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2009年11月28日 (土)

稲田直人の本塁打を観たかった…。

Photo 25日、ファイターズとシーレックスの間で3対3の交換トレードが成立した。ファイターズからは稲田直人内野手と坂元弥太郎、松山傑の両投手が、シーレックスからは加藤武治、松家卓弘の両投手と、今季シーズン前に育成選手から支配下選手登録された関口雄大外野手がそれぞれ移籍する。

ファイターズファンの間では内野の複数のポジションを器用にこなし、今季は勝負強い打撃でもチームに貢献し、独特なキャラも浸透して人気者の稲田の突然のトレードで動揺が走っているようだが…。

(写真:トレードが決まった稲田直人<>と加藤武治<>)

トレードが発表されて三日が経った。冒頭で揶揄したように、「稲田が含まれるトレードなのに相手がベイスターズというよりシーレックスのメンバーじゃないか!」などという一方のファン感覚での一方的な格差感で感想を述べるつもりはないが、敗戦処理。なりにこのトレードを整理してみたい。

ファイターズにおける稲田の存在意義を考えると、昨年まではどちらかというと、内野で複数のポジションをこなせる便利な選手という感じであったが、今季はそれに加え、代打での打率が四割と攻撃面でも頭角をあらわしてきた。それはあたかも、ファイターズ自体が、昨年までの「希少な得点を堅い守りと投手力で守りきる野球」から「『つなぎの野球』による攻撃力で相手に打ち負けない野球」への変換とまさにオーバーラップする。特に坪井智哉に年齢的な伸びしろが望みにくいことを考えると、代打陣の切り込み隊長から来季は代打の切り札的活躍も期待しているはずだ。トレード要因としては考えにくい。

ではその稲田を含む三人の選手を放出してまで獲得したシーレックス、もといベイスターズの選手はというと、

加藤は東京学芸大学、松家は東京大学、関口は滋賀大学と三人とも球界では珍しい国立大学の出身だ。この日検討された、政府の行政刷新会議によるいわゆる「事業仕分け」で国立大学の運営費交付金にメスが入ったこととはおそらく関係あるまい<笑>。

冒頭に稲田の写真と並べた加藤武治は、この写真ではシーレックスのユニフォームを着ているが、ベイスターズで通算273試合に登板した投手で、ここ二年間登板数が激減するも、それまではセットアッパー、クローザーとしてベイスターズ投手陣を支えてきた存在だ。ファイターズでは建山義紀とかぶりそうだが、今季46試合に登板して「勝利の方程式」の一角を担いながらも7敗を喫した、来月34歳になるベテラン投手の代替えと考えているかもしれない。加藤がかつて試合の終盤を任されていた頃はサイドスローながら左打者を苦にしない印象があった。

松家は今季初めて一軍に昇格し、9試合に登板した。これまではともすれば「東大出身」というフィルターのみで評価されていた感じがあるが、これからが期待できる素材なのかもしれない。

関口は育成選手として入団した2008年にイースタンで32試合に出場し、打率.356を残して支配下選手登録にこぎ着けた。今季はイースタンでの出場数が80試合と倍増し、打率.287を記録。一軍でも4試合に出場した。

ファイターズは育成選手制度を採用していない。関口の獲得は他球団で育成選手制度によってプロの一員に加わることができた選手を獲得する「いいトコ取り」かもしれない。森本稀哲以外に一軍で使える右打ちの外野手がいない現状を打破するダークホースとしての大化けを期待しての獲得なのだろう。関口で成功したらファイターズも育成選手制度を採用することを検討するかもしれない。

坂元に関しては、二年前のやはり33のトレードでスワローズからファイターズに入団してきたが、中継ぎのスペシャリストと期待されながら失敗が多く、今季はファームで大半を過ごした。

ちなみに二年前のスワローズとの3対3のトレードでファイターズに入団した選手は三木肇が一年で引退、坂元が再びトレード、藤井秀悟はFAで退団濃厚というのが二年を経たトレードの結果。選手が成績を残せないと整理されるのと同様、この二年前のトレードの責任者に処分はあるのだろうか?ファイターズでは他球団の選手の調査をするのは「プロスカウト」という部門だが、その部門のトップがこのオフの異動で…。

相手のベイスターズの編成部門のトップは元ファイターズの岡本哲治編成部長。二年前のトレードの時の相手チームの監督は高田繁元GM。チームをよく知る人物の流出リスクというものをファイターズ球団も真剣に考えた方が良いだろう。

また、松山は横浜商大付属高から入団してわずか二年でのトレードとなった。今回の両球団六人の中で唯一、一軍経験がない。中田翔と同期、同年齢だがこのオフに早くも津田大樹が戦力外通告を受けており、球団の早い決断が目につく。高校からファイターズに入って二年でベイスターズにトレードというと、野中信吾と同じルートだ。地元で一花咲かせてほしい。

最後にベイスターズに移籍してからの稲田を想像してみた。ベイスターズの三塁には主砲・村田修一がいるし、今シーズンのメンバー表を見ると、稲田と同じ右投げ左打ちの内野手が五人もいる。

 

このうち、藤田一也が二塁手としてチーム最多の98試合に出場しているし、石川雄洋は遊撃手としてチーム最多の129試合に出場している。また一塁手の最多出場は左打ちのベテラン、佐伯貴弘。ここが狙い所かもしれないが新外国人選手や昨年の首位打者、内川聖一の登用も考えられるので楽観はできない。ファイターズと契約がこじれたらターメル・スレッジの獲得に走るなどという報道もあるくらいだ。つまり稲田はファイターズでもレギュラーポジションを獲得できなかったが、ベイスターズに移籍しても出場機会が増える保証はどこにもない。

 

稲田を応援してきたファイターズファンにはトレード自体が寂しいが、稲田も相当頑張らないと、来季は鎌ヶ谷でファイターズファンと再会などということになりかねない。ファンにはその方が寂しい。頑張ってもらいたい。

ファイターズでは2006年の途中から一軍に定着した稲田だが、残念ながら稲田は一軍公式戦での280試合、525打席で一度も本塁打を放つことが出来なかった。ファイターズの稲田として本塁打を放つところを観ることが出来なかったのは残念だが、札幌ドームより本塁打が出やすい横浜スタジアムを本拠地とする来季、プロ1号を早めに放ち、戦力として定着してほしいものだ。

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