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2010年5月23日 (日)

あぁ高田繁監督

100523_173401 今日(23)のスワローズ対ファイターズ戦の雨天中止はファイターズファンとして複雑だった。朝からの強い雨で中止は免れまいと思ってはいたが…。

交流戦が始まってから連敗街道まっしぐらのスワローズ。20日には緊急の役員会も開かれ、進退問題が浮上した高田繁監督の続投が確認されたものの翌日からのマリーンズ戦にも連敗。特に昨日(22)は4対20と屈辱的な大敗。

こういうチームと対戦する場合、「そろそろ目を覚ますだろう」というイヤな予感と、かつてファイターズに監督、GMとして君臨した功労者に引導を渡すことになりかねない側に回っているという双方の意味でイヤなものだ。

(写真:高田繁監督体制存続を報じる21日の日刊スポーツの紙面)

ファイターズの勝利、躍進を願う身として、中途半端な同情心を持つつもりはない。交流戦は好調とはいえ、依然ファイターズもパ・リーグ最下位であることに変わりない。今日はローテーションの谷間で先発予想は現在二軍の糸数敬作や、昨年スワローズに在籍していた木田優夫の名が挙がっていたほどだ。一方のスワローズの先発予想は村中恭平。今季ジャイアンツから二勝を挙げている本格派左腕。普通に考えてファイターズは楽観できる状態ではない。また往々にして、連敗中のチームが連敗を脱出する試合はそれまでの鬱憤を晴らすような試合になりがちだ。ローテ谷間のファイターズ投手陣が餌食になるなんて展開にもなりかねない。今日の中止分の代替えは25日ではなく後日だとのことなので今回の対戦は明日一試合だけ。ファイターズとしては確実に勝って欲しいところだ。

さて、そうは言ってもスワローズも心配だ。

高田監督は昨年、勝率五割未満ながらチームを三位に導き、クライマックスシリーズに初進出させた。同制度が始まってからセ・リーグでは二年連続で三強が同じ顔ぶれだっただけにスワローズが風穴を開けた意義は少なくない(ちなみにパ・リーグは三年間で六球団すべてがクライマックスシリーズを経験)。三年契約の最終年、高田監督がチームをどのようにまとめ上げるか個人的にも興味深かった。

個人的にはスワローズにおける高田監督というのは、かつてのライオンズやホークスにおける根本陸夫監督のように退任後のフロント入りを前提での采配なのではないかと思っていた。高田監督がファイターズのGM職を辞職したのは2007年のシーズン後。ファイターズでは時を同じくして優勝監督のトレイ・ヒルマンも家庭の事情を理由に辞任した。奇しくも先般、そのヒルマンが米・ロイヤルズの監督を解任されたことから高田監督の後任にヒルマン浮上などという声も挙がっている。確かに有力な候補の一人かもしれないが、シーズン途中というこのタイミングで海の向こうから新監督を持ってくることはないだろう。

昨シーズン終了で今季の続投が決まってから、ずっと高田監督とスワローズは今季の準備をしていたはずだ。それでも低迷しているのである。シーズン途中に外から後任を持ってきても付け焼き刃で今の苦境を脱出できるとは思えない。

となると内部昇格だ。昨年のシーズン早々に休養に追い込まれたベイスターズの大矢明彦監督の場合は二軍監督の田代富雄が代行した。スワローズで内部昇格となると、田代代行と類似する小川淳司ヘッドコーチ(二軍監督歴九年間)や、マリーンズで一軍監督経験を持つ八木沢荘六二軍投手コーチがいる。また、次期監督の有力候補と言われている荒木大輔投手コーチの存在も見逃せない。

だが、いずれも救世主になれるかというと疑わしい。特に荒木に関しては将来の有力監督候補として、監督休養の尻ぬぐい役には回したくないだろう。個人的には高田監督体制のまま何とかチームを立て直すしかないのではと考える。

20日の役員会ではあらためて高田監督体制の存続とバックアップが確認されたと言うが、存続はともかくバックアップとは何をするのだろうか?

コーチ、スコアラーなどで多くの球団で実績のあるOB、伊勢孝夫氏を打撃アドバイザーに迎えたと発表された。伊勢は指導力だけでなく、データ分析にも独特の腕を持っていてジャイアンツなどはそれを評価して採用したこともあったが、あくまで今回もアドバイザーと言うことでベンチ入りはしないという。例えばスコアラー登録をしておけばスコアラーとしてベンチ入りさせる裏技もあるのだが、そこまではしないようだ。現職のコーチ、スコアラーへの影響を考えてのことだろうが、中途半端な位置づけでは伊勢本人も腕の見せ所が限られてしまうだろう。今ひとつ意図がわかりにくい。

また、もうすぐ完全に自由契約となる松井稼頭央の獲得も噂される。正直、シーズン途中で解雇されるような選手が日本球界で救世主になれるか甚だ疑問ではあるが、チームを変えようという姿勢を内外に強くアピールする意味でも、松井に故障などがなければ獲得に動いても良いのではないかと思う。松井の本職、遊撃にはFAで獲得した藤本敦士がいて食指を動かしにくいという事情もあるかもしれないが、躊躇している場合ではないと思う。

今季は例年になくシーズン・インしてからのトレード、人の動きが多い。スワローズに関しても動くならもっと早く動くべきだったと思うが、今からの動きとなると松井あたりに落ち着くような気がする。そもそもトレードだとこちらからの交換要員も考えねばならない。新外国人には外国人枠という障壁がある。松井はそのどちらにも当てはまらない希有な存在だ。

場当たり的な補強と反対な向きもあろう。しかし場当たり的と言えば、今回に限らずシーズン途中の監督休養や交代などもファンなどの批判を一時的にかわすだけの場当たり的な措置であることに変わりはない。「チームが不振なのだから監督が責任を取るのは当然」という考え方もあるだろうが、責任を取るイコール辞めるとは限らない。昨年のようにクライマックスシリーズに手が届く状態に戻すのが責任だとも考えられる。

由規や村中のような若手投手が伸びやすく、畠山和洋のようにたたき上げの選手に陽の目を当てるキャスティングの妙も持ち合わせる高田監督の腕を今見限るのがこのチームにとって本当に得策なのか、球団もスワローズファンも考えて欲しい。昨年、ジャイアンツ戦で好打を放った畠山の姿に小谷野栄一がオーバーラップした。ないものねだりをせず、育て上げる野球。それが出来る人材はなかなかいない。近未来の高田GM体制まで崩してしまいかねない、中途半端な解任だけは絶対避けた方が良いと思う。スワローズファンでもない人間に何がわかるか!という批判は覚悟の上で高田監督の進退問題に一言書いてみた。

でも明日(24)は容赦しないよ、試合は別だよ。こっちもまた単独最下位におちちゃったのだから<苦笑>

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