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2009年8月11日 (火)

野球は家に帰って風呂に入るまでわからない

01_5 ↑と言ったのはジャイアンツ時代の長嶋茂雄監督。(意味は違いますが)今日(11)は九回表で東京ドームを後にして家に帰ってしまったファイターズファンが少なくなかったことでしょう。

今年、敗戦処理。が生観戦した試合は終盤にもつれる試合が本当に多い…。

 

(写真:サヨナラ打を放った田中賢介を二塁ベース付近で手荒く祝福するファイターズナイン)

まだ興奮が冷めない。普通はあのタフィ・ローズの逆転弾で決まるものだが。

冒頭にも記したが、今年の敗戦処理。生観戦試合は終盤にもつれる試合が多い。

5月17日-C対G

1対0でジャイアンツがリードの八回裏に越智大祐が暴投で同点に。九回表には永川勝浩が暴投でジャイアンツ勝ち越し。

5月31日-L対G

2対1でリードの九回裏にジャイアンツがマーク・クルーンを投入するも同点に追いつかれ、続投した十回裏にはサヨナラ負け。

6月6日-G対F

3対2でジャイアンツがリードの九回表にクルーンを投入。一死二塁からの挟殺プレーでクルーンが指を負傷。治療後に続投して後続を抑えて逃げ切るもその後、登録抹消。

7月8日-G対B

2対0でジャイアンツがリードの九回表。八回途中から登板の越智がリードを守りきれず同点に。その裏に坂本勇人がサヨナラ本塁打。

7月20日-F対SS

7対7の同点の八回裏にファイターズが紺田敏正のタイムリーで1点を勝ち越すも、九回表にシーレックスに北川隼行のタイムリーなどで逆転され黒星。

これだけ続けば、少なくとも敗戦処理。が生観戦する試合に「勝利の方程式」などというものは成り立たないと言えよう。

今日も2対0から八木智哉が一輝にソロ本塁打を打たれた当たりからイヤな予感がしてきた。

「今日もまさか…」

「久だから大丈夫だろう、クルーンとは違う」

「確率的にはそろそろ久も打たれても不思議じゃない」

「でもこの間オールスターで打たれているから、またしばらく大丈夫だろう」

そんな思いが交差しながら九回表の武田久の投球を見守っていた。

ローズの一撃はファイターズファンとしては打った瞬間に地獄の落とされるような弾丸ライナーだった。「ホームランだけは打たれるなよ」ファイターズファンすべての祈りも虚しく、情け容赦なくバックスクリーン左のスタンドに突き刺さっていった。

「武田久だって打たれることもある」

「まだ九回裏がある」

何とか敗戦処理。も冷静になろうとしていると、吉井理人投手コーチが小走りでマウンドに現れた。

01

余談だが敗戦処理。は吉井投手コーチが投手交代ではなくアドバイスをしにマウンドに行き来する時の小走りでマウンドに行く姿勢に好感を持っている。一般には投手に頭を冷やさせる意味でも間をとる意図でゆっくりと出てくるコーチがほとんどだと思うが、吉井コーチは行きも帰りも小走りだ。まだ若いとはいえ、こういう細かいことで試合時間を短縮出来るということをもっと他球団も考えて欲しいものだ。

武田久も、今シーズン初めて体験する、逆転されるという事実に、まだ九回裏があるのだから残る二つのアウトをしっかりと取ってもらわなければならない。

などと思っていたら吉井コーチがベンチに戻ろうとしたタイミングで梨田昌孝監督が球審に投手の交代を告げてしまった。

「え、ここで代えちゃっていいの? 明日も明後日も、その先も試合は続くんだよ」

自分が生観戦している試合で、滅多に打たれない守護神が打たれて逆転負けしたとしたらそれは確かに最悪の事態だが、武田久とていつかは打たれるのだ。ここで代えて「お前はダメだ」では後に尾を引くのではないか?

Photo (写真:寂しくマウンドを降りる武田久。一塁側スタンドからはフォローの拍手も…。)

 

明日も、明後日も九回表を迎えてファイターズが僅少差でリードしていたら武田久の出番なのだ。明日と明後日、九回表を締めくくってもらうためにはローズに打たれて逆転された後の九回表を武田久に抑えさせるべきではないのか?

建山義紀が不在でどうやって九回までたどりつくくかが問題な時に九回までいっても武田久まで不安定だったら今のゲーム差なんてあっという間になくなるぞ。

しかし、このチームは敗戦処理。が心配するよりよほど大人のチームになったのだろう。武田久で引っ繰り返された後の九回表を菊地和正は走者一人を許したものの何とか締めた。1点差なら、1点差ならまだ何とかなるかもしれない。

二死から小谷野栄一が右方向にはなった打球はローズのような弾丸ライナーではなかったが勢いよく上がっていった。濱中治の頭上をはるか超え、ファイターズファンで埋まるライトスタンドに落ちていく瞬間、思わず敗戦処理。は飛び上がり、見ず知らずの人と抱き合ってしまった。

「やっぱり生観戦はやめられない!」

十回裏にもファイターズは二死ランナー無しから田中賢介二塁打、紺田敏正ライト前、稲葉篤紀敬遠で二死満塁と攻めたて、高橋信二に代わって表の守備から出ている二岡智宏に回る。「Sky High」のイントロが鳴り響き、東京ドームは最高潮に。しかしこの回から先発の岸田護に代わって登板している加藤大輔の気魄を前面に出す投球の前に二岡三振。東京ドームにため息が…。

しかし圧倒的アウェイでこれだけの投球が出来るストッパー加藤大輔を同点の十回裏に投げさせるくらいなら1点リードの九回裏に出さなかったのだろうか?

ファイターズは十一回表のマウンドに江尻慎太郎を送った。

はっきりいって江尻VSカブレラ、江尻VSローズなんて生きた心地がしない。カブレラを三振に仕留めてローズを迎えた時には「ストライクは投げるな」と思ったほどだった。

カブローを連続三振に取るなんて奇跡が起きてスタンドを含め油断したのか、山崎浩司に二塁打を打たれてしまう。やっぱり江尻は江尻だ。ファイターズは濱中との勝負を避け、守備固めで出ている塩崎真との勝負を選択した。濱中は金本知憲の前のタイガースの四番打者だ。敗戦処理。的にもトラウマがある。塩崎との勝負で正解…等と思っていたら火を吹くような痛烈な打球が三塁線に!二岡がダイビングキャッチして勝ち越しを免れた。

十二回表には林昌範が登板。さすがに今日一軍に上げた金森敬之や谷元圭介よりは信頼感があるのだろう。しかし九番打者の鈴木郁洋にあわやホームランという二塁打を浴び、しかも重要な勝ち越しの走者なのにノーマークで三盗をさせてしまい一死三塁のピンチを招くが二者連続三振で切り抜ける。これでファイターズの負けは無し。

バファローズのマウンドは十一回裏途中から大久保勝信。十二回裏はラストイニングだから鶴岡慎也、飯山裕志というとても塁に出られそうもない二人に代打攻勢。まず稲田直人が起用され、稲田が倒れると佐藤吉宏が登場。佐藤の一塁線の打球をカブレラが捕ることが出来ず、サヨナラの走者が二塁に進んだ。バファローズは稲葉まで回したくなかったのだろう。田中と勝負してライト線に弾き返された。

Photo_2 (写真:殊勲のサヨナラ打を放った田中賢介)

4時間を超すロングゲームは最後にファイターズが制した。

 

Photo_3

(写真:サヨナラ勝ちの歓喜をファンと分かち合うB☆B)

あまりに試合が長くて忘れそうになったが、今日はOBデーという趣向だった。西崎幸広会長をはじめとするファイターズOB会の役員が試合前に紹介された。

 

Ob そして始球式は「日本ハム」になってからの最初の監督であった中西太さんだ。打席にはバファローズの大石大二郎監督が入り、捕手を務めたのは梨田監督だった。

80年代後半から90年代にかけて活躍した西崎がOB会長をしているというのは知っていたが、他球団と比べて若いのではないか。西崎の前の会長が木田勇で、その前が土橋正幸さんにまで遡る。西崎の前が木田(あるいは木田の次が西崎)と聞いても違和感がないが木田と土橋さんだとずいぶん世代間があるように感じる。土橋さんはもちろん東映フライヤーズ時代の大エースだが、ファイターズになってから監督経験がある。しかし土橋さん以降のフライヤーズ戦士の名を聞かないのが残念だ。日拓ホームを経て日本ハムになってから旧東映カラーを改めようと、大杉勝男、大下剛史、張本勲、白仁天といった、いかにも東映カラーの濃い選手達を次々にトレードに出し、またドラフトでも即戦力路線で急激に新しいチームカラーを作ろうとしたツケが出ているように感じられ、ファイターズOB会の話題が出ると淋しく感じる時がある。

このチームのスタートは「日本ハム」になった1974年ではない。あの川上哲治さんと並び称せられる「青バットの大下弘さん」がいたチームであるということを、もっと誇りにもって欲しい。球団はファンに正しい歴史認識を持ってもらうための広報活動にもっと力を入れるべきだし、その前提としてまず球団が正しい歴史認識を持つべきなのだ。あのライオンズでさえ、長年の罪から目覚め、「ライオンズ・クラシック」なる催しを始めたではないか。

ところで副会長の夏目進さんって何をした人なのでしょうか?

今日は本来、2対1で勝たなければならない試合なのかもしれなかった。個人的には九回の武田久にどうこう言うつもりはないが、守りでターメル・スレッジを下げてレフトに陽仲壽を入れたのが引っかかる。先日のゴールデンイーグルス戦の守備で目測を誤るプレーがあったが、まだ1点差の最終回につぎ込める守備力があるのかどうかという点だ。今や森本稀哲を差し置いてセンターを守っている糸井嘉男も転向当時はひどかったが、陽は内野から外野にという点で糸井よりは吸収が早い様に思えるが、もともとそそっかしい点があり、今なら坪井智哉を守りにつかせた方が得策に思える。試すならスタメンで使い、折りを見て引っ込めるのが無難だろう。陽は出場するまではイニング間のキャッチボール要員を主に佐藤と交代で務めていた。

Photo_4 しかし今日は何故か陽も佐藤もボールをエキサイトシートの子供にサービスしてあげなかった。何か理由があるのだろうか?

Photo_5 (写真:イニングごとに最前列に出てきてボールをねだるちびっ子達。今度来る時は着る服を考えて来よう<>)

実際、2対3と引っ繰り返されても負けなかったことにも意義はあるはずだ。特にオールスター後、あまりにも劇的な勝ち方が多すぎる。これは少々のことがあっても動じない、チームに地力がついてきたと解釈して良いのだろうか?いやいやまだ決めつけるのは早い。チームとして成長出来ているのは確かだけれど、まだ安心して観ていられるチームではない。

でも、好きなのですよね、こういう野球をしながら勝っていくチーム。心臓には悪いけど。

P.S.

今日のオマケ

オーロラビジョンで発表された明日の予告先発

01_2 明日はあまりもつれずに、何とか須永英輝にプロ入り初白星を手にさせて挙げたい!!

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