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2011年5月 9日 (月)

高橋信二まさかの電撃トレードでジャイアンツへ…

Dsc_0091 驚いた、いやまだ動揺している。ファイターズの高橋信二がジャイアンツに金銭トレードで移籍する事が今日(9日)、発表された。高橋は1997年にファイターズに入団した生え抜きのベテランで、近年捕手から一塁手にコンバート。2009年の優勝時には四番打者としてつなぎの野球の中核を担い、ジャイアンツとの日本シリーズでも2本塁打を放ち、敢闘賞を受賞した。この年はパ・リーグ一塁手部門でベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。

またジャイアンツは同日、7年目の星孝典捕手のライオンズへの金銭トレードを発表した。

(写真:ファイターズ鎌ヶ谷の会が選ぶ4月のMVPに選ばれ、表彰を受ける高橋=C☆Bの隣。今月3日撮影)

信二はオープン戦の時期に体調を崩して二軍落ちしていたが、一軍復帰を目指し、イースタン・リーグ公式戦に積極的に出場していた。冒頭の写真はそんな信二が残した実績を正当に評価したものだろう。信二は単に格の違いを見せただけでなく、好守交代時には一塁の守備位置とベンチの間を常にダッシュで往復していた。それはあたかも一軍の試合で稲葉篤紀が行うダッシュのごとく…。

チームリーダーたる稲葉が自ら手本を示すようなプレーを率先垂範するのと同様に、信二はファームで試合に出ているという本意でない現実を受け止め、かつファームのなかで手本を示しているのだろう。一塁の守備位置から、投手に声を頻繁にかけているし、敗戦処理。が観戦した416日のスワローズ戦ではかつてバッテリーを組んでいた八木智哉に積極的に声をかけていた。

Dsc_0075 イースタンで打率4割をマークし、いつでも一軍OKという雰囲気だった。それでもなかなか一軍入りが実現しないのは、幸か不幸か一軍のファイターズ打線が好調で、落とす選手が見当たらないからである。しかし現在の好調がいつまでも続くとは限らない。そんな時のために信二は好調を維持し続けるものと思っていた。それがまさかの金銭トレードである。

実は信二は昨年、FA権を取得した。森本稀哲建山義紀の去就に注目が集まったが、実は信二も行使するか否か、一時期迷っていたようだ。結局信二は権利を行使せずチームに残る選択をしたが、球団からの契約更改の意思表示は年俸の減額制限を超えるダウン幅の提示だった。推定年俸のレベルだが2010年度の年俸が12000万円だった信二に5000万円ダウンの7000万円という提示をしたと言われている。信二はこれを飲んだ。信二の昨年の不振はシーズン中盤に受けた頭部の死球が原因と言われている。これは一般的には試合中に起きた不可抗力のアクシデントで、多くの球団では公傷とみなされ、年俸の査定で不利益に扱われることはない。だが信二には大幅なダウンが提示された。死球を受けて一度一軍に復帰し、その後に体調不良を訴えて再び戦列を離れたからそれがダウンに結びついたのかもしれないが、そもそも多くの球団ではFA権を取得した選手に大幅なダウン提示などしないだろう。球団フロントと信二の間で何があったのかわからないが、何かぎくしゃくしたものが無ければよいがと一時期勘ぐったりしたものだが、今こうしてシーズン途中の金銭トレードという現実にぶつかると、やっぱり何かあったのかと勘ぐってしまう。

一方、ジャイアンツの側でこのトレードを考えてみる。

まだまだ働けるであろう選手であることは確かだが、どのように活かすのか?

一塁手として使うとすれば、小笠原道大とかぶる。5日に通算2000本安打を達成した小笠原だが、8日現在で打率.173と絶不調。いっこうに調子の上がらない主砲の代役に…というのもあり得ない話ではないが、ジャイアンツは小笠原と今季と来季の二年契約を結んでいる。あとは信二を一塁に入れて小笠原を三塁に入れるというのもあるが、そもそも今季、小笠原の守備面での負荷軽減を考えて昨年までの三塁手メインから一塁手に固定という判断になったはずだ。小笠原を三塁に戻すことで、一時的には気分転換というかカンフル剤的な効果が出るかもしれないが、長続きするとは思えない。

他には昔取った杵柄で、捕手にカムバックという選択肢も考えられなくもないが、ファイターズでは実質的には捕手失格とまでは言わないが、それに近い扱いを受けた。信二が試合で最後にマスクをかぶったのは2009年のインフルエンザ渦で正捕手の鶴岡信二が離脱してやりくりをしていたときだが、古傷の膝の痛みもあって捕手でのプレーには無理があることが露呈したほどだ。それに正捕手阿部慎之助も、既にフリー打撃を開始しており、一軍戦列復帰は近いと見られている。

原辰徳監督は昨年、セットアッパーの山口鉄也を先発に転向させると言っておきながら、開幕して一ヶ月そこそこで(守護神、マーク・クルーンの故障もあったが)元のセットアッパーに戻した。今季もオフに三塁にコンバートさせたはずの亀井義行高橋由伸が故障すると外野手として起用している。有言不実行というか、臨機応変に前言を翻すことは不思議でない監督だ。小笠原を三塁に戻しても不思議でも何でもない。正三塁手として期待して獲得したラスティ・ライアルに対してもファンもチームもそろそろ堪忍袋の緒が切れる時期だろう。

出す方、獲る方双方ともにその意図が推測しきれない金銭トレードだが、決まった以上は信二にはジャイアンツで活躍して欲しい。

Dsc_0013 ところで今日は冒頭にも書いたようにジャイアンツでは星孝典のライオンズへの金銭トレードが決まった。

昨日(7日)ロッテ浦和球場で敗戦処理。はジャイアンツのイースタンの試合を生観戦していたが、星は試合には出場しなかったがベンチの前で投手の投球練習の相手をするなど、精力的な動きを見せていた。スタメンマスクをかぶった二年目の鬼屋敷正人は捕逸を2つ記録するなど未熟さを露呈し、途中代打を送られて交代したが、途中出場したのは星ではなく、市川友也だった。こういうことになるのなら星がマスクをかぶるところを見ておきたかった。

星は東日本大震災で祖父母が被災し、帰らぬ人となった。今シーズンは期するものがあっただろう。阿部の故障もあり、一軍入りのチャンスもあったのだが声がかかることはなかった。ただライオンズは昨年までの正捕手細川亨がFA移籍で抜け、銀仁朗を中心に上本達之岳野竜也が現状一軍登録されているが、この三人以外の捕手がことごとく故障中で、ファームではホークスから移籍の荒川雄太がフル出場という状況。

Dsc_0160 背に腹は替えられず星に食指を動かしたと思われる。打撃面で安定感のある上本をコンバートする構想もあるようで、星はこのトレードを前向きに考えた方が良いと思う。ただ、ジャイアンツは星を放出すると二十歳代で一軍経験のある捕手が市川ひとりになり、早晩ポスト阿部に頭を悩ませる日が来るであろう…。

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