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2011年5月 8日 (日)

三年目の大田泰示は足でも魅せる!

Dsc_0050 8日、ロッテ浦和球場でイースタン・リーグのマリーンズ対ジャイアンツ戦を見てきた。拙blogのイースタン観戦記では何かと俎上に上げられるジャイアンツの大田泰示だが、三年目の今季、今年は豪快な打撃と大胆なエラーだけでなく、足でも魅せてくれる。前日7日現在で、イースタンではスワローズの上田剛史と並んでトップの14盗塁を記録している(失敗は5)。

(写真:相手が左投手ながら果敢に二塁盗塁を挑む大田)

Dsc_0051 惜しくもアウトだった…。

これまでの大田は入団時に「あの松井秀喜が退団後、空き番になっていた背番号55を背負った男」というイメージで固められ、私も含めファンは松井秀喜以来の大型和製大砲として期待してきた。実際一年目からイースタンでは本塁打を量産したし、二年目の昨年もパワーアップした。その一方で相手バッテリーに上手く攻められると、試合を左右する局面で相手の術中にはめられる場面もままあったが、一般的にホームランバッターは三振の数も多いし、ファンもまだこれからの選手ということで前向きに大田を観ていたと思う。

守備で頻繁に簡単な打球をエラーするお粗末な守備を除けば…。

今季も三塁手としてイースタン最多の10失策を記録しているから、守備に関してはあまり進歩がないのかもしれないが、今季は盗塁が急増している。主に三、四番を打つ大田が盗塁をするということは五、六番打者でチャンスの場面になるということで得点のチャンスが拡大するし、首脳陣にアピールする材料になるだろう。

前述の場面は盗塁失敗だが、マウンドが左投手の吉見祐治で、なかなかスタートを切りづらい場面だが、果敢にチャージした積極さは評価できるだろう。前回観戦した5日のジャイアンツ球場でのスワローズ戦では二塁走者として打席に左打者の紺田敏正がいる状況で三塁盗塁を決めた。

Dsc_0083_2 一塁走者のもスタートを切っていたのでサインプレーによるダブルスチールだったようだが、捕手が送球しやすい左打者の打席での三盗は見事だった。ちなみに投手は右投手。

盗塁と失策数(ポジション別)はトップなのだから本塁打(あるいは三振数)を増やして変則三冠王を目指してもらいたい。

さて、試合に入ろう。実はロッテ浦和球場で生観戦するのは三年ぶり。ジャイアンツ戦に限るとこのブログを始める以前の2004年4月以来7年ぶりになる。ちなみにその試合ではマリーンズの喜多隆志がサイクルヒットを達成した!

 

 

ホーム側の三塁側とビジターの一塁側で開場時間が異なるのだが、開場時間より少し遅れて1130分頃に着いて一塁側スタンドを目指すと、既にスタンド(といっても長椅子)はほとんど埋まっており、詰めてもらってブルペンに近い位置にようやく座ることが出来た。真後ろにはジャイアンツ応援団が陣取り、東京ドームのライトスタンドと同じようなパフォーマンスをしていたようだが、この球場にはスコアボードのメンバー表示がないため、応援団が大声を出すと場内アナウンスが聞こえづらい。マリーンズのスタメン発表や試合中の選手交代のアナウンスを聞き取るのに苦労した。夏並みに暑い上に、風が全くないというバッド・コンディションに拍車をかける形になった。

先発はジャイアンツが星野真澄でマリーンズが吉見。

Dsc_0020 星野は一昨年の育成ドラフトで1位指名され入団。昨年すぐに支配下選手登録を果たし、一軍でも試合に登板した期待の星。イースタンでも開幕からイニング途中でのリリーフ登板が多く、好投を続けていたが前回430日のベイスターズ戦に初先発。6イニングで自責点2という内容だったのに続く二度目の先発だ。

両投手無難な立ち上がりで落ち着いた序盤戦だったが、三回表、ジャイアンツは一死から今日スタメンマスクの鬼屋敷正人が三遊間を破るチーム初安打を放つと、九番スタメンの工藤隆人が右中間を破る二塁打を放ち、鬼屋敷が生還。

Dsc_0032 1点を先制した。

マリーンズはその裏、先頭の角中勝也がセンター前にチーム初安打。一死後、暴投だかパスボールだか(敗戦処理。の席からは視認しづらい)で二塁に進塁。ここでスタメン九番のルーキー捕手、小池翔太がレフトオーバーの逆転本塁打。

Dsc_0040

この後、二死から角晃多が二遊間を破って出塁すると、根元俊一の打席で再び暴投だかパスボールだかのバッテリーエラーで角が二進。投球がワンバウンドしていれば記録上は「暴投」となるが、投球がバウンドする度に捕手が逸らしているのでは話にならない。敗戦処理。の後ろの列の応援団は鬼屋敷のミスと断定していた。鬼屋敷はこの後にも、走者一塁の場面でボールを後逸するシーンがあったが、この時はこの投球で四球になったのでおそらくバッテリーミスが記録上は残っていないだろう。しかしまだ試合で使うには…という印象を持った。

この回は根元も四球で二死一、二塁とマリーンズはさらに追加点のチャンスだったが、四番の細谷圭が三塁ゴロに倒れて追加点はならず(ジャイアンツは大田が三塁でなく一塁を守り、三塁には山本和作)。

マリーンズは続く四回裏、先頭の田中雅彦が高く上がる二塁後方のフライ。これをジャイアンツの二塁手、福元淳史が落下点に入って捕球体制に入りながら落球する、先日の甲子園での脇谷亮太のようなプレー。ただ脇谷と違い、誰にでもわかる距離まではじいてしまい、打者走者は二塁へ。無死二塁となったマリーンズは続く青野毅が送って一死三塁とすると、角中が初球をスクイズ。ノーマークで見事に決まり、1対3となった。マリーンズはこの後も二死無走者から四球と二安打で満塁と攻め立てるが、角が一塁フライ。マリーンズは三回と四回で逆転して追加点も加えたが、もっと一気に大量点のチャンスを逃した。

逆転してもらった吉見はマイペースの好投でジャイアンツ打線を抑えていく。

Dsc_0017 後ろの列の応援団によると「吉見のしょんべんカーブは二軍じゃ敵なし」だそうだが、確かにタイミングを狂わされてほとんどの打者が自分の打撃を出来ない感じだった。

先制した三回表も工藤のタイムリーのあと、藤村大介橋本到が連続三振。四回表は大田が三遊間を破るが、冒頭の写真の二盗失敗で三人で攻撃を終える。五回表、六回表もそれぞれ簡単に三者凡退に退ける。確かにシーレックス時代の吉見とは一味も二味も違う感じだ。

ジャイアンツの星野は五回までで降板。六回裏には二番手の宮本武文を起用。

Dsc_0065 宮本は昨年までは支配下選手登録だったがオフに育成選手に格下げになった。木村正太の様に故障による降格なのか、一本立ちに時間がかかるとの判断での降格なのかわからないが、今日の登板では二死からシングルヒットを打たれたもののアウト三つをすべて三振で取る好投を見せた。

七回裏には同じく育成選手の、こちらはルーキーの岸敬祐が登板。

Dsc_0074_2 昨年の育成ドラフトでの入団だが、今日の登板で11試合目の登板と、積極的に試されている。ただ今日は左対左の利点を活かせず、角に安打を打たれ、根元には四球。右打者が続くとあってあっさりと朝井秀樹に交代。

Dsc_0076 1日のベイスターズ戦にリリーフで1イニングを投げたかと思うと4日のスワローズ戦には先発。ただし二回持たずに降板と慌ただしい一軍先発要員候補の朝井が、この追加点を許せない場面で投入された。

朝井は一度バントの構えを見せた細谷を二塁ゴロ。一塁走者を封殺して一死一、三塁。すぐに細谷に二盗されて一死二、三塁とされるが、田中三振、青野遊ゴロで無失点に切り抜けた。

再三のピンチを何とか切り抜けるジャイアンツの投手陣に八回表、打線がようやく反撃。

マリーンズは七回から二番手としてマウンドに上がっている山本徹矢がイニングまたぎで続投。ジャイアンツは一死から途中出場の紺田が四球を選ぶと、続く鬼屋敷の代打、古城茂幸も四球。元ファイターズ勢がチャンスを作り、打席には先制打を放っている工藤。ここで後ろの列の応援団からは「ランナーもバッターも日ハム出身だから『連打~連打~』でもやりましょうか」との声が挙がるが、「連打じゃなくて連続四球だろ」という当を得たツッコミが入ったため、ジャイアンツ応援団による鎌ヶ谷名物「連打~連打~」は幻に終わった<苦笑>

マリーンズもたまらず、山本徹から左の松本幸大にスイッチ。しかし工藤はライト線に痛烈に引っ張るタイムリー二塁打で紺田を返し2対3の一点差に。

Dsc_0089 古城が歩いた時点で同点の走者になる古城に替えて代走に荻野貴幸を送っていた。このところ勝負所の場面で代走に使われることが多い育成選手の荻野が走者だっただけに同点のホームにトライしても面白かったと思うが、まだ一死で外野フライでも返れる場面なので三塁コーチが止めた。

Dsc_0085

そして一死二、三塁。同点どころか逆転のチャンスで一番の藤村が打席に入り、右手に死球…

Dsc_0090 と思ったがこれが手ではなくバットに当たったとのことでキャッチャーゴロになり一塁に送球され二死。

Dsc_0092 藤村はトレーナーの治療を受け、この回限りで交代。特にジャイアンツ側から判定に対して抗議する様子もなかったので、死球ではなくインプレーという判定は間違いでないようだが、藤村も途中交代ということは心配だ。

この後橋本が四球を選んで二死満塁。この日からDHでスタメン復帰している中井大介に打席が回ると、マリーンズは右投手にスイッチ。元バファローズのエース、川越英隆が登板。昨年の足の故障からようやく復帰してまだ三試合目、スタメンは今季初めてという中井、前の打席で復帰初安打を放ったがこのチャンスに平凡なセンターフライに倒れた。

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八回裏、1点ビハインドを保ちたいジャイアンツは林羿豪を投入。

Dsc_0097 ここまで既に7セーブを挙げている守護神だが、先月28日のヤクルト戸田球場でのスワローズ戦で、十回表にジャイアンツが3点勝ち越した後に抑えに出てきて4失点して敗戦投手になると、その失敗が尾を引いたのか、今月3日のジャイアンツ球場でのスワローズ戦では同点の十回表に登板して2失点で連続失敗。負担の軽い展開で投げさせようと、翌4日の同カードでは1対8とリードされた八回に登板したが1イニングで自責点1。一時の勢いはどこへやらという絶不調ぶり。今日は1点ビハインドの八回という重要な場面だったが、先頭の角中に四球を与えると、二盗を決められ、さらに暴投でいきなり無死三塁と自分で自分を苦しめるピンチに。この後、二連続奪三振などで何とか無失点に切り抜けるがとても勝っている試合の最終回には使えない調子だ。

1点リードの最終回となればマリーンズは「武蔵浦和の防波堤」橋本健太郎を投入。

Dsc_0103 ジャイアンツは先頭の大田こそ三振に倒れたが途中出場の円谷英俊が四球で出ると二盗を決め、このところの三連勝の決勝点にすべて絡んでいる山本の一打に期待がかかったが山本は死球。

サヨナラの走者が出たが、続く紺田と荻野が凡退し、ジャイアンツは1点差に泣いた。

8日・ロッテ浦和】

G 001 000 010 =2

M 002 100 00× =3

G)●星野、宮本、岸、朝井、林羿豪-鬼屋敷、市川

M)○吉見、山本徹、松本、川越、S橋本-小池

本塁打)小池2号2ラン(星野・3回)

マリーンズが上手く攻めていればもっと点差が付いていても不思議でない試合だったが、ジャイアンツ投手陣が粘り強いのか、マリーンズ打線が人が好いのか…最後の一球まで目が離せない展開になった。

冒頭で取り上げた様に大田が機動力に目覚めたのはよいことだが、核弾頭藤村が今日のプレーで離脱するようでは痛い。

Dsc_0093 藤村の今季の守備率の低さを危惧する向きもあるが、難しい打球を何気なくさばく安心感のある守備は寺内崇幸が一軍にいる今ではファームでは随一。内野手で一軍に最も近い存在と思う。軽傷であることを祈る。

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