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2008年11月24日 (月)

WBCにドラゴンズの選手が一人も出ない?-落合博満監督の弁明は決して不可解ではないと思う。

21日に行われたWBCのスタッフ会議の後に代表チームの原辰徳監督が「一球団においては、誰一人も協力者がいなかった。やや寂しいことでした。」と話し、ドラゴンズの候補選手に軒並み断られていたことが明らかになった。これに対しドラゴンズの落合博満監督が「みんな出ると思うのが大間違い」、「球団の主導ではない」、「医者が患者の病状を他人に言えるか」、「説明責任は要らない」などと独自のオレ流ぶり発言満載で批判に反論した。WBC二連覇に向けて球界全体の足並みが揃わないのは確かに不安だが、本当に各選手の意思で辞退しているとしたら、落合監督の語るとおり、出たくてたまらない選手もいる代わりに出たくない選手がいても不思議ではないだろう。

ドラゴンズの選手で打診を受けたのは岩瀬仁紀、高橋聡文、浅尾拓也の三投手に森野将彦と和田一浩。落合監督によると、この中で北京五輪に出場した岩瀬と森野からは「もう二度と行かない。断って下さい」と言われていたというし、高橋、浅尾の二人は調整面の不安などで辞退だという。上述の様な故障云々とは直接関係ない様ではあるが。また和田に関しては他の選手に断られての代役としての依頼が明白でプライドを傷つけられ、「選手にもプライドがあるのに、あまりにも人間感情を逆なでしすぎ」と落合監督は説明した。

落合監督に関しては、8月の時点でWBC監督就任の要請を受けているのを断った事実が明らかになっていること、各球団監督を対象に行った「WBC理想の28選手」アンケートを白紙で提出したことなどからWBCに対して非協力的という憶測が成り立ち、ドラゴンズ選手達の一斉辞退の黒幕なのではと疑問視されているのだろう。

敗戦処理。自身、以前の「日本シリーズ優勝チームの監督にWBCの監督をさせるべき」という風潮や、「WBC理想の28選手」を監督アンケートでリストアップして人選の参考にすると言う感覚に違和感を憶えている。オールスターゲームの監督や、監督推薦選手を決めているのではないのだ。まずWBCに参加するための組織を作り、その責任者、例えば加藤良三コミッショナーでも良いし、王貞治前監督でも良いが、責任者を決めてチームのコンセプトを決めて監督候補者をセレクトして交渉し、決めればよいだけのことだ。そして選ばれた監督は責任者と共に理想の28選手を選んで交渉し、その中に出場できない、または出場しない選手がいれば代わりの選手を当たれば良いだけだ。

ここで問題になるのは「代表に選ばれた以上は出場すべきだ」という考え方だ。国の威信をかけた五輪や、この国の野球の威信をかけた競技大会に選ばれた選手は原則的に出場すべきであるという考え方が当然あるだろう。そもそもはその定義こそ最初に決めるべきことなのだ。イチローが「WBCは北京のリベンジの場ではない」と言ったそうだが、それではWBCの意義は何なのか?そしてそれはイチローが決めることなのかという疑問もある。イチローにそう言われて慌てて監督の人選をやり直すだけでなく、大会の意義をきちんと把握することこそがあの時必要だったのだ。そしてそれをしないで監督の人選、コーチの人選、そして選手を選ぼうとしても、こういう現象が起きるのは有り得るのだ。そして「選ばれた選手は原則的に出場すべきである」という考え方を徹底するのであれば、一言居士である落合監督ら抵抗勢力を覆させる説得力を持つべきであろう。しかし各種報道などで接する限りでは今のNPBにそこまでの姿勢が感じられない。

ドラゴンズの選手が軒並み辞退したのは5人いる候補者が5人とも自分の判断で辞退したのは偶然とは思えないという見方もあるかもしれない。しかし北京五輪での星野仙一監督の采配、岩瀬仁紀の起用法や、プロに入ってから先発一筋で十年やってきた33歳の川上憲伸に中継ぎで連投を課すなどをされた結果、ジャイアンツやタイガースとのリーグ優勝争いに支障をきたしたのは明らかだったから、球団の方針として出したくないというのがあっても、不思議ではない。ましてや落合監督の人心掌握術とは明らかに異なる原辰徳監督が率いる日本代表にシーズン開幕前とはいえ大事な主力選手を預けられないと考えても不思議ではない。WBCの監督に星野監督が決まりそうな風潮に異を唱えたのはイチローだけではなくドラゴンズもだったし。

球団によって温度差があるのはある意味仕方がないだろう。特にドラゴンズと主砲・新井貴浩の戦線離脱を余儀なくされたタイガース球団が被害者意識を持っても、それは致し方ない点もあろう。ただ落合監督の現役時代がそうであった様に球団の事情や大人の事情がどうであろうと、頑なにオレ流、即ち自分流を貫き通す選手がドラゴンズ内にいたとすれば、それを遮ることは落合監督にも出来ない。落合の様な逸材を別にすれば、たいがいの選手は球団や監督の顔色をうかがうのが普通だと思われるからだ。

原監督やスタッフはドラゴンズや、他球団の何らかの事情で出られない選手以外から28選手を選べば良いだけのことである。日本人メジャーリーガーの参加も取り付けられそうだから、その中から選べばよいのだから。

ところで、敗戦処理。もそろそろ28選手の人選に入りたいところであるが、情報不足でそれが出来ないでいる。今回採用するダブル・エリミネーション方式に関しては取りあえず理解したつもりだが、前回波紋を呼んだ、投手の投球数制限を今回も続行するのだろうか?どなたかご存知の方がいたら、ご教示願いたい。それによって先発型の投手を何人選ぶかが違ってくるからだ。

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