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2008年8月15日 (金)

今日も負けて6連敗&Bクラス転落まで0.5ゲーム差!-稲葉篤紀がいないファイターズ打線の悲惨さ。

01 北京五輪にエースのダルビッシュ有と主砲の稲葉篤紀を派遣しているファイターズが案の定苦戦している。今日(15)も同点の延長十回に切り札のMICHEALが打たれて敗れ6連敗。ダルビッシュと稲葉の二人が抜けてからの戦績は2勝7敗。今日は他カードがナイトゲームで行われるが、同じ期間中の成績としては十二球団最低だ。

欲しい1点をなかなか奪えず、与えてはならない1点を与えてしまう試合の繰り返し。特に打線の得点力の低下は悲惨という形容意外に浮かばないほどだ。

この期間、主力が抜けて普段通りの闘いが出来ないのは大なり小なりどの球団も同じ。ましてや日本代表に一人も派遣していないバファローズ相手の三連敗といえども言い訳は出来ない。何故ならファイターズが特に苦戦するのは訳がある。

ダルビッシュ有と稲葉篤紀のチーム内でのウエートがあまりにも大きすぎるからである。

 

(写真:ファイターズから北京五輪の野球日本代表に選出されたダルビッシュ有と稲葉篤紀。今月2日の合宿練習より)

選手の得点源としての指標として、敗戦処理。は選手の得点数と打点数の合計を参考にする。得点には塁に出て還ってくる役目と、塁にいる走者を還す役目があり、その合計が多い選手ほどチームの得点に関わっていると。

(得点数+打点数)÷(チームの得点数×2)=得打点シェア

この数値が大きい選手ほど、チームの得点源としての比重が高いというのが敗戦処理。の考え方だ。チームの得点数を2倍にしているのは、例えばソロ本塁打を放てばその選手には1得点と1打点が重複して記録されるからである。

もちろんこの考え方には、打点はともかく得点には、例えば併殺崩れで走者が入れ替わることにより、安打や四死球(要するに自力)で出塁した選手に反映されず、凡打を打って前の走者を進められなかった選手に反映されるという矛盾が生じるが、おそらくはプラスマイナスで損得の誤差は少ないだろうと判断した。

稲葉にまず当てはめてみた。対象期間は今シーズンのオールスターゲーム前の730日まで。即ち日本代表選手が戦列を離れる前までである。

■稲葉篤紀

得点=50、打点=63、チーム得点数=348

5063)÷34816.24

稲葉はファイターズの得点の16.24%に関わっていることになる。ちなみにパ・リーグの規定打席到達29選手の平均値は11.2%。ラインアップの9人の中の一人と考えれば、9分の1に相当する約11.2%が平均値というのはデータとしては真っ当と思える。

稲葉の16.24%という数値はこの時点でパ・リーグで規定打席に達している29選手の中で2位のホークス、松中信彦の16.22%を抑え、トップである。セ・リーグを含めても稲葉の数値を上回るのはベイスターズ、村田修一の19.04%!、ジャイアンツのアレックス・ラミレスの18.34%の二人しかいない。パ・リーグの選手の中でチームの得点に最も影響を及ぼしている選手が抜けている訳だから、ファイターズが点を取れず、黒星続きなのも当然の結果なのかもしれない。

蛇足ながらパ・リーグの第三位は稲葉と同じファイターズの田中賢介の15.95%。もしも田中まで日本代表に選ばれていたら…。

ファイターズの場合、さらに投手陣の大黒柱、ダルビッシュ有が抜けているのである。ダルビッシュはパ・リーグで11勝を挙げているが、これは期間中のファイターズの50勝の22%にも相当する。ダルビッシュのシェア22.00もパ・リーグの規定投球回数到達者の中ではゴールデンイーグルスの岩隈久志の33.33%に次ぐ2位になる。

すごく大雑把な計算になるが稲葉16.24+ダルビッシュ2238.24のマイナスになるのだ。

計算がややこしくなるのでセーブ数は無視し、日本代表に選ばれた投手の勝利数をそのチームの勝利数で割った勝利シェアを算出し、野手の得打点シェアと単に足した数字が北京五輪期間中のマイナスの度合いと、勝手に想定してみた。

パ・リーグ

ホークス44.77(和田毅16.00+杉内俊哉18.00+川崎宗則10.77)

ライオンズ41.27(涌井秀章14.81+G..佐藤12.71+中島裕之13.75

ファイターズ38.24(ダルビッシュ有22.00+稲葉篤紀16.24)

マリーンズ31.34(成瀬善久12.2+里崎智也8.39+西岡剛10.75)

ゴールデンイーグルス14.29(田中将大14.29)

セ・リーグ

ドラゴンズ51.03(川上憲伸15.22+岩瀬仁紀6.52+チェン8.70+荒木雅博9.85+森野将彦10.74)

スワローズ23.93(宮本慎也9.97+青木宣親13.96)

タイガース19.84(藤川球児0.05+矢野輝弘5.73+新井貴浩14.06)

ベイスターズ19.04(村田修一19.04)

ジャイアンツ15.53(上原浩治3.92+阿部慎之助10.55+イ・スンヨプ1.06)

セーブを考慮していない点で不完全な比較となるが、パ・リーグのチームから日本代表に選出された投手は全員先発型の投手。パ・リーグ六球団間での比較には有効な指標になるのではないか。

野球日本代表に選手を送り込んでいる球団はバファローズとカープを除く10球団。当然送り込んでいる選手が多いほど延べの数値では大きくなっている。

何のことはない。ダルビッシュと稲葉がいないファイターズも悲惨だが、同じクライマックスシリーズ進出圏内のライオンズやホークスはもっと大きなマイナスを背負った中で公式戦を戦っているのである。チーム全体で、送り込んでいる選手の不在のハンディキャップという点ではファイターズ以上にライオンズやホークスの方が負っているのである。

しかし、実際に抜けた選手の影響力を考えると、投手でリーグ№2のダルビッシュと野手でリーグ№1の稲葉が抜けているファイターズが最も苦しむのは起こるべくして起こる結果である。「全員野球」とか言いながら実はエースと主砲に頼りっきりで、それでも何とか首位戦線に踏みとどまっていたチームがその原動力になっている二人が抜けたらどうなるか?

稲葉は当初、四番ではなく三番を打っていた。四番を期待された外国人助っ人は主砲のチーム内におけるウエート比率を変えられなかった。

稲葉の得打点シェア16.24%はリーグ随一だが、得打点合計の113はゴールデンイーグルスのホセ・フェルナデスと並ぶリーグ全体の第8位タイに過ぎない。しかもそのフェルナンデスを含めパ・リーグ各球団には稲葉の数値113以上の選手がどの球団にも存在する。ということは稲葉自体が凄すぎるというより、稲葉以外がだらしなさ過ぎるという見方も成り立つのかもしれない。

ダルビッシュはチームの勝利の22%も一人で稼いでいたが、残る78%を支えてきたリリーフ陣にさすがに疲労の跡が顕在化してきた。完投で勝てそうなのはエースのダルビッシュだけ。それ以外の投手が投げる時には継投策が不可欠で、時に中継ぎ陣が頼りないばかりに勝利の方程式の二人が前倒しで登板せざるを得なくなり、自然と登板過多になる。このところ武田久が立て続けに試合を壊し、今日はMICHEALがやられたが、武田久やMICHEALを責めるのは結果論に過ぎない。

 

個人的には投手陣が崩壊しない限り、チームは崩壊しないという持論を持っているがここまで貧打だと、その持論が揺らいでくる。

 

いくら8月5日付当blog 「プロ野球、今日(3日)の試合結果」 で、ひょっとしたらオリンピックが終わるまで全部負けるかもしれません。」と覚悟が出来ているとはいえ、さすがにこたえる。

 

今起きていることとはいえ、今嘆いても仕方のない現実にファンとして対峙しなければなるまい。

だから、敢えて犯人捜しはしない。

それにしても… いや、言うまい。

 

 

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