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2010年5月21日 (金)

ジャイアンツファンはクルーンとどう付き合っていけばよいのか…?

Cdsc_0074 今夜(21)のゴールデンイーグルス戦の九回裏はジャイアンツファンにとって最悪の結果だった。4対2と2点リードでイニングの頭から五番手のマーク・クルーンを投入したものの一死から連続四球。慌てて投入した福田聡志が四球と連打で逆転サヨナラ負けとなってしまったのだ。福田は一死も取れなかった…。

こういう日は早く寝るに限るのだが、やはり一言いっておかないと…。

(写真:クルーンがセーブを挙げた15日の対マリーンズ戦。守護神がマウンドに上がったら、ファンが見たいのはこういうエンディングなのだが…)

クルーンの制球難はいつものことながら、クルーンのリリーフが福田と聞いてどれだけのジャイアンツファンが期待を寄せただろうか?

実は敗戦処理。は九回裏をリアルタイムで映像で観ていない。しかし、既に先発の藤井秀悟の後に久保裕也山口鉄也越智大祐とつないでおいて、九回裏の頭から守護神・クルーンを投入したのなら四球を二つ続けただけで、今季ここまで一度もこういうシビアな場面で投げたことのないような投手に代えるというのはクルーン以上にジャイアンツベンチも制御不能に陥っていたとしか思えないのだが、当blogをお読みいただいているジャイアンツファンの皆さんはどうお思いだろうか?

クルーン続投でも、結果は同じだったかもしれない。

守護神クルーンに心中してサヨナラ負けするのを選ぶか、成算はなくても、とりあえず他の投手に代えて、やっぱり通用せずサヨナラ負けするのを選ぶか?

429日の対ドラゴンズ戦のように、3対0とリードした九回裏に投入したクルーンが、二者連続三振で「あと1人」となってから三者連続四球で見るに見かねて久保裕也にスイッチ。久保は暴投1点を献上したものの打席の荒木雅博を投ゴロに仕留めて逃げ切るというケースもあった。久保はそれ以降も勝ちパターンの戦況でのリリーフ要員として定着している。しかし、守護神の後に別の投手がマウンドに上がると言うことは、そのこと自体が緊急事態なのである。4月29日の成功例はレアケースと考えた方が良いだろう。

そもそも、リードした最終回に出てくる投手が相手の攻撃を抑えてチームに勝利を導くことは当たり前のことなのだろうか?

大方のファンは、リードして最終回を迎え、そこにチームの守護神と呼ばれる投手が立っていれば、まず勝利を期待する。いや確信する。もちろん敗戦処理。も例外ではない。しかし、最終回に相手の反撃を抑え、チームに勝利を導く役割は誰にでも務まる訳ではない。それゆえに各チームとも、この男なら間違いないという男にその役割を託す。今季のマリーンズ、小林宏之のように先発ローテーションで年間を通して計算できる投手を配置転換して据えるケースすら少なくない。

ジャイアンツで言えば、2007年の上原浩治は絶対的守護神であった。

故障で出遅れて開幕に間に合わず、そろそろ一軍復帰という時に、抑えを予定していた豊田清が絶不調だったため苦肉の策でリリーフでの復帰となった上原が抑え役に見事にはまった。55試合に登板(先発はなし。すべてリリーフ)、4勝3敗32S、防御率は1.743敗はいずれも同点での登板から決勝点を奪われたもので、リードした状態で登板して逆転されることは一度もなかった。

この年の上原の抑えとしての活躍は近年のジャイアンツの抑え投手の中でもダントツの安定感であった。

しかし上原は「今年はチーム事情で抑えに回ったが、来年はもう一度先発で勝負したい。」とシーズン後に告白した。この年の暮れ、2008年の北京五輪進出を決めたアジア予選を終えた時、上原は再び語った。「もう二度と出来ない。こういう役目を毎年続けている豊田さんはすごい」実はこのフレーズ、上原の一年前、2006年に抑えに回った高橋尚成も同様に口にしている。要するにストッパー、クローザー、守護神…呼び方はどうでも良い。味方がリードした最終回にマウンドに上がり、当たり前のように抑えてチームに勝利を導く役割というのは誰にでも出来るものではないのだ。

別にクルーンを指している訳ではないが、敗戦処理。は抑え役の投手の特典として、何点取られても、結果的にチームが勝てばよいと思っている。3点リードなら、2点までは取られてもよい。よく終盤に相手の反撃を許すと、勝っても翌日の試合に悪影響だと非難する向きがあるが、明日は明日の風が吹く-だ。

ナインも、首脳陣も、ファンも、ある一人の男をこのチームの守護神と認めたら、その男に賭けるくらいの覚悟を決めた応援をしようではないか。

それにしても今日のサヨナラ負けは痛い。

「仏の顔も三度」というが、クルーンの度重なるハラハラドキドキぶりに業を煮やしてクルーンを降ろしたというのなら、もしもクルーンに見切りを付けたのなら、むしろあのまま続投させてクルーンに責任を取らせて、明確な結果の元に、クルーンに降格なりを告げればよいのだ。

ベンチに越智なり久保なりが残っていたならまだしも、よりによって福田に代え、それでも先述した4月29日のドラゴンズ戦のように勝てればよいが、福田が一死も取れずに逆転サヨナラ負けという結果ではクルーンが責任感の強い男であれば、余計に大きな傷を負うし、責任感以上にプライドの高い男だったとしても、プライドを傷つけられ、首脳陣との信頼関係に大きなひびが入る。どちらにしても、まだ一人の生還を許す前での慌てふためいての守護神降板は今後への不安をより一層大きくするだけの愚策だったように思えてならない。

 

試合後に原辰徳監督は「こういう試合もあります」と語ったそうだが、実際にはコメントと180度違うことを行ったのは監督自身だ。

そうは言ってもシーズンは続く。明日(22)もゴールデンイーグルスと戦う。リードして終盤のイニングを迎えたら、原監督はどういう継投策をとるのか?

【参考エントリー】

指揮官が選手を信用しないようでは選手が真価を発揮しない。いつかきっと綻びが生じる。(2008713日付)

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