フォト
無料ブログはココログ

« 宿敵韓国にまさかの大勝!侍JAPANが東京ラウンド突破、サンディエゴ・ラウンド進出決めた | トップページ | WBC第2ラウンドの試合方式はもう一工夫出来なかったのか? »

2009年3月 8日 (日)

大田泰示、ジャイアンツ球場デビュー戦を飾れず

01 春季キャンプ中に二軍落ちしたジャイアンツのドラフト1位ルーキー大田泰示が今日(8日)初めてファームの本拠地ジャイアンツ球場でのイースタン教育リーグ、対ゴールデンイーグルス戦に「四番・三塁」でフル出場しましたが4打数0安打。守備では1失策、走っては盗塁死と活躍出来ませんでした。

(写真:五回裏の第三打席、バットをへし折られて一塁ファウルフライに倒れた大田)

ジャイアンツのファームは順当なら今日でイースタン教育リーグも四試合目となるはずだったが、過去三試合の内、二試合を雨で流している。本拠地ジャイアンツ球場での試合も今日が初めて。話題のドラフト1位ルーキー大田泰示も初安打を放った3日のライオンズ戦以来の試合となり、ジャイアンツ球場デビューとなった。

大田の話題性を考えれば、教育リーグの試合と言えど、あまりのんびりとはしていられないと試合開始の二時間前には球場に入ろうと早出をした。ジャイアンツファンの掲示板では普段辛口の論客でさえも、今季のオーダーに大田を「八番・三塁」で入れていたほどだった。

しかし、幸か不幸かジャイアンツファンで埋まるはずの一塁側ですらガラガラ。敗戦処理。は大田の打席を見やすい一塁ベンチ上の最前列に陣取った。イースタン公式戦では常連の集団が定位置にしている場所だ。

 

01_2 グラウンドを見ると、ゴールデンイーグルスの主砲、山崎武司が打撃練習で軽快な打球を飛ばしている。昨年もイースタン春季教育リーグでは木村拓也、清水隆行、ライアン・グリン、内海哲也といった入場無料で見るにはもったいないような選手を堪能したが、今回は山崎武が見られるとは!

Vs01 (写真:練習中に一歳年下のジャイアンツ、大道典嘉を茶化す山崎武)

試合はジャイアンツがエイドリアン・バーンサイド、ゴールデンイーグルスが二年目の石田隆司の先発で始まった。注目の大田は「四番・三塁」でスタメン出場。そして山崎武も「四番・DH」でスタメン出場だ。

二回表、バーンサイドは先頭の六番、中川大志に死球を与えてしまう。バントで送られた一死二塁から山本大明の三塁ゴロを大田が一塁にワンバウンドの送球。ショートバウンドというほどでなく、さほど難しいバウンドとは思えなかったが一塁の山本和作が落球するエラー(投げた大田の失策)。しかも山本がボールをはじいた隙に二塁走者の中川が判断好く三塁を陥れ、続く新人の楠城祐介にセンターへの犠飛を打たれて1点を先制された。

その裏、大田の第一打席。

石田の初球を狙った大田の打球は力なく上がり、センターフライに終わった。

三回表。一死からこれまた一軍でも時にクリーンアップを打つ「仕事人」高須洋介が三塁線を破る二塁打で出ると、続いて四番・山崎武。第一打席に泳がされながらも力でレフト線に打球を運ぶ二塁打を放って「さすが山崎!」と唸らせたが、この打席でもバットの先っぽに当たったように思えた打球が右中間に飛び、そのままフェンスを超えた。

01_3 (写真:三回表に2ランを放った山崎武。この写真だと泳がされたスイングに見えるが、これでフェンスオーバー!!)

バーンサイドは主砲、アレックス・ラミレスがFA権を得て外国人枠の対象から外れたことにより「第五の外国人」から脱却するチャンスなのだが、春季キャンプでテストして獲得したエドガルド・アルフォンゾの好調ぶりによりその座が脅かされている。教育リーグでの登板とはいえ、自分をアピールするには相手に高須、山崎武が揃っているのはむしろ好条件と考えるべきだろう。しかし今日の登板に関しては今一と言わざるを得ない。

0対3から3点を追う展開となったジャイアンツは四回裏、先頭の隠善智也が四球を選び、大田の第二打席。「早打ちするな!」「ボールをよく見ろ」「大きいのばかり狙うな」などとの教育的なヤジが飛び交う中、大田は捕邪飛に倒れてしまう。

続く大道典嘉がライトのフェンスを直撃する一打を放つが、足がまだ本調子ではないのか一塁止まり<苦笑>。それでも隠善が三塁に進み一死一、三塁。

ここで続く星孝典も右中間に二塁打を放つが、大道は勝呂壽統三塁コーチの温情で三塁ストップ。1点を返してなお一死に、三塁とチャンスを拡げた。二死後、山本の三塁ゴロを今度はゴールデンイーグルスの三塁を守る中川が一塁に悪送球して3対3の同点となった。

五回表、ジャイアンツは二番手に春季キャンプでテストして獲得を決めた育成選手契約のレビ・ロメロを起用。

レビ・ロメロである。

「粉雪」を大ヒットさせた三人組ではない<>

01_4 長身からの角度のあるボールでWBC強化試合に好投したとのことだが、この日は先頭の中村真人にいきなり四球。さらにセットポジション不制止のボークで走者を進め、進塁打で一死三塁となってから三番の高須にセンターオーバーの二塁打を打たれあっさり勝ち越しを許してしまった。

山崎武の第三打席に注目、と思ったらここで代打に藤井彰人が登場。

岩隈久志専任捕手としてWBCに同行してブルペン捕手を務める傍ら、前日第2ラウンド進出を決めて今日は試合がないので、試合勘を取り戻すために精力的に教育リーグに出場だ(ウソです)

藤井は投ゴロで、後続も打ち取りロメロは1点にとどめ、メロメロにはならなかった。

ロメロである。

 

その裏、ジャイアンツは二番の藤村大介が一死から三遊間を破って出塁すると、隠善の打席でエンドランを敢行。隠善の打球がレフト線に飛ぶと、藤村が一気にホームインして4対4の同点。さらに一死二塁で大田という盛り上がる場面を迎えた。過去二打席、大田を力でねじ伏せている感じのゴールデンイーグルス先発、石田。東海大仰星高から入団二年目の右腕。プロで一年経験した差を見せつけるかのような投球で冒頭の写真の様にこの打席は大田のバットをへし折った。

七回表、ロメロが先頭の西村弥に四球を与えたところで斎藤雅樹コーチがマウンドへ。ロメロは降板。三番手に木村正太が登板。

一週間前の日曜には日本代表を相手に投げていた木村正だがあっさりと二軍落ちしていたようだ。同点の七回表で無死一塁。打席の西谷尚徳がバントの構えを見せると、一塁手の山本が猛ダッシュを見せて「簡単にバントをさせないぞ!」という姿勢を示した。しかし初球の前に猛ダッシュを見せ、木村が牽制のそぶりを見せるとゴールデンイーグルスの広橋公寿一塁コーチに「ボーク」と抗議されてしまう。ボークの判定にこそならなかったが、木村正を牽制する効果はあったようだ。あらためてセットポジションから山本が猛ダッシュでバントを警戒するが、一塁を空けてしまったため盗塁に切り替えられ、初球で無死二塁にされてしまう。

* こういうことをしているようでは、山本はなかなか背番号が二桁にはならないだろうし、木村正も同期の東野峻につけられた差を縮められないだろう。

西谷が絵に描いたようなバントで一死三塁とすると藤井の打席で木村正がワイルドピッチ。ゴールデンイーグルスに三度勝ち越された。4対5。

あまり人が入っていない一塁側スタンドに失望の空気が流れる中、ジャイアンツ打線がまたまた反撃。

三番手の石川賢を攻め、先頭の福元淳志が一、二塁間を破る、この日二本目の安打で出塁。

01_5 昨秋のドラフト会議でジャイアンツが指名した選手の中で最高齢でありながら、育成選手。あの野茂英雄が設立したNOMOベースボールクラブ出身の左打ちの内野手ということで敗戦処理。が注目している選手だ。この日は本職の二塁ではなくレフトを守っての出場だが存在感を示した。

ここでスタメン一番の鈴木尚広に代わって途中出場のルーキー橋本到が送りバントを試みるが打球が捕手のすぐそばで止まって二塁封殺。小技をきちんと決めるゴールデンイーグルスと、決められ、なおかつ決められないジャイアンツという対照的な構図になってしまった。

普通ならこれでチャンスも潰れるものだが、続く藤村が右中間を破る打球で同点。ゴールデンイーグルスの外野守備の隙を突いて藤村も三塁まで進んだ。というか、ホームまで走っても面白かったかもしれない。そして隠善のさほど深くないセンターフライで藤村が間一髪でホームイン。

01_6 一年前の高校生ドラフトの一巡目ということで坂本勇人に続けと期待された藤村だったが故障で出遅れ、一軍に居続ける同期の中井大介を追う立場になってしまった藤村だがこの脚を武器に一軍を手にする時期も、そう遠くはないだろう。

5対4と逆転してから大田の打席となった。大田は三塁ゴロを放つも、中川がこの試合二つめの失策で一塁に生きた。一塁走者となった大田は続く大道の代打、古城茂幸の打席で二盗を試みるが余裕で刺されてしまった。大田泰示、ジャイアンツ球場デビュー戦はいいところなしだった。

「背番号55」を背負う期待の星だけにジャイアンツ球場になじまないで欲しいと思う期待がある反面、今年一年くらいはじっくりとここで泥にまみれて勉強してもらった方が良いのではという気もする。イ・スンヨプが昨年のような成績ならば、小笠原道大を一塁に回して三塁を別の選手にという発想になるかもしれないが、アルフォンゾはそういう事態を想定しての獲得とも考えられるし、一年間ここで鍛えられた中井の飛躍も期待出来る。

初めてリードしたジャイアンツは八回表、四番手に上野貴久を送った。

01_7 上野は先月25日にお父さんを亡くしたばかりだ。昨秋のドラフトでは弟の大樹がマリーンズから指名されて入団。二人の息子がプロで成長していく姿を見ることが出来ずに無念にも亡くなられたお父さんのためにも三年目の今年は一軍入りのきっかけをつかみたいところだ。

上野は下位打線とはいえ、この試合で初めてゴールデンイーグルスの攻撃を三人で終わらせた。力ない外野フライ二つとファウルフライ。ジャイアンツ投手陣で一番の安定感を見せた。そして上野は九回表も続投。先頭の中村真にセンター前に運ばれてその後一死二塁、二死三塁のピンチを招くが何とかピンチを切り抜けた。

上野にとっては嬉しい一勝となったことだろう。

 

 

【8日・ジャイアンツ球場】

モ 012 010 100 =5

G 000 310 20× =6

モ)石田、菊池、●石川、木谷-山本、銀次

G)バーンサイド、ロメロ、木村正、○上野-星、佐藤

本塁打)山崎武2ラン(バーンサイド・3回)

大田泰示全打席結果

第1打席 中飛 (二回先頭・投手石田)

第2打席 捕邪飛(四回無死一塁・投手石田)

第3打席 一邪飛(五回一死二塁・投手石田)

第4打席 三ゴロ失(七回二死無走者・投手石川)

※相手投手はすべて右投手

 

第一打席で大田が初球を打ち上げてセンターフライに終わると、第二打席では前述のように

「早打ちするな!」

「ボールをよく見ろ」

「大きいのばかり狙うな」

という様なヤジが飛び交っていた。昨年、やはり鳴り物入りでプロの世界に飛び込んできた中田翔を追ってみた敗戦処理。としてはこういうヤジは意外に感じる。ファン層の違いとでもいうのだろうか。鎌ヶ谷のファンのヤジも強烈だが、「○○するな」的なものは少ないように思う。どちらかというと「思いっきりいけ」「一発頼むぞ」とプラス思考的なものが多い様に思う。そして結果が伴わないと、一部のファンから痛烈な声が飛ぶというパターンだ。

個人的には今の時期のルーキーに対してあれはダメ、これはダメとファンとして声をかけるくらいなら「思い切っていけ」などと思い切りの良さを追求していきたい。今日打てなかったからダメというわけではない。一歩一歩前に進んでいく時期だ。

昨年の中田翔はチーム自体が貧打にあえいでいることから、救世主的存在と期待される面があった。それだけにオープン戦のちょうど今くらいの時期に二軍落ちしたときにはかなりのダメージが本人にもファンにもあっただろう。しかしジャイアンツは今年すぐに大田の打棒が必要なほど打線に危機感はない。大田にはプロ野球選手としてじっくりと学んで欲しいと願っているファンも少なくないだろう。今日のスタンドの人の入りも含めて過剰な期待がかけられている訳では無いという感じがしてちょっとホットした感じがするのである。

昨年、二年目でブレークした坂本が例外的存在なのかは、現在一軍でがんばっている三年目の田中大二郎と二年目の中井が答えになりそうだ。そのような地盤が固まってそのうえで大田が活躍するようになれば、近未来のジャイアンツ打線はかなり有望だ。

« 宿敵韓国にまさかの大勝!侍JAPANが東京ラウンド突破、サンディエゴ・ラウンド進出決めた | トップページ | WBC第2ラウンドの試合方式はもう一工夫出来なかったのか? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63108703

この記事へのトラックバック一覧です: 大田泰示、ジャイアンツ球場デビュー戦を飾れず:

« 宿敵韓国にまさかの大勝!侍JAPANが東京ラウンド突破、サンディエゴ・ラウンド進出決めた | トップページ | WBC第2ラウンドの試合方式はもう一工夫出来なかったのか? »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック