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2011年6月19日 (日)

大田泰示が外野守備に挑戦中

Dsc_0135 以前から噂にはなっていたが、ジャイアンツの大田泰示が本格的に外野の守備に挑戦している。この日(19)はファームの本拠地であるジャイアンツ球場でのイースタン・リーグ公式戦で初めてセンターの守備についた。三塁や一塁の守備ではミスを連発し、本人が送球イップスに悩んでいるとも言われていたが、ついに外野手に転向するのか…

(写真:センターの守備につく大田泰示。手前は二塁手の円谷英俊)

大田の三塁守備のお粗末さについては今さら書く必要もないだろうが、どうやら今春の宮崎キャンプの時点で、本人が自信を失っていることをコーチや監督に打ち明けていたようだ。特に怖がっているのがスローイングで、いわゆる送球イップスの状態のようだが、送球以前に捕球にも大きな問題があるように敗戦処理。には思える…。

今年レギュラーポジションを勝ち取って勝負強い打撃を見せているファイターズの中田翔は、昨年から外野守備に取り組み、昨年はレフトの守備で開幕スタメンを勝ち取った。昨年は正一塁手の高橋信二の離脱で一塁手としての出場が多かった中田だが、今年は基本的にレフトでのスタメン出場が続いている。中田がファイターズ一年目に守っていた三塁の守備も酷かったが、二年目から一塁に回るようになって安定し、外野の守備も進歩している。大田も守備に自身がないのなら、自分のためにもジャイアンツの投手陣のためにも外野に挑戦するのも一考だろう。

大田は16日に 荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた で行われたゴールデンイーグルス戦からこれで三試合続けてセンターでスタメン出場。外野手にチャレンジするだけでも大変なのに、最も難易度が高いと言われるセンターに挑戦しているのだから恐れ入る。昨日(18)市営浦和球場で行われた同じマリーンズ戦ではバックホームで走者を刺す補殺を記録するなど、観た人の評判も上々のようだ。

Cdsc_0118 今日のセンター大田の守備機会は5回。定位置より左後方の飛球に判断よく追いついたりするなど、ミスなくこなしていたが、捕球した後にホッとしたような仕草をするあたりにまだ外野転向し立て感があった<>

欲を言えば、左中間、右中間を抜かれた打球への対応を観たかったが、今日は残念ながらそういうシーンがなかった。

試合をおさらいしよう。

ジャイアンツの先発はディッキー・ゴンザレス

Dsc_0016 イースタンでの登板は513日以来、約一ヶ月ぶり。このところ一軍先発ローテーションの一角を担ってきたセス・グライシンガーが登録抹消されたのが17日、それまでイースタンで6連勝と虎視眈々と一軍入りを目指していたカルロス・トーレスに初黒星が付いたのが昨日18日、そして今日ゴンザレスが先発する。約一ヶ月登板間隔が空いた理由を把握していないが、期するところはあるだろう。

マリーンズの先発は山室公志郎

Dsc_0036 一週間前の12日に鎌ヶ谷で登板しているのを生で観戦して以来二週連続で観ることになった。

ゴンザレスが先頭の定岡卓摩に安打を喫したものの後続を断った無難な立ち上がりだったのに対し、山室は荒れていた。

一回裏、山室は先頭の工藤隆人にライト線に二塁打されていきなりピンチを迎えると、二番の橋本到、三番の大田泰示に連続死球。

Bdsc_00 特に大田はその場にうずくまったので心配されたが元気に一塁に向かった。大田が無事とわかれば相手山室が乱調のうちに初回から畳みかけていきたいところだったが、四番に座る中井大介は遊ゴロで6-4-3の併殺打。この間に工藤が生還した1点のみで山室を攻めきれず。

ジャイアンツは二回にも二死から河野元貴が四球で歩くと、山本和作の打席で暴投により二進。ここで山本が二遊間を破りそうな打球を放つがマリーンズの二塁手、角晃多ファインプレーで打者走者の山本がアウトになり、追加点を奪えない。ジャイアンツは三回裏にも一死から橋本が内野安打、大田が敵失で出て一死一、二塁のチャンスを作るが四番の中井が今度は一ゴロ併殺打で無得点。山室をなかなか崩せない。

ゴンザレスも二回表こそ三者凡退に抑えたが、三回からは安打の走者を出しては凌ぐという連続。

1対0で迎えた五回裏、工藤と大田の四球で得た二死一、二塁から四番の中井が三度目の正直でセンター前にはじき返した。

Dsc_0057 二塁から工藤がホームインしたが、三塁を狙った大田が返球でアウトになった。

Dsc_0058

Dsc_0059_2 工藤のホームインが先と判定されたので良かったが、大田のタイミングは明らかにアウトだったのでスピードを緩めて時間を稼げればもっとよかったと思うのだが…。

六回表、マリーンズも反撃。

先頭の角中勝也の一ゴロを田中大二郎がトンネルしていきなり無死二塁。続くサブローがレフト前にはじき返し無死一、三塁。3打数2安打のサブローはここで代走の生山裕人と交代。先週のファイターズ戦で斎藤佑樹から本塁打を放つなど復調ぶりをアピールしていたが即一軍復帰とはならず。しかし交流戦後のリーグ戦再開からは一軍に復帰するのではないか…。

Dsc_0001

サブローの代走生山が二盗して無死二、三塁とさらに攻め立てるが、ゴンザレスは今岡誠の代打、宮本裕司を三振、高濱卓也を一ゴロに打ち取り、小池翔太を歩かせて二死満塁にしたものの青松敬鎔を二ゴロに打ち取ってこのピンチを無失点に切り抜けた。

6イニング無失点。ゴンザレスはこの回でお役ご免。交流戦が終わってからは6連戦が続く。先発投手の頭数が足りないジャイアンツ、外国人枠の問題もあるが今日のゴンザレスの投球内容を首脳陣はどう評価するか…?

七回裏、ジャイアンツはマリーンズ二番手でこの回が2イニング目になる林啓介を攻める。

先頭の橋本が四球を選ぶと、大田が右中間をライナーで抜く二塁打で無死二、三塁。ここで中井が今度はセンターオーバーの二塁打で二者を還し、4対0とする。

Dsc_0123 さらに一死後、紺田敏正が三塁線を破るタイムリー二塁打。

Dsc_0128 DHでスタメンの紺田はこれで二打席連続の二塁打。続く福元が四球を選び、その投球が暴投となって紺田が三進。河野がセーフティスクイズを決めて紺田を迎え入れ、この回4得点。6対0とした。

ジャイアンツはゴンザレスの後、星野真澄が2イニングを抑え、最終回は宮本武文が抑え、6対0で完封勝利。

19日・ジャイアンツ球場】

M 000 000 000 =0

G 100 010 40× =6

M)●山室、林、服部-小池

G)○ゴンザレス、星野、宮本-河野

本塁打)両軍ともなし

ジャイアンツの得点にはすべて四球が絡んでいた。マリーンズとしては頭の痛いところだったろう。点にはならなかったが六回裏に林が四死球を含んでの二死満塁となった場面では西本聖投手コーチでなく高橋慶彦二軍監督が直接マウンドで指示していた。

 

 

また死球の多さも気になった。マリーンズは初回の橋本、大田連続死球以外にもこの六回裏に林が福元淳史の足に死球。

Dsc_0077 見た感じ小笠原道大が登録抹消にまで至ったカープ戦の当たり方に似ていたので心配したが、こちらもすぐに立ち上がって一塁に向かった。ただ次の回の打席で四球を選んだ後、代走と交代した。

一方のジャイアンツも二番手の星野が角中の背中にぶつけてしまった。

Dsc_0114 どの死球も不穏な雰囲気になる事がなかったのがせめてもの救いだが、一つ間違えば欠場になりかねないだけに…。

大田はこのまま外野一本でチャレンジするのだろうか?

三年目の今年、打撃面では状況に応じたセンター返し、右狙いが評判良いようで、一軍でも決勝打を放つなど着実に成長しているのは明らかだが、逆にいっこうに成長が見られない守備をどうするのかと思っていた。先ほど中田翔の名前を出したが、守備に不安な内野手が外野手に転身して成功した例では田口壮福留孝介がすぐ浮かぶ。まだ成功と呼ぶには早いが、ファイターズの陽岱鋼もそれこそ送球イップスなのではないかと言いたくなるほど悪送球の繰り返しだったのが嘘のようにはつらつと外野守備をこなしている。大田もやるからにはもう内野には戻れないくらいの覚悟で、外野守備に励んで欲しい。一朝一夕には上達しないかもしれないが、とにかく試合に出て経験を積むことだろう。今ではトップクラスだが、糸井嘉男が投手失格で外野に転向した頃は危なっかしくて見ていられなかった。

ただその糸井でさえ、最初はライトやレフトで試合に出場していた。大田がいきなりセンターを守っているのが気になる。今日の試合を観た範囲では無難に守っていたが、当然ながらセンターラインと言われるようにもっとも難易度が高いと言われる守備位置。これが大田には外野守備のセンスがあると見越してのものなのか、それともレフトはアレックス・ラミレスが不動だから、レフト以外のポジションで、なおかつ送球イップスだからスローイング力が試されるライトを避けてセンターというものなのか気になる。後者だとしたらあまりにも安直な発想だと思うが、そうでないことを祈りたい。

これまでは「松井秀喜以来の背番号55を付けた男」という肩書きのみが一人歩きし、長打力、潜在能力のみにばかり注目が行ったが、実態はすぐにプロで結果を残せるものではなかった。一年目に早くも一軍入りし、交流戦の最後にブライアン・シコースキーと対戦したが、とてもレベルが違う三球三振。それでも全球振ったという点ばかり着目して大田を絶賛するマスコミ。もちろんファームに戻れば、時に持ち前の長打力で「松井秀喜以来の…」の片鱗ぶりを発揮するも、うまい投球をされると簡単に術中にはまる。そして守備はとてもプロのレベルとは言えない。

東海大相模時代の高校生離れした打撃を実際に見ていないファンにとって大田とはジャイアンツが付した「松井秀喜以来の…」という肩書きによる先入観が大きかった。それがプロで二年間実態が晒されることでファンにはリアルな大田が刻まれるようになった。入団してまだ年数が浅い、いいものも持っているがまだまだ未熟な点が多い有望な若手という評価がようやくファンの間に固まりつつあるのだろう。ファンはようやく等身大の大田と向き合うことになる。

先日までの一軍生活では課題の守備だけでなく、打撃の方もまだまだ一軍定着を狙うものではない事が露呈した。それに関しても今日は書きたかったが日を改めることにする。大田の外野チャレンジを取りあえず前向きに応援したい。

そしてむしろ…大田より6歳年上で、大学卒で入って五年目の円谷英俊の方が心配だ…。

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