名。当初は順調にセーブを挙げていたロメロだったが、連投すると球威が落ちるなどの問題点が露呈し、一度ダメ出しされたアルバラデホをクローザーにしたりしてしのいでいたが、前述のドラゴンズ戦でロメロが逆転された翌日に登録抹消された際には原辰徳監督は開き直ったかのようにクローザー不在、固定しない旨を公言した。

 

 

その後、開幕投手を務めたものの先発ローテーション投手としては今一つどころか二つ以下の東野をクローザーに回すというウルトラCに打って出た。

東野はクローザーに回って初の登板が同点の九回裏という、慣れたクローザーでもやりにくい局面で、案の定タイガース相手にサヨナラ負けとなった。その後は何とか勝ち試合を逃げ切っていたが、先のオールスターゲーム第三戦で内海が嶋基宏のピッチャーライナーを左肩に受け、ローテーションを離脱すると再び先発に回るという。ベイスターズとの三連戦では三試合ともベンチ入りせず、二カード目の首位スワローズ戦で先発すると思われる。

一体何なんだろう、この扱いは?

東野に代わるクローザーには久保裕也が指名されたがこの配置転換に関して川口和久投手総合コーチは「久保しかいない!」と報道陣の前で言い切ったという。久保に対する期待はわかるが、東野は何だったのか?

一部にはオールスターゲームを境に東野を先発に戻すことは既定路線だったのではという見方が存在するようだが、敗戦処理。はこの見方に懐疑的だ。何故ならもしそうであれば、オールスターゲーム前の公式戦が終わり次第、先発向けの調整に入るだろうが、そういう報道はなかった。内海負傷の緊急事態に付き、先発に戻す事になったから27日付け報道まで表面化しなかったのだろう。そもそも先発投手としては2勝7敗の東野を首位のスワローズにぶつけるだろうか。いくら自力優勝の可能性が消滅したとはいえ、「首位いじめ」の役割はジャイアンツにも求められよう。

 

 

オールスターゲームに出場する内海と澤村拓一は負荷とスワローズ戦重視を考えたら直近のベイスターズ戦には投げさせず、スワローズ戦に回す予定だったのだろう。本当なら西村健太朗もベイスターズ戦でなくスワローズ戦にぶつけて欲しいところだが、ベイスターズ戦も対戦成績が五分で決して楽観視出来ないことから昇り調子のディッキー・ゴンザレスと西村で手堅く勝ち越しを狙ったのだろう。

セ・リーグトップの10勝を挙げている内海の穴を埋められる投手などジャイアンツには存在しない。いたら内海が負傷する前に一軍で投げているはずだからだ。東野の先発転向とスワローズ戦での先発起用は、内海負傷を受けての緊急の配置転換だと敗戦処理。は見ている。

そしてその一方で、内海に関する報道を見ると、スポーツ報知以外も含めおおむね軽傷と見られており、再登録期限の十日間を過ぎたら一軍に復帰するという見方もあるようだ。であれば、東野を慌てて先発に戻すというのもどうなのかなと思う。今日(28)先発のカルロス・トーレスセス・グライシンガーの代役だとしても、前回スワローズ戦でプロ入り初先発で初勝利を挙げた小野淳平がおり、ファームで先発投手として安定した成績を挙げている福田聡志もスワローズとの三戦目に中五日で投げさせる事が出来る。内海が本当に軽傷なら東野の再配置転換は不要だと思う。

ただし、小野に関しては今季の好調スワローズが同じ新顔に二回続けてやられるとは思えず、前回の結果で再びスワローズにぶつけるのは安直だと思う。

まさか、いくら何でも内海が復帰したら東野を再びクローザーに戻すなんていう暴挙はさすがにしないだろうが…。

ところで久保はクローザーとしてどうなのだろうか?

ジャイアンツファンの中には久保や山口をクローザーに推す声が多い様だ。山口には過去三年間にわたるセットアッパーとして修羅場をくぐり抜けてきた実績があるし、久保も昨年、試合中盤のハードな場面を何度も切り抜けてきた安心感があるからだろう。ただ一つ注意しなければならないのは試合中盤のリリーフやセットアッパーとクローザーという「仕事」を同一視するのは危険だということだ。試合の最後に投げるクローザーにはクローザーにしかわからないプレッシャーがあるようだ。そりゃそうだろう。自分が失敗したら勝ち試合が一瞬にしてパーになるのだから。そしてもう一つ、山口や久保がファンに安心感を与えてきた昨年までのポストに山口ないし久保がいなくなるのだ。山口がクローザーになれば、山口をセットアッパーに使うことは出来ないし、久保をクローザーにしたら昨年久保が投げていたような場面で久保を使えない。今回山口をクローザーに戻す構想はないようだから除外するが、要は久保に不慣れなクローザーというジャンルを託すというリスクと、久保が抜ける中継ぎをどうするかという二つのリスクが併存するのである。

その点では27敗の先発投手をクローザーに回す方が新たに出来る穴は小さい。ただもちろん東野にクローザーが務まればの話だが…。

オールスターゲーム前にクローザーの馬原孝浩が右肩の違和感を訴えて戦列を離れたホークスは新外国人投手の獲得にめどを付け、期限の今月末までに獲得にこぎ着けるという。外国人投手は来てみないとわからない面があるが、備えあれば憂いなしというか、素早い対応だ。馬原は今季、シーズン開幕から絶不調で二軍落ちまで経験したが、その後いつも通りの馬原に戻っている。そしてホークスではブライアン・ファルケンボーグが右肘痛で戦列を離れた時期があった。投手編成の根幹を揺るがしかねない事態になった。ホークスの凄いところは、昨年までこの両投手とともに試合終盤のマウンドを守ってきたSBMのSこと摂津正を今季から先発に回しているのだが、摂津を後ろに回す等という発想がみじんもなかったことだ。秋山幸二監督にぶれない核心のようなものがあるからだろう。そしてもう忘れている人がほとんどだろうが、昨年ジャイアンツの原監督は山口鉄也を先発に転向させるプランを立ち上げ、その理由を「先発で15勝出来る素材。柱になれる投手」と言っていた。だが山口が先発のマウンドに上がったのは開幕から二度だけ。決して不成績だったわけではないが、当時の守護神クルーンが故障したため山口を元のセットアッパーに戻してしまった。原監督と秋山監督。もちろんどちらも投手出身ではない。しかしこの例で比較する限りにおいては…

久保をクローザーに配したジャイアンツの最初のカード、ベイスターズ三連戦は21敗と勝ち越した。久保は二戦目に2点のリードを逃げ切る好リリーフを見せた。久保に代わる中継ぎ陣も高木康成やロメロがまずは無難に代役を務めた。クローザーを久保にしたならしたで、もうじたばたせず、久保をクローザーに固定して欲しい。これで久保でもうまくいかなかったら、今さら東野にもう一度とは言えないからといって澤村をクローザーになどという声が出るだろうが、クローザーというものをその程度の思いつきで固定できるポジションと考えている限りジャイアンツからは真のクローザーは生まれないだろうし、今の成績からの急浮上もないだろう。

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