フォト
無料ブログはココログ

« 【漫画あぶさん】景浦景虎「今年は完投で2時間の試合が目標だ」-で思ったこと。 | トップページ | 石渡茂、森脇浩司の二人がホークスに復職 »

2010年2月21日 (日)

地元に愛される球団と、そうでない球団?

実は近々行われる、とある場所の市長選挙で立候補者の一人がマニフェストとしてあるプロ野球チームのファームを誘致することを挙げている。ファイターズの鎌ヶ谷を成功例と観るその候補者はプロ野球チームのファームを誘致することで市の活性化などを目指しているらしい。

敗戦処理。はネットのある記事でその候補者の決意とやらを読んだ。

が、今回書くのはその是非なり可能性ではなくて、プロ野球のファームがそういう対象になり得るという可能性を秘めているという前提で、そこから思いを馳せたことである。

たしかにファイターズのファームと鎌ヶ谷市は密接な関係にあると言えよう。敗戦処理。は自分が住んでいる市の市長さんの名前というとすぐには浮かばないが、鎌ヶ谷市民でないのに鎌ヶ谷の市長をフルネームで言えるくらいだ<>。敗戦処理。がファームの試合を観るようになった時期には既に地域との密着性が成り立っていたが年々増している感じすらある。これはベイスターズのファーム、シーレックスにも当てはまる。本拠地の横須賀スタジアムに近い最寄り駅の追浜駅から横須賀スタジアムまでの一本道を歩いて行く間、これでもかという本数のシーレックス関連のノボリが迎えてくれる。地元との一体感がうかがえる。

しかしこれら両球団に比べ、敗戦処理。のもう一つの贔屓チームであるジャイアンツのファームは地元とのスタンスが極めてわかりにくい。

ジャイアンツ球場の所在地は神奈川県の川崎市だが、最寄り駅に当たる京王相模原線・京王よみうりランド駅は東京都の稲城市にある。昨年9月には京王よみうりランド駅からジャイアンツ球場までを結ぶ「よみうりVロード」が開通したが、その記念式典には川崎市長も稲城市長も姿を見せず、辛うじて稲城市長からのメッセージが代読された程度だった。これが鎌ヶ谷だったら間違いなく鎌ヶ谷市長は来場するだろうし、マスコットのC☆Bが来客をもてなすだろう。一応ジャイアンツにも昨年からファーム専用らしきマスコットとしてジャビットファミリーのイトコが登場したがそのマスコットも今ひとつ存在感がない。

ジャイアンツ球場自体は敗戦処理。が頻繁に通うようになったこの十年間で格段の進化を遂げた。十年前には三塁側に数列の長椅子があるだけで、ネット裏は通り道に過ぎなかった。それが個別の椅子になり、ネット裏にも客席が出来、スコアボードが電光掲示板になるなど段階を踏んでお客様からお金を払ってもらって観ていただく施設らしくなっていった。昨秋には三塁側スタンドに隣接する巨大な室内練習場も完成した。ハード面に関しては球団もかなり力を入れているのはわかる。

もっともほんの数年前まではジャイアンツの戦力といえば他球団からの補強か、大学、社会人である程度完成された即戦力の選手ばかりでファームから鍛えられて力を付けて挙がっていく選手はほんの一握りしかおらず、ファンに感情移入せよというには無理がある状態だった。また土日の開催も少ない気がした。埼玉などの近郊や地方での主催試合開催が他球団に比べて多いような気がする。それはそれで意義のあることだが、ジャイアンツのファームの遠征先にはスポーツ報知や読売新聞の販売舞台が球場前に出店をしており、購読者を募集していることが多い。何のことはない。一軍が行かないような場所、地域にファームが代わって親会社の販売促進の一翼を担っているだけである。そもそもファーム組織は経費の節減も兼ねてセとパで分けるのではなく、地域でイースタンとウエスタンに分けているのだから、地元との結びつきを強くすることが求められているはずだ。

ジャイアンツ自体がファーム組織を川崎市や稲城市の一員と自覚させていないのではと思える。敗戦処理。はこの二つの市のいずれの市民でもないが、自宅からジャイアンツ球場まで通勤定期券で無料で行ける身としては非常に寂しい思いがする。鎌ヶ谷市民でも、千葉県民でもないのに毎年「ファイターズ鎌ヶ谷の会」に会費を払い、年に数回の特典にありつくために約二時間もかけて東京の西の方から出向くのはそれだけの価値があると敗戦処理。が感じているのと、実はそうした活動を熱心に地道に続けている方達への寄付でもある。正直に言って会費分の元を取ろうなどとはこれっぽっちも思っていない。

冒頭の例ではある市長選の立候補者が球団の招致をマニフェストに掲げるという希有な例だが、おそらくは川崎市や稲城市で同様な選挙があってもジャイアンツとの結びつきを売りにしようとする候補者など出ないであろう。逆に「ジャイアンツにもっと地元に利益を還元させます!」というマニフェストを掲げた方がよほど説得力があるかもしれない<苦笑>

ハードが整ったジャイアンツ球場だが、このままでは「仏作って魂入れず」だ。坂本勇人のブレークや、育成選手契約からスタートした選手達の活躍でファームがクローズアップされやすい状況となった今こそ、ジャイアンツには一考をお願いしたい。

筆者注.

本エントリーの内容上、本エントリーに関するトラックバック、コメントであっても内容によっては然るべき時点まで掲載を控えさせていただく場合があります。予めご了承ください。

 

 

 

3月1日追記

228日に投開票が行われた千葉県・四街道市の市長選挙にてマニフェストにマリーンズのファームの招致を掲げて立候補した森本次郎候補(45歳:無所属・新人)は落選した。7,754票を獲得したものの11,437票を獲得した佐渡斉候補(56歳:無所属・新人)に次ぐ二位だった。同市長選の投票率は45.87%だった。

« 【漫画あぶさん】景浦景虎「今年は完投で2時間の試合が目標だ」-で思ったこと。 | トップページ | 石渡茂、森脇浩司の二人がホークスに復職 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63108423

この記事へのトラックバック一覧です: 地元に愛される球団と、そうでない球団?:

« 【漫画あぶさん】景浦景虎「今年は完投で2時間の試合が目標だ」-で思ったこと。 | トップページ | 石渡茂、森脇浩司の二人がホークスに復職 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック