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2011年3月31日 (木)

稲葉ジャンプを自粛した方がよいのではないか?

6dsc_0149 現在プロ野球十二球団は412日の公式戦開幕に向けて急ピッチの調整を続けている。正規のオープン戦が終了してからは試合形式の合同練習と称した無観客試合を地味に行っている。しかし今週末2()、3()は久々に十二球団が揃ってファンの前で試合を行う。「プロ野球十二球団チャリティーマッチ・東日本大震災復興支援試合」。いつもなら公式戦が始まっている時期に異例の形式の試合。各開催球場には野球観戦に飢えているファンが集まることだろう。

そこで敢えてファイターズファンに問う。

稲葉ジャンプを自粛した方がよいのではないか?

(写真:稲葉の打席で「稲葉ジャンプ」を楽しむ札幌ドームのファン。2009117日、日本シリーズ第六戦より)

何故こんなことを書いたかというと、やがて試合を行うようになるクリネックススタジアム宮城の地域は地盤がまだ安定していないはずだろうから、とかいうのではなく、もはや札幌ドームの名物となったパフォーマンスをテレビカメラがセンター方向のカメラから写す時のテレビ画像の揺れ。あれを被災者の方が目にした時に、「お、これでこそ野球が始まったって感じだな」というような感覚で観ることが出来るのかということ。稲葉ジャンプをするファンの数が圧倒的に多いということもあるが、札幌ドームのセンターカメラはもろにジャンプの振動を受ける。昨年あたりは(特にNHKが)稲葉ジャンプの最中はカメラを三塁側からのものに切り替え、打席で投球を待つ稲葉の様子を写したりするのが目立っていたが、稲葉ジャンプによるテレビカメラの揺れこそが札幌ドームのファンの過熱ぶりのバロメーターであるとばかりに「さあ稲葉ジャンプが始まりました!」的な写し方をするテレビもまだ少なくないのではないか…。

例えば、昨年のパ・リーグ開幕戦。NHK-BSの中継ではチャンスで稲葉に打席が回り、シーズン初の稲葉ジャンプがなされた時に実況アナが「さあ今年も稲葉ジャンプが始まって、いよいよプロ野球が開幕したと実感しているファンの方もいるのではないでしょうか?」といい、解説の伊東勤「いや、今まさに私もそれを言おうかと思ったところですよ」と応じていた。

稲葉篤紀の打席で主に走者を得点圏に置いている時に、外野席のファンが一斉に飛び跳ねる。敗戦処理。も札幌ドームを始め、いくつかのスタジアムで体感しているが、まさにあれは圧巻である。東京ドームでのファイターズ主催試合を生観戦していると、内野のスタンドから外野で稲葉ジャンプをする様子を撮影するファンの姿も見かけるし、ジャイアンツ主催の交流戦での東京ドームの試合では稲葉ジャンプが始まるとジャイアンツファンが「これが稲葉ジャンプか…」とレフトスタンドに視線を送る(東京ドームでのジャイアンツ主催試合でジャイアンツファンが最も驚くのは近年では稲葉ジャンプより「チキチキバンバン」の斬新さであるが…)。

どうだろう?今なお被災状況の全貌を把握出来ていない様な状況で、特にテレビ中継によって、あの大揺れする映像が出来てしまう札幌ドームにおいては、当面、稲葉ジャンプを自粛するというのは?

もちろんテレビ局が気を回し、外野席で稲葉ジャンプが行われている間はセンターカメラからの映像を差し控えるなどの配慮をしてくれれば済む話なのだが、テレビで映ったらまずいことを、そもそもやらない方がいいじゃないかという考え方もあるはずだ。敗戦処理。は何でもかんでも自粛に結びつける発想には抵抗がある方だが、災害をイメージさせる、再び思い出させるおそれの高いものは控えるという発想があってもいいような気がする。特に現在行われている選抜高校野球のように、集団による応援そのものが否定されたり制約を受けることも考えられる。そうなると逆に鳴り物を使わない稲葉ジャンプなどは待ってました!とばかりに挙行されそうだが、被災者の中にテレビ映像が激しく上下動するのを観て不快に思う人がいても無理はないと思う。私見だが、外野席で稲葉ジャンプをしているファンの姿を写すより、中継映像が揺れるセンターカメラの映像を流すことの方が、不快感に繋がるように思う。

2日と3日のチャリティーマッチではファイターズは札幌ドームでゴールデンイーグルスと対戦するが、両日とも、TBSテレビが復興支援の特別番組の中で試合を中継するという。番組の趣旨から推測すると、当然、東北地方にも中継されるだろう。「久しぶりにプロ野球を観られる!」と楽しみにしておられる被災者の方も多くいらっしゃると思うが、稲葉ジャンプのシーンを観たら…。

考えすぎかもしれない。また東京に住んでいる敗戦処理。がこういうことを書くと、節電優先で近場で野球を観ることが出来ない在京ファンからの横槍と受け取る方もいらっしゃるかもしれない。だがそうではない。この時期に野球を行えることは素晴らしいし、野球を観戦出来ることも素晴らしい。過度な自粛には反対だが、プロ野球は球場で観戦する人だけのためにあるのではない。

仮に稲葉の打席で稲葉ジャンプが行われなくても、試合はそれとは無関係に進んでいく。

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