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2008年6月11日 (水)

原ジャイアンツ初年度のドラ1真田裕貴がトレードでベイスターズへ。

10日、ジャイアンツとベイスターズの間で1対1の交換トレードが成立した。ジャイアンツの真田裕貴とベイスターズの鶴岡一成の1対1で両球団から発表された。

敗戦処理。は真田にけっこう期待していたのですがね…。

真田は原辰徳監督が最初にジャイアンツの監督に就任した時の初年度のドラフト1位。当時は高校生と大学生・社会人ドラフトが分離されていなかった時代でジャイアンツが1位あるいは1巡目で自由獲得枠、逆指名などの特権で大学生や社会人の選手を指名しなかったのはこの年を含め2回しかない。福留孝介を指名して抽選で逃した1995年のドラフトと寺原隼人を指名して逃した2001年のドラフトだけで、真田は寺原の外れ1位に当たる。

一年目の真田は光っていた。

原監督一年目の2002年、ジャイアンツは主力野手の故障渦に泣かされながらも松井秀喜を中心とした打棒で首位をひた走ったが投手陣も先発六人体制が確立していた。真田は7月から上原浩治、高橋尚成、桑田真澄、工藤公康、入来祐作に次ぐ六人目のローテーション投手として活躍。高校卒一年目に6勝を挙げて大器ぶりを発揮した。

しかし残念ながら翌年からは一軍と二軍を行ったり来たりのシーズンが続く。そして7年目の今シーズンは一度も一軍に上がれぬままついにトレードが決まった。

現状、ジャイアンツの投手陣は決して盤石ではない。真田の一本立ちに期待していたファンは少なくなかったろう。

敗戦処理。が残念に思っているのは真田が一年目に活躍したのが先発ローテーション投手としてだったにもかかわらず二年目以降はリリーフ投手としての起用がほとんどだったこと。その方が適性があるという見方だったのかもしれないが、毎年同じ失敗を繰り返している様にも思え、また起用法にも疑問が多かった。

2006816日付当blogエントリー:真田裕貴を何故代えた?-これじゃあ若手が出てこない!() 参照

リリーフでうまく行かないのなら先発にと普通は考えそうなものだが、結局真田は「将来のストッパー候補」のままジャイアンツのユニフォームを脱ぐことになった。

ベイスターズが真田をどう育てようとしているかはまだ不明だが、ドラフトで因縁のある寺原が抑えをしているので先発に回る可能性もある。

真田は姫路工業の出身だが、ジャイアンツは高校からストレートに入ってくる選手を育てるのが本当に得意でない。ドラフトでの過度の即戦力志向のあおりを受けているというのもあろうが、本当に育ってこない。

例えば真田と同期で水戸短大付属校から入団した鴨志田貴司も同じく一年目から一軍のマウンドを踏んだが一本立ち出来ずに長田昌浩とともに谷佳知とのトレードでジャイアンツを去った。その長田も「篠塚二世」とか「松井稼頭央二世」とか言われた打撃センス抜群の二塁手としてファームで英才教育を施された東海大望洋高出身の選手だったが一本立ち出来なかった。

ちなみに10日現在のジャイアンツの一軍登録されている28人の選手の中に高校からすぐジャイアンツに入団した選手は4人しかいない。売り出し中の坂本勇人と、中継ぎでフル回転の西村健太朗、一軍に上がったばかりの東野峻、捕手の加藤健。

「西村はうまく育っているじゃないか!」という反論が聞こえてくるかもしれない。たしかに毎日毎日中継ぎのマウンドに上がる鉄腕ぶりには頭が下がるが、敗戦処理。は西村健が「第二の條辺剛」になってしまうのではないかと気が気でない。その條辺も高校からジャイアンツに…もういい。きりがない<苦笑>!

* 辻内崇伸は今何をしているのか?

ところで一方の鶴岡だが、イースタン・リーグの試合に登場する鶴岡という名前の捕手が二人存在する時期があった。二人ともほどなく一軍入りを果たすが、一方は一軍で主戦捕手となったものの、もう一方は一軍と二軍の往復の繰り返し。

ここまで書けばわかるだろう。ベイスターズからジャイアンツに移籍する鶴岡は後者の方だ<苦笑>

正捕手のアベシンこと阿部慎之助がオープン戦の故障が治りきらない状態で開幕から出場を続けたツケがあってか、今も故障に悩まされており、また北京五輪の日本代表に選ばれる可能性が高いために捕手が補強ポイントの一つと言うことはわかるが、ジャイアンツの捕手の補強、育成は馬鹿馬鹿しいくらいに脈絡がない。

2005年のオフにドラゴンズからFA宣言をした野口茂樹を獲得した際の人的補償で小田幸平をプロテクトしなかったばかりにドラゴンズに持って行かれた。そのシーズンが始まる前になってやっぱり拙いということに気づいてジャイアンツはファイターズから實松一成を獲得したがそのために岡島秀樹を放出している。

 

小田がドラゴンズで谷繁元信不在時に活躍しているのと裏腹にジャイアンツは實松をうまく使いこなしていない。加藤健を第二捕手としたいので優先的に鍛え、さらに星孝典もチャンスをうかがっている。ベテランの村田善則も構えている。この状況でベイスターズの控え捕手を獲得することにさして意義があるとは思えないのだが。

それならばむしろ、ルイス・ゴンザレスの抜けた穴を埋める意味でイースタン・リーグで打率三割を記録しているジェイジェイを獲得するという発想の方がよほど理解出来る。

多少飛躍した話の持って行き方をすれば、ジャイアンツは野口を獲得したために小田、岡島、真田という三人の選手を失ったことになる。そしてその野口が働いているかというと…。

真田も鶴岡も、ともに新天地で頑張って欲しいがトレードの背景を想像していくと淋しくなってしまう。今年からトレード期限が一ヶ月延びたからジャイアンツに限らずこういう動きが活発になるでしょうね。

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