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2009年8月29日 (土)

由伸の次には矢野謙次が帰ってくる!!

Photo 昨日(28)高橋由伸が一軍に復帰して代打で久々に出場したジャイアンツ。今日はイースタンで矢野謙次が「二番・レフト」でスタメン出場して3打数3安打。

 

打って、守って、走って…。矢野も一軍復帰への手応えをつかんだのではないか。

 

(写真:第一、第二打席での連続シングルヒットに続き、第三打席でレフト左への二塁打を放つ矢野謙次。-29日、ジャイアンツ対ファイターズ戦より)

約一ヶ月ぶりのジャイアンツ球場での生観戦はジャイアンツ対ファイターズ戦。一試合で贔屓チーム双方を生観戦出来る、敗戦処理。的には一石二鳥なカードだ。

これが一軍の交流戦だと、どちらかが負けてしまうというジレンマがあるが、ファームの場合、もちろん勝利を目指して戦っていることに変わりはないのだが、選手個々の成長の確認の場という側面もある。この両チームのカードとはいえ、肩肘張らずに観戦出来る。ただスタンドのどこに陣取るかというのはいつも悩む。今日は大田泰示の打席を観やすい一塁ベンチすぐ上に陣取った。

先発はジャイアンツが木佐貫洋でファイターズがダース・ローマシュ匡

一回表のファイターズの攻撃が始まろうという時、三塁側のファイターズ側のスタンドから、変な歌が聞こえてきた。

「♪よみうりだけには~ 負~けら~れない」

しばらく鎌ヶ谷にも姿を見せていなかった、応援団長が来ている。

単に敗戦処理。の観戦ローテーションと噛み合わないだけかと思っていたが他の観戦者に聞いても「最近見かけませんね」というばかり。あまり耳に心地よい歌ではないが、嬉しくなって二回裏のジャイアンツの攻撃中に挨拶に行ってしまった。

一回表、内野安打で出た中島卓也を四番の鵜久森淳志がセンターのフェンスを直撃するタイムリー三塁打で還し、ファイターズが1点先制。

その裏、ファイターズ先発のダースは投球練習の一球目とプレーボール後の初球をともにバックネットにぶつける「暴投」で先行き不安を思わせる<苦笑>。案の定一番の橋本到に粘られて四球。二番の矢野には痛烈にレフト前に弾き返され無死一、二塁のピンチを招く。

「いったい何点取られるのやら…」

という感じだったが三番の中井大介を詰まらせて浅いライトフライ。四番の田中大二郎も引っかけさせて一塁ゴロに打ち取り(走者は二、三塁に進塁)、五番の大田泰示を捕手へのファウルフライに打ち取り、何と無失点で凌いでしまった。近い将来、ここではなく東京ドームでクリーンアップを組んでいる可能性もあるジャイアンツの若きクリーンアップを力でねじ伏せたのだから、ダースも成長したものだ。

といってもダースも同年代なのだが…。

不振とはいえ明らかに格上のイ・スンヨプやエドガルド・アルフォンゾを六番、七番に下げてこの三人にクリーンアップを打たせ、走者を進めるのではなく、還すことを意識させるジャイアンツの指導法は長期戦略としては興味深い。

この後、ジャイアンツは三回裏に橋本と矢野の連打でつかんだ二死一、二塁のチャンスで田中の当てただけのショートゴロをファイターズの中島がトンネルする間に同点に追いついたが、四回表にファイターズが三番の佐藤吉宏の安打と盗塁でつかんだ二死二塁から渡部龍一が放ったさほど痛烈でない三塁線のゴロを大田が止められずレフト前に転がる間に佐藤にホームインされ再び勝ち越しを許した。

もちろん記録上は安打となる打球なのだが、飛び込んででも打球を前に弾いて二塁走者を三塁で止めたい場面。大田の思いきりの悪い守備に一塁側のジャイアンツファンからも容赦のない罵声が飛んだ。

大田はこの後、五回表の守備でも左打者で足の速い中島の三遊間寄りのゴロを中途半端な追い方で捕れず、バックアップしたショートの円谷英俊が捕った時には投げても間に合わない状況になっていて内野安打を産んでしまい、再びジャイアンツファンから罵声を浴びていた。またも中田との比較になるが、昨年の中田の三塁守備もお粗末だったが、今日の大田のようにファンをイライラさせる中途半端なプレーは少なかったように記憶している。

1点を追うジャイアンツは五回裏。二死から矢野がこの日3本目の安打となるレフト左への二塁打を放つ(冒頭の写真)。同じダース相手とはいえ、三打席すべて豪快に引っ張っている。持ち前の思い切りの良い打撃はかなり本調子に近いと観たが、岡崎郁監督はここで矢野に代走、隠善智也を送った。まだ五回裏であと一回か二回は打席が回る時点で引っ込めるとはまだ守備につかせることに不安があるということか…。そしてここで過去二打席とも走者を二人置いて凡退していた中井がレフト前に弾き返し、2対2の同点とした。

Photo

ダースはこの回限りで降板したが、5イニングを投げて懸案の四球は一回の先頭打者だけ。少なくとも敗戦処理。が観た生ダースでは最高の出来だった。

01 ファイターズは一軍のインフルエンザ渦でリタイヤする投手に代わって次々とファームから投手を送り込んだためにファームの先発ローテーションが手薄になり、一昨日まで続いた六連戦では先発投手が中二日の登板間隔で投げるというパターンが三日間続いていたが、ダースが今日のような投球内容を続けてくれれば、本人の成長という意味だけでなく、台所事情としても大助かりだ。

「完投させたら四球を軽く1ダースは出すだろう」というほどの制球難にちなんで懲罰的に登録名を「ダース」とされた二十歳の若者。今日の好投を次につなげて欲しい。

一方の木佐貫は行けるところまで行くという感じだった。

01_2 先々週の木曜日に一軍のローテーションの谷間に今季初めて一軍に昇格した木佐貫だったが結果を残せず翌日には登録を抹消された。その翌週の同じ谷間には同期の久保裕也が抜擢され、二度谷間に花を咲かせた。しかし久保は昨日、高橋由伸の復帰に伴って登録を抹消された。次節が五試合で六人目の先発投手が不要になるからだ。久保と木佐貫(そしてその他の投手)が再び一軍の先発枠を勝ち取る機会は(故障者などが出なければ)二週間後の六連戦とその翌週からの九連戦だ。

木佐貫は結局7イニングを投げて前述の2失点に抑えた。ファイターズのファーム打線が飛車角抜きということを考えると評価は割り引かなければならないか…?

ファイターズが六回からダースに代えてマウンドに上げたのはサウスポーの土屋健二。

01_3 (写真:二番手の土屋と、投球練習を見守る小林繁コーチ。自分が在籍していた頃にはまだなかったジャイアンツ球場のマウンド状で何を思う…?)

敗戦処理。にとってついに待望の生土屋に巡り会えた。

01_4

土屋は横浜高校出身の高校卒ルーキーながら開幕第三戦に先発してローテーション入りし、5月の中旬までに4勝を挙げた逸材ながら敗戦処理。の生観戦ローテーションとは噛み合わぬまま8月も終わろうとしていた。

順風満帆に思えたルーキーもプロの壁に戸惑うここ数ヶ月だったようだが、今日の土屋は良かった。代わりっぱなの六回裏こそイ・スンヨプとアルフォンゾの代打の岩舘学に連打されて一死一、二塁のピンチを招いたが続く円谷の代打、小田嶋正邦と實松一成を打ち取って切り抜けると七回と八回は三人ずつで片付けた。こちらもダース同様に今日の投球を今後に活かして欲しい。

余談だがファイターズは近年、高校卒のルーキー投手を毎年一軍に抜擢している。

2008年 豊島明好 2試合勝敗無し 防御率0.00

2007年 吉川光夫 19試合43敗 防御率3.66

2006年 木下達生 2試合01敗 防御率7.56

2005年 ダルビッシュ有 14試合55敗 防御率3.53

2004年 須永英輝 5試合02敗 防御率9.24

2003年 鎌倉健 2試合勝敗無し 防御率9.00

ひとりの例外を除いてその後に効果が出ていないようなので今年は廃止するのか、調子を落とす前の土屋にチャンスが無かったところを見ると、今年で途切れるかもしれない。土屋が再び調子を上げれば、まだまだ一軍の先発投手の頭数が揃っていないことを考えるとチャンスがあると思うのだが。

その土屋が3イニング目のマウンドに上がろうとする時、スタンドでは民族大移動が始まった。今日の試合後のイベント、女性ファン限定での試合後のサイン会に参加する女性ファンがサブグラウンドに移動を始めたからだ。

Photo_2

東京ドームの試合でも試合後にグラウンドに降りるファンは試合途中に自分の席を離れなければならないが、控え室でモニターで試合の推移を確認出来るという。しかしジャイアンツ球場の一塁側スタンド後方のサブグラウンドからでは試合の様子をうかがえない。彼女達はめったに味わえない試合直後のグラウンドで選手からサインをもらうという機会と引き替えにどちらに転ぶかわからない試合の結末をリアルタイムで体感する機会を失ってしまうのだ。もちろんどちらを取るかと聞かれたらほとんどの人は前者を選ぶだろう。しかし、いくら斬新なファンサービスを考えるとはいえ、試合を観る時間を奪うサービスに対しては球団側は常に改善の可能性を考えて欲しいと敗戦処理。は思う。

木佐貫の後を八回表は上野貴久で抑えたジャイアンツは九回表に三番手としてM.中村を起用した。

名前が告げられると、ジャイアンツファンからは何とも言えないどよめきが起きた。ファイターズでの実績を買われて期待されてトレードで入団したものの出れば打たれるの繰り返しで二度目の二軍落ちをしているかつてのファイターズの守護神。しかも相手は古巣。

さすがに敗戦処理。もジャイアンツ球場でファイターズを相手に投げるM.中村というシチュエーションは正視しがたい。

幸か不幸か、敗戦処理。はM.中村を今シーズン一軍では生で観ていない。イースタンで投げるのを観るのは今日で二度目。

01_5 「五番・一塁」で出場しているジェイソン・ボッツに詰まらせながらレフト前に運ばれた以外は無難に抑え、1イニングを無失点でマウンドを降りた。

ファイターズの九回裏のマウンドにはインフルエンザ渦で一軍に呼ばれていた山本一徳が上がった。

01_6山本は150kmに近いストレート主体の強気の投球でジャイアンツの下位打線を翻弄。ジャイアンツファンから「速ぇい!」と言う驚きの声が挙がっていた。實松に不運な内野安打を許したものの危なげない投球で九回裏を抑えた。

十回表のジャイアンツのマウンドには金刃憲人。このところリリーフに回っている。

01_7 ジャイアンツの左のリリーフ投手といえば、山口鉄也が昨年に続いてフル回転という状況だが、山口を出すにはもったいない(というレベルの)場面で使える人材に事欠いている。現在はベテランの藤田宗一が存在感を示しているが、若手でもう一人欲しいところだ。深田拓也のリリーフ転向は失敗だったようだが金刃はこれを一軍復帰の足がかりにして欲しい。1イニングを1安打に抑えた。

十回裏。イースタン・リーグの規定では延長は十一回まで。あと2イニングというところでファイターズは宮本賢を投入した。

宮本の名前が告げられた時、敗戦処理。は覚悟を決めた。

29日・ジャイアンツ球場】

F 100 100 000 0 =2

G 001 010 000 1×=3

F)ダース、土屋、山本、●宮本-渡部

G)木佐貫、上野、M.中村、○金刃-實松

本塁打)両軍ともなし

宮本はこの回の先頭の隠善にライト前に運ばれると、中井にはレフト前に運ばれて無死一、二塁。四番田中を迎えてファイターズは外野手を極端に前進させるシフトを敷かざるを得なくなったが、田中の打球は無情にも前進守備のレフト、大平成一の頭上を超えていった。

Photo_3 二塁から隠善が還り、ジャイアンツがサヨナラ勝ちした。

Photo_4 ここまで4タコだった四番が肝心な場面で結果を出した。

それにしても、この大事な場面で登板の指名を受け、打者三人に対し、三人続けて安打を打たれて終わりという宮本はいったい何なんだろう。このところリリーフでの失敗が相次ぐ。こうまで失敗を続けると、使う方も使う方だと思うが…。

中井が同点打を放ち、最後には田中がサヨナラ打を決める。実力のある外国人選手を後ろに置いてまで若き看板候補でクリーンアップを固定する成果が結実した。高橋由伸の調整出場の際にも二番打者での出場だったほどだから、よほど期待されているのだろう。

しかし、大田は敗戦処理。の前では打たない。

教育リーグを含め、敗戦処理。が生観戦した試合の大田の結果を記しておく。

3月8日教育 対モ(ジャイアンツ)「四番・三塁」

中飛、捕邪飛、一邪飛、三ゴロ失

4打数0安打

3月29日 対F(鎌ヶ谷)「五番・三塁」

三振、三振、三ゴロ

3打数0安打

4月4日 対モ(利府)「五番・三塁」

中前安(打点1)、中直、三ゴロ失、三振、中飛

5打数1安打

4月18日 対F(ジャイアンツ)「五番・遊撃」

遊ゴロ、左飛、三振、死球

3打数0安打

6月27日 対L(ジャイアンツ)「五番・三塁」

遊ゴロ、二邪飛、左飛

3打数0安打

7月19日 対SS(ジャイアンツ)「六番・三塁」

三振、三振、右邪飛、捕飛

4打数0安打

8月29日 対F(ジャイアンツ)「五番・三塁」

捕邪飛、投ゴロ、一ゴロ、遊ゴロ

4打数0安打

7試合26打数1安打0本塁打1打点 打率.038

 

何という相性の悪さ!

昨年の中田翔でさえ、1本は本塁打を打ってくれた。

実際の打率もなかなか二割五分に届かないレベルなのだが、いくら何でも相性が悪すぎる。明日(30)も観戦予定だが、少しは大器の片鱗を敗戦処理。の前でも見せて欲しい。今まで通りなら實松と変わりがない。

最後に再び矢野に話を戻す。

高橋由伸が藤川球児と対戦した28日の打席で再び腰の不安を感じ、ついに手術に踏み切る決意をしたという。この復帰は何だったのと首をかしげたくなるが、それは即ち矢野のチャンスということを意味する。今日の早退はひょっとしたら甲子園に向かうためかもしれない。

優勝マジックが点灯した一軍も、いつかきっと由伸や矢野の力を必要とする時期が来る。由伸は再び遠回りをしてしまうが東京ドームが矢野を待っている。

 

 

P.S.

ダースの登録名の由来はネタです。流布しないように<謝>。

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