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2011年6月13日 (月)

ジャイアンツは澤村拓一を潰す気なのか…?

Dsc_0017 ジャイアンツの黄金ルーキー澤村拓一が勝てない。12日のバファローズ戦でも1対1の同点で迎えた八回裏に北川博敏に2ランを浴びて、敗戦投手となった。防御率は2.34ながらこれで2勝5敗と大きく黒星が先行。同期の佑ちゃんと比べ、「持ってない男」と揶揄する向きすらある(実際は女子アナとの交際が噂されているので「モテるのに持ってない男」と言われている<苦笑>)。

澤村よりも、毎度毎度澤村を援護しない打線に問題があるのは明らかだが、黄金ルーキーをいつまでもこんな形に晒していたら、いつかダメになってしまうような気もする。ジャイアンツは何か対策を考えているのだろうか?

(写真:逆転本塁打を浴びてマウンドで呆然とする澤村拓一。5月11日のベイスターズ戦でブレッド・ハーパーに逆転本塁打を浴びた直後)

昨日12日はローテーションの順序からすれば6日のファイターズ戦に先発した澤村ではなく、5日のファイターズ戦に先発したセス・グライシンガーになるところだが首脳陣は順番を入れ替えたようだ。12日に澤村を投げさせておけば、交流戦最後の19日のライオンズ戦にもう一度中六日で無理なく先発させることが出来るからであろう。今週は交流戦最後の四試合なので、グライシンガーと澤村の他、東野峻内海哲也の四人の先発でまかなうことが出来、金刃憲人を、山口鉄也一人しかいない左のリリーフに回すことで継投のバリュエーションを増やすメリットもある。

だがいくら澤村がジャイアンツの先発ローテーションの中で安定感があるからといって、まだプロで一年間乗り切ったことのない投手だ。過度な期待で負荷をかけるのは如何なものかと思う。

澤村がローテーション順の通りに登板せず、他の投手の順を抜いて登板したのはこれが初めてではない。

開幕から東野、内海、澤村の順で先発していたが、4月26日から28日までの対スワローズ三連戦にこの三人をこの順番で先発させて三連敗を喫したのを最後に、この三人がこの順番で続けて先発することはなくなった。一週間後の5月3日から5日までの対タイガース三連戦は東野、金刃、澤村の順で内海は翌6日の対ドラゴンズ戦の先発に回った。これはこの三投手を同一カードに先発させると、次のカードの先発投手が手薄になるからの措置と思われる。澤村はこの翌週、5月10日から12日の対ベイスターズ戦では金刃と入れ替わって中五日で11日に先発した。そしてその翌週、セパ交流戦がスタートすると、中五日で17日の交流戦開幕戦に先発した。それまで開幕からずっと火曜日に先発していた開幕投手の東野は二カード目の対ゴールデンイーグルス戦に回った。登板間隔は中9日。六連戦の頭に当たる毎週火曜日に先発していた東野は交流戦前の最後の登板までで5試合で1勝3敗、防御率4.78。この時点でジャイアンツは澤村中心のローテーションに組み替えたと言って差し支えなかろう。同時点で同じ1勝3敗でも、澤村の防御率は2.36と安定感に大差がある。これは同じく4勝1敗、防御率1.07であっても毎度中盤でスタミナ切れし(少なくともジャイアンツ首脳陣はそうとらえている)リリーフ陣に負荷をかけている内海より安定していると判断されたのだろう。ジャイアンツの次代のエースとして敢えて修羅場をくぐらせているのだろう。

しかしそうは言っても、澤村の登板試合に打線の援護が噛み合うことが少なく、必ずしも澤村に原因があるわけではないが、結果として澤村が投げた試合を落とすことが多くなっている。

ある人が、「澤村にも気分転換的な意味も込めて、五回まで投げてその時点で勝利投手の権利を得ていたら、日本ハムの佑ちゃんが投げていたときのようにリリーフ陣を総動員してリードを守り、とにかく澤村に勝ち星を付けてあげたらどうか…」と言った。確かに一案だと思う。先輩投手達の力を借りてでも、とにかく勝利投手という事実が加われば、次の登板でゆったりした投球が出来るのではないかということだ。今の状態が続くようでは、澤村の魅力である大胆な攻めの投球が影を潜め、とにかく怪我を負わないよう、安全第一の面白くも何ともない投手になってしまうおそれがあるし、そのような余計な考え方からフォームを崩したりされたら元も子もない。

ところが佑ちゃんに2勝をプレゼントした同じ方策が澤村に当てはまるとは限らない。

榊原諒宮西尚生増井浩俊武田久と盤石なリリーフ陣を誇るファイターズとジャイアンツのリリーフ陣の差も考えなければならないし、何よりもファイターズで惜しみなくリリーフ陣をつぎ込めるのは大エースのダルビッシュ有が完投能力に優れ、リリーフを仰ぐにしても最小限の人数、イニングで済んでいるという事実がある。斎藤佑樹が2勝を挙げた試合はいずれも6連戦の6戦目だったが、リリーフ陣が酷使されているわけではないのである。

澤村が完投して敗れた12日、その前日の11日にジャイアンツは内海先発で連敗を4で止めたが、内海は5イニングで108球を費やし降板。西村健太朗、山口、久保裕也ジョナサン・アルバラデホの救援を仰いでいる。本来ならば内海あたりは出来るだけ長いイニングを投げ、リリーフ陣の負荷を軽くする好投が望まれるはずだがむしろその役割は澤村が担っているようにも思える。そしてそうであるにもかかわらず澤村登板試合は結果として試合に敗れている。

交流戦が終わると、直後は3連戦だが、その後は6連戦が二週続いて9連戦が入る。そしてオールスターゲームを挟んで再び6連戦が五週続く。

ジャイアンツの先発ローテーション投手は金刃を入れても五人。開幕当初のように外国人投手を入れ替えながら投げさせるという手も考えられるがアルバラデホとレビ・ロメロを一軍に固定させている間は外国人の先発投手は同時に一人しか登録できない。カルロス・トーレスがイースタン・リーグで60敗と好成績を挙げていても、登録するには外国人枠の壁があるのだ。交流戦前に三度先発した小山雄輝や、一軍初登板を経験した小野淳平、そして万年ローテーション候補の福田聡志がイースタン・リーグで先発で好結果を残しているので順次挑戦する形になるのだろうが、セ・リーグ同士の対戦になった時に澤村にさらなる高いハードルが用意されるような気がしてならない。

さし当たっては内海と東野に奮起を促すしかないが、ジャイアンツ首脳陣も内海には辛抱してもっと長いイニングを投げさせるべきだと思う。澤村が故障してからでは手遅れなのだ。

敗戦処理。はアマチュア時代の澤村を生で観たことはないが、いわゆるプラチナ世代に関しては400試合以上の観戦経験があり、当blogにもトラックバックや鋭いコメントを下さる方が、二桁勝たなかったら野球を観るのもをやめると断言したほどの逸材だ。ジャイアンツのローテーションがどうのと言うレベルではないのかもしれない。ジャイアンツは自軍のためのみならず球界の財産として澤村を育てなければならないと言う自覚を持つべきだろう。だがそのくらいの逸材といえど、今現在は一年目の投手。まだプロで丸一年を経験していない投手に過度の期待は禁物だと思う。既にエース的な期待を受けている東野にしたって、昨年は一年間コンスタントに結果を出したのではない。明らかに竜頭蛇尾だった。

ジャイアンツよ、澤村を潰すな…。

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