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2008年12月30日 (火)

敗戦処理。のゆるせない話

Photo 昨夜(29)寝る前に何気なく観ていたテレビで「人志松本ゆるせない話」(フジテレビ系)が放送されていた。これがなかなか笑えた。4とタイトルについているから今回で4回目らしいが、不覚にも敗戦処理。は知らなかった。「…すべらない話」なら観たことはあったが。

ということで、敗戦処理。も年が変わる前に言っておきたい、書いておきたい今年の野球に関する「ゆるせない話」を順不同に書いてみる。

 

(写真:左から北京五輪野球日本代表の星野仙一監督、西岡剛、宮本慎也主将)

 

 

星野仙一代表監督、北京での大罪

 

今年の野球界の最大の話題は北京五輪で野球日本代表、いわゆる「星野JAPAN」が金メダルを取れるかということだった。結果は今さら言うまでもなく、金メダルどころか三位決定戦にも敗れメダル無しに終わった。大会終了後、マスメディアを中心とした星野仙一監督へのバッシング、星野JAPANへのバッシングは凄まじかった。

しかし敗戦処理。として言っておきたいのは星野監督は、期待された結果を残せなかったという結果責任にも増して、初戦のキューバ戦で退場処分を食らったことをもっともっと重く受け止めなければならないのではないか。また、マスコミももっとそのことを指摘すべきではないのかということ。

 

審判から退場処分を受ける。このことの重さをもっと感じるべきだ。百歩譲って、ペナントレースなど野球の大会でなら程度によっては許容範囲におさまるもの(正当防衛的に情状酌量の余地のあるもの)もあるだろうが、オリンピックは野球界の枠を超えたイベントである。スポーツにおいて審判に敬意を払うのは当然のことである。それが日本のプロ野球界では未解決の課題も多く、誤審騒動が後を絶たないのが実態だ。それゆえに監督やプレーヤーが被害者意識を持つのは無理も無い面もあるが、オリンピックの舞台で味方選手の見逃しの三振に抗議して退場処分を食らうなどというのは言語道断である。

普段から審判員に対する敬意を持たない。また審判問題に関する根本的な解決策を等閑にしているツケが国際大会の大事なところで出た訳で、これは星野監督のみならず、日本代表関係者は心しなければならない問題であるはずなのだ。

そしてこういう蛮行がまかり通る、と野球関係者だけが思っていてもIOC委員がそう思わなければ競技種目から外されても文句を言えないし、再開への障害にもなりかねないのだ。野球に限らずプロが参加するようになったオリンピックの意義に関しては議論を要するだろうが少なくとも野球界の慣行が何でも通用すると思っていたのなら井の中の蛙だ。

 

敗戦処理。としては結果以上にゆるせない話だ。

 

 

王貞治監督のラストイヤーにホークスナインの無気力ぶり

 

一体どうしたのか。ホークスの王貞治監督が今シーズンを最後にユニフォームを脱ぐかもしれないということは極端に言えばシーズン前からわかっていたことだろう。ナインもファンもチームが優勝して、仮に王監督がユニフォームを脱ぐにしても、「勇退」という形にしてあげたいと皆願っていたはずだ。

それが、結果は優勝どころか、2004年から続くプレーオフ、クライマックスシリーズに初めて出場出来ず、ゴールデンイーグルスとの最終戦の直接対決にも敗れ、最下位になってしまった。どう考えても、最下位の落ちる戦力ではないだろう。不甲斐なさ過ぎる。実際、ファイターズファンとしてファイターズとホークスの対戦を観る限り、今シーズンのホークスにはさほど怖さを感じなかった。(注.今シーズンのファイターズはリーグ3位だったが、パ・リーグで対戦成績で勝ち越した相手はホークスだけ)

この十年間、パ・リーグの優勝争いの中心にいたのはいつもホークスとライオンズだった。ホークスとライオンズは常に優勝争いの中心におり、残る四球団の中でその年にコンディションの整ったチームがその二強の争いに割って入るという構図だった。2001年のバファローズ、2005年のマリーンズ、2006年のファイターズの優勝はその二強の牙城を崩した、その他のチームの奮闘の結果に過ぎないと敗戦処理。は思っていた。

2007年にウソのように弱くなったライオンズが一年で元の輝きを取り戻し、リーグを制したようにホークスも来シーズンもとのホークスに戻るかもしれない。しかし、ホークスをここまでに導いてきた王貞治監督のラストシーズンになるかもしれないシーズンにこの体たらくだったのは、ゆるされないことであろう。

日曜のデーゲームでの二岡智宏一軍復帰を認めなかったジャイアンツの偽善

 

これは7月20日付 7番、サード、二岡。背番号7! で既に書いているのだが、もう一度書きたい。

開幕戦で故障を再発させ、長らく戦列を離れていた二岡智宏がそろそろ復帰かというタイミングで山本モナとの不倫騒動を起こし、干されてしまった。ファームの試合でさらなる調整を重ね、原辰徳監督がそろそろ一軍復帰をと考えたタイミングが、たまたま東京ドームでの日曜日のデーゲームだった。このことに対し、滝鼻卓雄オーナーが不倫騒動を起こした選手を、いつもより家族連れが多く詰めかけることが予想出来る日曜日のデーゲームから復帰させるのは好ましくないとして待ったをかけた。

原監督以下首脳陣が、昨年まで不動のレギュラーだった二岡を調子が上がれば一日でも早く戦列に復帰させたいのは当然の心情だが、目先の一勝二勝より、社会や周辺に与える影響を考慮する滝鼻オーナーの姿勢にはその時点では立派な見識だと敗戦処理。は思った。

しかし実際にはその一週間後、二岡は日曜日のデーゲームから一軍に復帰してすぐにスタメン出場した。違うのはジャイアンツのホームゲームから相手のベイスターズのホームゲームに変わったことくらい。対戦カードも一週間前と同じで開催地が東京と横浜ということもあるが、どのみち日曜日のデーゲームということであれば家族連れが多く詰めかけるのは東京ドームだろうと横浜スタジアムだろうと同じこと。自分たちのホームゲームなら不可で相手のホームゲームならお構いなしという発想はどう考えても理解出来ない。これも敗戦処理。的にはゆるせない話だ。

道を知らないタクシーの運転手

 

今年、東京ドームで生観戦する時、とある場所からタクシーに乗った。

敗戦処理。が「すみません。東京ドームまでお願いします」というと、あろうことか運転手は「すみません、あまり行ったことがないのですよ」と平然と言い放った。

「は?」

東京ドームの場所がわからずに、よく都心でタクシーの運転手が務まるなと呆れて助手席の前にある運転手名を確認したら「藤島誠剛」と書いてあった<苦笑>

「ま、仕方ないか…」

また別の日、西武ドームでの生観戦に向けて、とある場所からタクシーに乗った。

「すみません。西武ドームまでお願いします」

「すみません、あまり行ったことがないのでわからないのですが…」

聞き覚えのある声に、慌てて助手席の前の運転手名を確認すると、あの時と同じ運転手だった。そこで、

「西武第二球場の隣にあるのですが」

と敗戦処理。が言うと、

「あぁ、それならわかります。お任せ下さい」

今度はスイスイと行った。

オチがついたところで、最後はゆるせない話ではなく、疑問に思う話をひとつ。

 

 

週刊文春9月4日号(文藝春秋刊)に気になる記事があった。―星野仙一の「自爆」全内幕―という特集で北京五輪でメダルを取れなかった星野監督や星野JAPANを叩いている。週刊文春(文藝春秋)が星野仙一をバッシングするのは図式通りで、今に始まった話ではない<苦笑>が、同特集の中に“食事会場が凍りついた西岡剛「バナナ事件」”という記事があった。

要約すると、北京五輪期間中のホテルでバイキング形式の朝食をとっていた時のこと。星野監督が朝ごはんを物色しているところに西岡剛が現れ一緒になった。星野監督がちょっと青みの残るバナナと熟れて黒い斑点が入ったバナナを見比べて西岡に「ツヨシ、どっちがうまいかな?」と尋ねたところ西岡は無言のままに青いバナナに指をさすと、また何もなかったように自分の食事を取りだしたという。このシーンを見た宮本慎也主将が「僕らの世代からしたら信じられないんですわ。その瞬間に(川上)憲伸や矢野(輝弘)さんは凍りついていましたからね」と語ったというのだ。

西岡に関してはこれまでも各種報道でいわゆるKY的側面を指摘されることが多々あった選手だ。しかしそれはともかく、個人的には宮本が主張するような主従関係が監督と選手の間にあるべきなのかという違和感を禁じ得ない。宮本は川上憲伸や矢野輝弘という星野監督の率いたチームに所属したことがある選手を引き合いに出していたが、かつてのドラゴンズやタイガースのように単独チームを率いていた時にはそのような主従関係でいいだろう。監督が選手との間に一線を画し、主従関係のような間柄を保ちたければそうしてチームを統制すればいい。しかしこの時は日本代表チームなのである。西岡に限らず選手は十二球団所属の選手からの選抜チーム。もちろん星野代表監督が選考した選手ではあるが、その主従関係は単独チームでのそれとは自ずと異なるはずであろう。

この記事は宮本主将の目撃談を元に構成されてはいるものの、もしも星野監督が同じような発想でチームを統制しようとしたならばチームがひとつにまとまらないのも、むべなるかなという気がする。

宮本慎也がおかしいのか、西岡剛がおかしいのか?

皆さんはどう思いますか?

来春のWBCでは宮本は日本代表卒業宣言をしていて候補にも選ばれず、西岡も選に漏れた。もちろん星野監督は代表のユニフォームを着ない。

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