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2008年9月25日 (木)

田澤純一問題への対抗策。

blogに頻繁にトラックバックやコメントを寄せて下さるEagles fly free さんから、9月16日付エントリーアジアシリーズ2008に冠スポンサー無しにコメントをいただいた。アジアシリーズに期待する思いは同じようであるが、話題は日本のプロ野球を経ずして大リーグに挑戦する田澤純一の件に発展した。 Eagles fly free さんのコメントはいつも鋭いご指摘が多いのだが、今回も特に鋭く、どのような返答を差し上げたらと考えていたら、かなり長い文章になってしまったので勝手ながら「コメント」としてではなく、新たなエントリーとさせていただくことにした。まずは Eagles fly free さんから9月21日にいただいたコメントを転記させていただく。

敗戦処理。さん、こんばんは。

> 難しいですね。現状では。

---

ですよね?

だからこそ、田澤投手の問題は

「職業選択の自由」

この言葉で簡単にスルーすべきではないと個人的には考えています。

> しかし、それなら何故WBCを主催するのかという疑問もあります。

---

その答えなら、実はそれほど難しくないのではないでしょうか。

「キューバ以外の優勝なら、結局はMLB(所属の選手)の勝利だから(=結果的にMLBの宣伝になるので、キューバにさえ気をつければいい)」

です(本来なら日本も、松井選手や井口選手が参加するはずでしたよね?=これが吉と出ましたが=)。

#ちなみにそうはさせじと、第二回WBCの案を考えました(笑)

> WBCが国別世界選手権であるなら、クラブチーム別世界選手権があって良いはず。

---

私も同感ですが、これは裏を返せば、

「我々のような日本のプロ野球ファンにとって『良いはず』のこと」

なだけで、

MLBにとっては、『大して良くもない』こと=MLBの宣伝にはならない(負ける)確率は、WBCの比ではない=」

ですよね?

> しかしこの論理だと、MLB側は例えば「アジアシリーズ」の上位2チームに、MLBのポストシーズンゲームへの参加を呼び掛けてくるかもしれませんね。ワイルドカードで出るチームの代わりに「アジアシリーズ」の上位2チームが出るとか。

>

> もちろんNPBとしては年間スケジュールの大幅な見直しを必要とするので容易には受けられないでしょうが。

---

確率上1/4もの高率でアジアのチームがワールドチャンピオンになれるのなら、むしろどんな手を使ってでも出して「いただくべき」かと(笑:もっとも、前述の理由で実現されないでしょうが^^;)。

> 敗戦処理。としては国別の世界選手権とクラブチーム1決定戦の両立を目指していますので、現状「アジアシリーズ」のグレードアップ以外に糸口が無さそうなので何とか期待しているといった状況です。

>

> しかし、冠スポンサーに見放されるようでは

---

私も、「アジアシリーズ」に期待しています。

だからこそ私は、第一回大会から東京ドームでウォームアップの段階から全戦生観戦しています(中国チームの上達振りは、目覚しいばかりです)。

ですが。

敗戦処理。さんにしても、現状MLBに対抗していくにはこれだけでは分が悪いと感じられているわけですよね?

であるならば、タダでさえ手札が少ないNPBが、自ら率先して手札(田澤問題)を落すようなマネはすべきではないと考えますし、心有るファンならその辺のことまで認識した上で物事を考えるべきかと思うのですが、如何でしょうか。

> P.S.

> 斎藤佑樹もそうなるのですか?

---

田澤投手が成功すれば、その可能性は十分あると思います。

年報は十倍ですし。

となれば、(現状、ただの名前の羅列に聞こえるかもしれませんが)

山崎(中大)

澤村(中大)

鮫島(中大)

遠藤(中大)

南(立正大)

垣ヶ原(青学大)

加賀美(法大)

荒木(明大)

等々、同世代の逸材が一気に海をわたることも考えられます。

そうなれば。

90年代後半にKBOを襲った事態が、NPBにも絶対起こります(アテネで韓国が代表権を逸したのは、この問題も深く関わっています)。

KBOは、立て直すのに10年かかりました。

以下、いささか長くなるが、コメントに対するコメントの型式で敗戦処理。なりの考えを疲労させていただくことにする。

> だからこそ、田澤投手の問題は

「職業選択の自由」

この言葉で簡単にスルーすべきではないと個人的には考えています。

簡単にスルーするつもりはありませんが、法律論を持ち出されると、規制自体が難しくなると思うからです。

例えば、日本のアマチュア選手が日本のプロ野球チームに就職するという職業選択の自由に対し、「ドラフト制度」という、規制を設けるのは、興行の世界において、希望する球団に自由に入れる制度にしてしまうと、球団間の戦力格差が出来てしまうから、究極的には興行が成り立たなくなることが懸念されるという考え方があります。この場合、選手は「プロ野球選手」という職業を選ぶことは双方が合意すれば出来る訳ですから、仮に希望する球団には入れなかったにしても「職業選択の自由」を侵す制度ではないという解釈が成り立つと思うのです。

しかし、海外の、全く別の団体であるアメリカ大リーグに入団出来ないような規制を設けることは「職業選択の自由」を侵していると言われると、少なくとも敗戦処理。には適切な反論材料がありません。

> であるならば、タダでさえ手札が少ないNPBが、自ら率先して手札(田澤問題)を落すようなマネはすべきではないと考えますし、心有るファンならその辺のことまで認識した上で物事を考えるべきかと思うのですが、如何でしょうか。

敗戦処理。が心有るファンかどうかはともかく、もちろん率先して手札を落とすようなマネをするつもりはありません。

ただ、今のところ法律論に対抗出来る対策を見いだしていないので、まだ発言出来ていない訳です。

例えばの話ですが、MLB側に「世界ドラフト」なる構想があるという話を以前に聞いたことがあります。それはMLBの新人選択会議に日本のアマチュア選手など、他国の選手を対象に拡げるというものだと理解しています。この際、日本のアマチュア選手を一定の制約を加えつつも、MLBのドラフト会議の対象にし、ドラフト会議での指名以外には入団を認めないようにしたらどうでしょうか?

 

日本のアマチュア選手が、NPBに入団するには現在ではドラフト会議で指名されなければなりません。かつて存在した、ドラフト会議後の「ドラフト外入団」も現状はありません。そこでもしも、MLBが日本のアマチュア選手もドラフト会議の対象にすると言うのならば、NPBとMLBのドラフト会議の時期が異なることを利用して、日本のドラフト会議の対象選手(高校卒業見込みの選手、大学卒業見込みの選手、社会人の場合は一定年数)を、その半年後のMLBのドラフト会議の対象としてもらうという提案が出来ないかと考えています。

もちろんこの場合、NPBに先に指名権がある訳ですから、NPBと選手契約を結んだ選手に対しては半年後のMLBドラフトでは手を出せないことになります。NPBに指名されなかった選手、または指名されても入団を拒否した選手のみがMLBのドラフトの対象選手になるというのではどうでしょうか?高校生の場合、プロ希望届けを提出していないと、MLBのドラフトの対象にならないことにします。

もちろん、どうしても日本のプロ野球チームに所属するのがイヤで、MLBのドラフトにかかりたい選手はNPBのドラフトで指名されても入団を拒否して半年後のMLBのドラフトを待つことになるでしょう。しかしその場合、その選手は「浪人」しなければドラフトの対象にならないと言う規制を設けることが出来ると、だいぶ替わってくるのではないかと思います。

もちろん、高校三年時の秋のNPBドラフトで指名されて拒否した選手が次年度に日本の大学野球か、社会人野球に所属したらその年のMLBドラフトの対象にはなりません。田澤のように社会人野球に所属する選手はNPBの指名を拒否した場合に元の所属に残って次の指名を待つことが可能で、これに規制をかける相当な理由が今のところ見いだせていないのですが、これだけでも、日本のアマチュア→即MLBというケースをかなり減らせるのではないでしょうか?

MLB側がここまで譲歩した制度作りに賛同してくれるかははっきり言って疑問ですが、最低限この程度の腹案を持ってNPBのコミッショナーがMLBのコミッショナーに直談判しないと、NPBが、自ら率先してとまでは言いませんが、手をこまねいて手札を落とすと言われても反論出来ないのではと考えます。

現状、敗戦処理。が考えている対抗策はこんなところです。また浮かんだら、新たにエントリーを立てようかと思います。

【参考blog

Eagles fly free さんのブログ、 ()とむプロ野球研究所~球界の危機はいまだ続いている~URLhttp://blog.goo.ne.jp/eaglesflyfree です。

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