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2009年2月 9日 (月)

ジャイアンツの先発ローテ、一軍枠を占う…?

ジャイアンツの先発ローテ、一軍枠争いに関して8日の日刊スポーツがジャイアンツの東野峻を大きく扱っていた。宮崎キャンプでの評判が凄く良いらしく、先発ローテーション入りを決めるかの勢いだそうだ。長年「エース」として君臨した上原浩治が抜けたのだから、若い投手の台頭は大歓迎。そこで敗戦処理。なりに今季のジャイアンツの先発ローテーションと一軍枠を占ってみた。

まずは8日の日刊スポーツに掲載されていた、今季のジャイアンツの先発ローテーション予想をそのまま書き写してみる。

◎グライシンガー(2年連続で最多勝)

◎内海哲也(左のエースに成長)

○高橋尚成(連続開幕投手狙う)

▲東野峻(先発4番手に浮上)

△バーンサイド(豪代表辞退し専念)

△木佐貫洋(昨季Tに4戦3勝)

△野間口貴彦(年明けにLAトレ)

△金刃憲人(年末結婚復活期す)

△栂野雅史(素質十分まず1勝)

△久保裕也(昨季9月まで2軍)

△西村健太朗(目標は2ケタ勝利)

△ゴンザレス(ヤクルトから移籍)

カッコ内は記事中のコピー

当確なのはセス・グライシンガーと内海哲也の二人だけ。一昨年の最優秀防御率タイトルホルダーで昨年の開幕投手でもある高橋尚成ですら当確でなく、グライシンガー、内海を除くその他大勢の筆頭という位置づけになっている。

そして、その次に東野の名が挙がっている。

東野は昨年、主に敗戦処理ながら常に一軍ベンチ入りし、シーズン中盤以降は接戦でのショートリリーフをも務めるようになっていった。東野の名を一躍有名にしたのは昨年9月の対カープ戦。

7連戦の5戦目という修羅場の試合で、同点で延長戦に。切り札のマーク・クルーンを十回裏から注ぎ込んだが決着が付かず十二回に。抑えて引き分け。失点したら負けという状況で東野が登板し、引き分けに持ち込んだ。実はこの時、東野は翌日の先発予定だった。前回の登板がプロ入り初先発となった東野はベイスターズを相手に6イニングを投げて見事に勝利投手になっており、次も先発でということだったが、延長戦の最終イニングで、先発を翌日に控えながら後がない場面での緊急登板を強いられたのだ。東野は緊急登板を無難に抑え、翌日の先発も予定通りこなし、何と完投勝利を記録したのだ。今シーズンに期待がかかるのも当然だろう。

さらに昨年は外国人枠の関係で登録に制約があったエイドリアン・バーンサイド、実績のある木佐貫洋が続くという図式のようだ。

バーンサイドに関しては今日(9日)、エドガルド・アルフォンゾの入団が決まったため、今季もまた外国人枠との闘いを強いられることになってしまった。スタミナ不足を露呈することが多かったものの5勝3敗という数字は侮れない。

そして個人的にはジャイアンツ首脳陣の意向なのか、日刊スポーツ担当記者の予想なのかはっきりしないが、先発候補に名を連ねている西村健太朗に大いに期待している。

西村健は昨年チームで五番目に多い43試合に登板した(越智大祐68試合、山口鉄也67、クルーン61、豊田清50に次ぐ)が、これは144試合中の43試合という訳では無い。西村健は昨年、登板過多が祟ったのか6月と8月に二度の登録抹消を経験している。西村健が出場選手登録されている期間に行われたジャイアンツの試合数は8383試合で43試合に投げたということは、二試合に一回以上の割合で投げたのだから右肩がおかしくなるのも無理も無い。西村健はクライマックスシリーズから戦列に復帰したが、クライマックスシリーズでは4試合中2試合に、日本シリーズでは7試合中6試合に登板した(シリーズ6試合登板はタイ記録)

こんな西村健が今年も中継ぎ要員として起用されたらどうなるか?

恐ろしくて書けない。

角度のあるストレートと、打者に食い込むシュートだけでは長いイニングが厳しいのかもしれないがスケールの大きさを考えると、ぜひ先発ローテーションでじっくりと育てて欲しい投手だと思うがどうなのだろうか。

ところで一軍登録枠を12人と考えた場合、先発投手6人、ストッパーを含むリリーフ要員6人と考えると、例えばこんな陣容が思いつく。

【先発】

グライシンガー、内海、高橋尚、東野、木佐貫、西村健

【中継ぎ】

越智、山口、M.中村、豊田、藤田

【抑え】

クルーン

何とも豪華な顔ぶれだが、いわゆる敗戦処理がいない。藤田宗一は主に左打者封じのスペシャリストであり、劣勢の試合で1イニングを任せるというタイプではない。藤田には気の毒だが、ここに久保裕也や野間口貴彦の名前があった方が首脳陣としては使いやすいだろう。

そして鍵を握るのがファイターズから移籍のMICHEAL改め.中村がジャイアンツの、セ・リーグの野球にすぐに適応出来るかだろう。

ファイターズでの四年間で102セーブを挙げたM.中村はクルーンに何かあった場合に抑えに取って代わる存在としても期待出来るが、このキャンプ中に38歳になった豊田の衰えを計算に入れての補強というのが本音ではないかと睨んでいる。データを取っている訳ではないが、昨年の豊田は連投すると球威が落ちる印象があった。ライオンズ時代の完全無欠のストッパーのイメージから一転、ストッパーにつなぐセットアッパーへの転身は見事と言うしかないが年齢的な衰えの不安はつきまとう。

また豊田に関しては、敗戦処理。に言わせると選手のプライドや格を軽視しがちな原辰徳監督にしては珍しくプライドや格を重んじた起用法をされた選手と言える。昨年、リードされた場面での登板は数えるほど。同点の終盤という場面はあっても、劣勢での登板はほとんどなかった。ただ今季、M.中村や昨年頭角を現した越智、山口との兼ね合いで豊田にプライドを捨ててなげてもらわなければならない機会が増えるだろう。また、そういう位置づけになるだろう。豊田がそれに耐えられるか。

原監督がWBCの一次候補から西岡剛を外したのは、メジャーリーガー岩村明憲を選んでいる以上、二塁で使うことを優先せざるを得ず、控えに回ったときの西岡が極端な言い方をすればふて腐れるとか、裏方に回ってチームを支えるというタイプの選手になれないから、という見方がある。もしそうだとしたら、ジャイアンツにおける豊田に対しても同じような見方をするかもしれない。これは豊田が不本意な場面での登板を命じられると、傷ついて投げやりになってしまうとかいうのではなく、そういう場面でマウンドに送るべく「格」ではないと原監督が決めてかかるかもしれないということだ。

 

実際、敗戦処理。も豊田に敗戦処理や、劣勢の場面での登板をさせるべきではないと考える。

何が言いたいかというと、豊田がM.中村や越智、山口より上の位置にいられない場合、原監督は容赦なく豊田を二軍に落とすかもしれないということだ。変な例えだが、大相撲で大関なら成績が悪ければ降格もあるが、横綱に降格はないのと一緒だ。

グライシンガーや内海が、上原のように投手陣を引っ張る存在になれるか?昨年酷使されたリリーフ陣が今年も投げまくれるのか?などの課題もあり、ジャイアンツの投手陣、それはそれでいろいろと危険な要素を孕んでいるようではある。

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