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2008年9月18日 (木)

放言王子・柔道石井慧の箴言

北京五輪の柔道男子100kg超級で金メダルを獲得した石井慧(國士館大)の放言が連日メディアを賑わせている。そんななか、敗戦処理。は一つの石井節に唸った。この男、何も考えずに思いつきでオモロイことを言っている訳ではない?

本当にあちらこちらのメディアに出まくっている感じだ。握手しただけで福田康夫首相の辞任の気配を察したとか、石井節が冴え渡っている。

そんななか、石井は恩師の斉藤仁総監督とともにドラマに出演することになった。去る12日に大阪市内で「パンダが町にやってくる」(TBS系)の撮影に斉藤総監督とともに参加。かつて「柔道一直線」で主人公の一条直也を演じた俳優の桜木健一らと共演した。

■報道陣に「次はバラエティー番組はどう?」と聞かれると「バラエティーは邪道。スポーツをやってない人に偉そうなことを言われるのは…」と得意の“石井節”が始まりかけたが、斉藤総監督が「揚げ足を取らないで」と慌てて止めに入っていた。【太田尚樹】

(日刊スポーツ9月13日付より)

「バラエティーは邪道。スポーツをやってない人に偉そうなことを言われるのは…」

この部分に唸った。

聞いてるか、浜田雅功<苦笑>?

石井は「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)を見ているのだろうか<苦笑>

個人的には、あの番組を好きになれない。出演する選手やテーマ次第で時々観ているのだが、どうも好きになれない。敗戦処理。が思い入れのあるスポーツ選手にはあの手の番組には出て欲しくないと思っている。

それは何故ならば、番組に出た時点で、スポーツ選手がお笑いタレントの土俵に乗ってしまっていることを意味するからだ。自分の種目に関する面白おかしいエピソードを、司会のお笑いタレントによって針小棒大に転化され、普段の闘いの場では決して見せない一面を垣間見る、という程度ならまだしも、明らかに彼ら選手がお笑いタレントによってイジられるのが不愉快なのである。

ダウンタウンの浜田をターゲットにする訳ではないが、彼らバラエティー番組で司会を務めるお笑いタレントというのは、まずお笑いの世界で名を挙げ、テレビ出演で一定の実績を積んでいくと、いつしか自分が主となって笑わせることから、他のタレントをいじることで笑いを獲る方に転身していく。「笑い」が広い意味での差別、蔑みを含むものである以上、それは仕方のないことだが、他のタレントをいじり尽くすと、今度は異業種をイジるようになる。そして、いつしか主客転倒する。

ダウンタウンで言えば、「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP(フジテレビ系)という番組がある。あの番組の初期の頃を記憶している方がいたらたどってほしいのだが、当初は、お笑い界の風雲児、ダウンタウンが旬な歌手や大物歌手にインタビューして、他の音楽番組とは一味違う側面を導き出すところにおもしろさがあった。

所が、他の出演番組も含め、ダウンタウンがお笑いタレントとしてのステータスを高めるにつれて、ダウンタウンが旬な歌手や大物歌手にインタビューするという関係がいつしか逆転し、ダウンタウンが司会をしている歌番組に出ることが、これからの歌手にとってのステータスになると言うように主客転倒してしまうのだ。この構図はタモリの「笑っていいとも」(フジテレビ系)のテレホンショッキングや、明石家さんまの「さんまのまんま」(フジテレビ系)にも当てはまる。もっとわかりやすく言えば、かつての「さんまのまんま」は明石家さんまが、ゲストの芸能界の大御所相手にどんなトークをするかが楽しみだったが、今はたいがいはゲストよりサンマの方が大物なので、ゲストがさんま相手にどんなトークをするかが楽しみというように変わっているのである。

HEY3」の例に戻れば、かつてシャ乱Qがゲストに出た時、つんくは自分でボケた時に浜田に小突かれると察して自ら頭を浜田の方に差し出し、実際に小突かれたら客席に向けてガッツポーズをした。

そして、タモリも浜田もさんまも、(さらにいえば島田紳助も)自分の番組で自分より後にテレビの世界に足を踏み入れたタレントなどをイジるのが当たり前になっている背景があって、その対象をスポーツ選手に拡げたのが敗戦処理。に言わせれば「ジャンクSPORTS」なのである。そしていかんせんそのような風潮を好ましく思わない敗戦処理。の感覚では冒頭の石井のコメントは箴言なのである。

 

もちろん彼らお笑いタレントがステータスを挙げていく過程を否定しているのではない。例えば島田紳助が報道番組「サンデープロジェクト」(テレビ朝日系)の司会者が務まったのは想像を絶する勉強がなされていたからだろうし、前述の大物お笑いタレント以前にビートたけしや、遡れば萩本欽一やクレージーキャッツの功績も見逃せない。そうした点は百も承知である。

そして何も敗戦処理。はプロ野球選手をはじめ、スポーツ選手にあらゆるバラエティー番組に出るなといっている訳ではない。かつて演歌が主体だった、オフのプロ野球選手の歌合戦的番組に1980年のオフに故・加藤博一さんが当時の漫才ブームの中心の一人、サ・ぼんちの ぼんちおさむ の物まねをしたり、ブレークしたての水上善雄が振り付け付きで田原敏彦の「ハッとして!Good」を歌ったりして番組自体のコンセプトを変えてしまったのは大歓迎だったほどだ。

石井慧のメディアジャックは一過性のものだろう。おそらくはもう一度年末年始にNHK紅白歌合戦のゲスト出演あるいは審査員としての出演など「今年の顔」として引っ張られる(あるいはプロ野球日本シリーズでの始球式登板など)ことはあっても、せいぜいそこまでだろう。そして彼らが出るトーク番組などを観て彼らの意外な側面に新鮮さと親近感を感じた人々が、必ずしも彼らのスポーツに新たにファンになるとは限らないことを各競技団体は肝に銘じるべきであろう。

石井慧がこのような考えで「バラエティーは邪道」と言ったかは定かではないが、起用する側も含め、この放言王子の一言を重く受け止めて欲しいと、少なくとも敗戦処理。は思っている。blog通算457回目のエントリーで初めて野球選手の名前が一度も出ないエントリーとなってしまったが、野球界、特にプロ野球界にとって他人事の話題とは思えない。新たなファン開拓などを求めて、オフシーズンにバラエティー番組などに選手を出演させる時には組む相手を間違えたら逆効果になると言うことをよく考えて欲しい。

 

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