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2008年10月 3日 (金)

「韓国の藤原紀香」自殺の衝撃!!

3日付の各スポーツ紙などの報道によると、韓国のトップ女優のチェ・ジンシル(崔真実)さんが2日未明、ソウル市内の自宅で首を吊って死んでいるのが見つかった。39歳だった。警察は自殺とみている。

チェ・ジンシルさんは日本のマスコミに紹介される時には「韓国の藤原紀香」と例えられることが多く、かつて日本のジャイアンツで投手として活躍したチョ・ソンミン(趙成珉)と結婚していたが離婚していた。

チェ・ジンシルさんはまだ日本で韓流ブームが起きる前、韓国のテレビドラマや映画で人気を博し、「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」と呼ばれており、日本のマスコミで紹介される時には「韓国の藤原紀香」と形容されることが多かった。そして2000年には当時日本のジャイアンツに所属していたチョ・ソンミンと結婚したが、その後チョ・ソンミンの家庭内暴力が原因で2004年後に離婚していた。離婚後は一時影が薄くなっていたが、今年になって主演したテレビドラマ「私の生涯最後のスキャンダル」が高視聴率をマークしていた。遺書らしきものは見つからず、再起の兆しがあった矢先だけに韓国では衝撃が走っているという!?

韓国のトップ女優のまさに「私の生涯最後のスキャンダル」で、思わぬところで元ジャイアンツの投手の名前が出てきた。

チェ・ジンシルさんの元夫、チョ・ソンミンは韓国の高麗大から1996年にジャイアンツ入り。異例の8年契約を結んだ。その将来性はもとより、球団は韓国球界とのパイプ作りへの先行投資をしたと当時憶測が飛んだ。

チョ・ソンミンがジャイアンツで頭角を現したのは1998年。開幕から先発ローテーション入りし、オールスターゲームにも監督推薦で出場した。しかし、この時右ひじの故障をおしての登板がたたり、後半戦を棒に振ると共に、以後精彩を欠いた。結局チョ・ソンミンは2002年限りで契約を一年残して退団。心機一転米大リーグに挑戦するがうまく行かず、事業にも失敗。前述の様に2004年に離婚した。2005年に韓国プロ野球入りし、昨シーズン限りで現役を引退した。

ジャイアンツはチョ・ソンミン獲得後、チョン・ミンチョル(鄭珉哲)、チョン・ミンテ(鄭珉台)と相次いで韓国人の投手を獲得するがいずれも成功したとは言い難かった。

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(写真:東京ドームでのオープン戦で力投するチョン・ミンチョル。よくぞこんな画像が残っていた!)

そしてその後、2002年シーズン終了後にFA移籍した松井秀喜の穴埋めにロベルト・ペタジーニを獲得したのを始め、タフィ・ローズ、イ・スンヨプ(李承燁)、ジェレミー・パウエルら日本の他球団で実績を残し、その後契約更新でこじれて自由契約になった選手を獲得する路線をひた走る様になる。今シーズン前にはマーク・クルーン、セス・グライシンガー、アレックス・ラミレスと一気に三人も獲得した。

新外国人選手を探す市場として、いわば未開拓に近い韓国に目をつけたまでは良かったが、先行投資を回収できずに終わると今度は契約体系の隙を突く形で、日本の他球団で実績を残した選手を獲得する路線をひた走るというのは、何か本来あるべき外国人獲得の姿を逸脱している様な気がする。

さらに韓国がダメなら台湾で、と思ったのか、台湾国立体育学院出身の右腕投手、姜建銘(ジャン チェンミン)2005年に獲得。2006年終盤に一軍入りして制球力の良さでアピールし、翌2007年には開幕から先発ローテーション入りを果たしたが、約一ヶ月で二軍落ち。その後ファーム生活が続き、今月1日、戦力外通告を受けた。

また、ジャイアンツは20069月に台湾の台中市西苑高級中学出身の15歳の右腕投手、林羿豪(リン イーハウ)と育成選手契約を交わした。

敗戦処理。が生観戦した9月27日のイースタン・リーグ最終戦、ジャイアンツ対ファイターズ戦に林羿豪は二番手で登板した。

林羿豪が投げ始めると、敗戦処理。の後ろの列で観戦していたジャイアンツファンがこんな事を言い始めた。

「林羿豪が15歳かそこらで日本の巨人に入るってことはさ、田澤が社会人からいきなりアメリカに行くのと同じこと何じゃないの?」

たしかにチョ・ソンミン、姜建銘、林羿豪の三人とも自国のプロ野球球団を経ずして日本のジャイアンツと契約している。

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(写真:登板中にファンから後ろ指をさされて動揺して投球モーションを崩し、ボークを取られる林羿豪)

これに関してはジャイアンツの清武英利球団代表が自身のコラムを連載している週刊ベースボール10月6日号(ベースボール・マガジン社刊)の「野球は幸せか!」特別寄稿で次の様に語っている。

■台湾については、巨人が若い選手と育成選手契約を結んだことについて、「日台選手契約の紳士協定を守っていない」と言う記事もあった。しかし巨人が台湾のルールや秩序を破ったことはないし、台湾のプロ組織「中華職棒聯盟」(CPBL)と連携はしても、講義を受けたことは1度もない。台湾選手と育成選手契約を結ぶ際には、日台選手契約協定に基づき、CPBLに身分照会を行っている。

球団代表が正規に手続きを踏んでいると明言しているのだから、ジャイアンツファンは安心して良いだろう<>。しかし、MLBの球団の代表なりGMなり監督なりが、田澤純一の獲得に成功したあかつきに同じことを声明として発することを覚悟しておいた方が良いだろう<苦笑>

さらにジャイアンツは、前出の姜建銘の先発ローテーション入りが期待できそうになった2007年、「アジア外国人枠」の新設を主張した。外国人選手の一軍枠四人に加え、韓国、台湾といったアジア出身の外国人選手のための枠を一人分設けようという提案だ。

日本の有力選手がアメリカに次々と行くのだから日本は韓国、台湾からその分取り返そうという姿勢すら垣間見れる、曲がった発想に思えてならない上に、既に各球団のチーム編成がおおかた終わっている時期に自球団に都合の良い新制度を提案するという何とも我田引水な提案は当然のごとく却下された。シーズン終了後に再提案するかと思ったがジャイアンツはしなかった。そんなことに力を注ぐよりも、ラミレス、クルーン、グライシンガーが所属球団との契約でこじれる動向をマークする方が確実と考えたのだろう<苦笑>

田澤問題で真っ先に吠えたのは清武球団代表ではなく、滝鼻卓雄オーナーだったが、球団代表が力説する様にジャイアンツの台湾戦力は筋を通しているものなのだろう。しかし、日本プロ野球界が逆の立場に回る今回の田澤問題を通して考えてみると、筋さえ通していれば後発のプロ野球組織の国の有力選手を獲得していて良いのかという若干の疑問も残る。

韓国のドリームチームに当たる、北京五輪の韓国代表チームに日本のドリームチームに当たる星野JAPANが北京では二連敗してメダルに手が届かなかった事実も踏まえ、ジャイアンツだけでなく日本プロ野球界には田澤問題の落としどころを見極めてもらいたい。

最後に話は戻って、チョ・ソンミン。昨シーズン限りで現役を引退し、韓国で解説者を務める傍ら、選手の代理人も務めているという。日本で輝いていた時期も短く、帰国後に挑戦した大リーグ入りも叶わず。さらに最愛の妻との別れ。

一方のジャイアンツは大型複数年契約を結んだチョ・ソンミンが期待外れで、その後に獲得した韓国人も期待外れ。むしろ韓国プロ野球出身の選手獲得に成功しているのはドラゴンズの方でソン・ドンヨル(宣銅烈)、サムソン・リー(李尚勲)、リー・ジョンボム(李鐘範)が主力選手として活躍し、現在もイ・ビョンギュ(李炳圭)がレギュラーで活躍している。余談だがリー・ジョンボムとイ・ビョンギュは韓国では同じ異名を持つという。二人とも「韓国のイチロー」だとか。

真相が定かにならない以上、チェ・ジンシルさんには気の毒としか言いようが無く、謹んでご冥福をお祈りするばかりだが、チョ・ソンミンとジャイアンツ(の戦略)に対しては(正当化を主張する)球団代表の連載タイトルをそのまま捧げたい。

野球は幸せか!

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