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2008年9月 6日 (土)

新人、雷、雨、嵐

今日(6日)の神宮球場はまさに↑のような感じでした。ジャイアンツは敗れました。

01 (写真:スワローズ対ジャイアンツ戦が行われている神宮球場の近くの国立競技場。嵐のコンサートで盛り上がっている様子がうかがえた。)

昔からジャイアンツは初モノに弱いと言われている。この試合でも公式戦初対決、プロ入り二度目の登板というスワローズの先発、新人の由規に苦戦。五回一死までパーフェクトに抑えられた。チーム初安打が高橋由伸のソロ本塁打で、続く六回表に同点に追いつくも、その裏あたりから雨が降り始めた。

そして六回裏、その雨の中スワローズが一死二塁と勝ち越しのチャンスをつかむと、ライトスタンドのスワローズ応援団はお得意のチャンステーマ、「夏祭り」を演奏して盛り上がり始めた。するとその時、目と鼻の先と言っても過言ではない国立競技場での嵐のコンサートもクライマックスを迎えたのか、上の画像のような演出を始めた後、花火をバンバン打ち始めた。

 

まさに「夏祭り」の歌詞のような盛り上がりがシンクロナイズした時、ジャイアンツの先発内海哲也は制球を乱し、二死一、二塁として第一打席に本塁打を喫している福川将和を迎え、マウンドを二番手の越智大祐に譲った。ライトスタンドからだと、レフトスタンド越しに国立競技場がのぞめる。打ち上がる花火がちょうど良い角度で見えたことだろう。福川がこの打席でこの試合二本目となる本塁打を放ったのは決して偶然ではなく、ある意味必然だったのだろう。

やがて雷まで響きだし、スワローズファンと違って傘を持ってきていないジャイアンツファンは次々と通路に避難し始める。

結局福川の本塁打が決勝点となり、六回表のピンチを同点止まりに切り抜けた由規はプロ入り初勝利を果たした。まさに新人、雷、雨、嵐な神宮球場であった。

01_2

(写真:六回につかまったもののジャイアンツ打線を2安打に抑え、プロ入り初勝利を飾った由規)

首位タイガースが連敗をストップしており、ジャイアンツは敗れれば再び自力優勝が無くなる状況だった。

前日、勝ち頭のセス・グライシンガーの好投で快勝し、今日は防御率トップの内海。手堅く星を拾いたい試合だったがそうはいかなかった。

対戦する由規が立ち上がりから150km台の速球を主体に好投。絶好調の小笠原道大、アレックス・ラミレスのバットがむなしく空を切りジャイアンツファンの歓声はため息と変わった。

由規快投に焦った訳では無かろうが二回裏に一死三塁のピンチを招くと七番の川島慶三の打席で前進守備を敷く。終盤ならともかく、試合の序盤ではヒットゾーンが広くなる前進守備を敷かない場合が多い。1点を惜しんで大量点を奪われるケースを避けるというのが一般的な考え方の一つだからだ。しかし、ここは川島慶さえ抑えれば、次の八番・福川とは無理に勝負しなくともその次の九番・由規を打ち取れば無失点に切り抜けられるという考え方も出来、この場面で前進守備を敷くか敷かないかは指揮官の考え方次第だろう。

しかし、川島慶の打球はゴロで二塁手の木村拓也の左を抜けていく先制タイムリーとなった。普通の守備位置なら1点を失っても打者走者を一塁で刺せるコースだったかもしれない。二死無走者となるところが一死一塁で気を抜けない状況が続く。案の定というか、福川に2ラン本塁打を浴びてしまう。好調なチームはこういう選択で吉と出ることが多いものだが…。

序盤での1点を惜しんだ結果が3点差になってしまった訳だが、五回に高橋由の本塁打でようやく1点を返し、ここらで、と行きたい六回表に先頭の坂本勇人が四球で出塁すると九番・内海がそのまま打席に向かった。もう一人走者が出て、やっと同点の走者になると言うのに投手を打席に立たせてバントでアウトを一つ与えるとはずいぶんと上位打線に信頼を置いた采配だなと思ったが、ファーストストライクでバスターを仕掛けて失敗したのが祟ったか、バントに切り替えたもののスリーバント失敗。この後由規が制球を乱し、小笠原には押し出しの死球。ラミレスのあわや逆転だという打球は福地寿樹のファインプレーで救われるが三塁走者がタッチアップで同点に。ライトスタンドと国立競技場のコラボによる勝ち越し劇はこの裏の回に起きた。

そしてこの後、驚いたことにジャイアンツは3点ビハインドの七回裏に高橋尚成をマウンドに送った。

確かに今年の高橋尚は良いのか悪いのかはっきりしない。初の開幕投手に抜擢されたものの結果が出ず、挙げ句の果てに高橋尚を開幕投手に指名したこと(上原を開幕投手に選ばなかったこと)が原辰徳監督のつまずきそのもののように叩かれた。最近ではタイガース戦の三戦目に投げる順番であったが大事な一戦ということで内海が中四日で指名されてしまい、飛ばされて回された2日のカープ戦では五回途中にKOされた。

今日の高橋尚の投入は、まだまだ諦めないぞとの士気高揚を狙ったものとは考えにくい。何故なら最初から高橋尚をここ一番で投入する気なら、2点ビハインドの六回表の無死一塁で内海の打席で代打を起用してビッグイニング狙いでいっただろうからである。

高橋尚の投入は降格というか、お仕置き的な意味合いだったのかもしれない。2日の試合は五回途中での降板とはいえ、102球を投じていたことを考えるとそれでも不可解ではあるが…。

しかも、不慣れなリリーフに回されて戸惑いがあったかもしれない状況でこの回から三塁に入った古城茂幸がいきなりの大トンネル。この瞬間、敗戦処理。はどうにもならない流れの悪さを感じた。

今年の5月に、個人的な記録更新中であった、東京ドームでのジャイアンツ戦生観戦の連敗記録を12でストップ出来た敗戦処理。は目下3連勝中と盛り返しているが、気がつけば今度はビジターの生観戦で引き分けを挟んで4連敗となってしまった。今年はもうビジター球場での生観戦は無いかもしれないが、また二桁連敗などということにならないうちに早めに止めておきたいところだ<苦笑>

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