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2008年4月 5日 (土)

ジャイアンツが球団史上最悪のスタートを切っていますが…

3日の対ドラゴンズ戦で華麗な逆転勝ちで連敗地獄から脱出したものの、昨夜の対タイガース戦を観ていると再び連敗街道まっしぐらに進むのではないかと暗澹たる気持ちになりそうな思いです。

前評判が高かった(?)割にスタートダッシュでつまずいたということで早くもマスコミからいろいろ叩かれていますが、特にその批判の矛先になっているがエースである上原浩治を開幕戦から外したことのようです。

 

上原を開幕三連戦から外して対ドラゴンズ戦の最初に持って行ったというのは、ドラゴンズを最大のライバルと位置づけたということと、本拠地の開幕戦に当たるということもあったのでしょう。

しかしジャイアンツは、昨年クライマックスシリーズでドラゴンズに惨めな負け方をしたとはいえ、セ・リーグのチャンピオンチームであることには変わりありません。そうであるならば、故障で開幕に間に合わなかった昨年を除き、六年連続で開幕投手を務めていたエースを開幕戦に持ってくるという、ジャイアンツらしい戦い方をしてほしかったと思います。

敢えて、奇襲のような闘い方をする必要があったのか?

ドラゴンズ戦とタイガース戦との六連戦を重視するのであれば、ドラゴンズの開幕投手、川上憲伸が開幕戦に投げて中五日で対ジャイアンツ戦の最後にまた出てきたように上原も中五日で回すという選択肢もあったはずです。そして昨年スワローズで中四日での登板が目立ったセス・グライシンガーを対ドラゴンズ戦の最初と対タイガース戦の最後に中四日で先発させるというローテーションも組めたはずです。

看板の強力打線も、シーズン前に手術を受けた選手が半分という顔ぶれでは開幕から打線爆発が期待できないことはオープン戦の終盤を見ても明らかだったわけですから、ローテーションをずらすというのは得策ではなかったと思います。

このように書くと、当blogfolomyなどで一度も上原を開幕から外すことに関して触れていなかった敗戦処理。が結果論で原辰徳監督を批判しているように思えるかもしれませんが、実は上原を開幕投手にしないという発想自体は敗戦処理。にもあったからです。

それは敗戦処理。にとっての上原への一抹の不安によります。

昨年はストッパーとして見事な大活躍をした上原ですが、その前二年間は上原は先発投手として「エース」とは言い難い結果でした。

2006年 24試合89敗、防御率3.21

2005年 27試合912敗、防御率3.31

【参考】1999年~2004年平均

      24試合14勝6敗、防御率2.93

(注.勝敗は小数第1位を四捨五入。防御率は6年間合計)

2005年の防御率3.31はセ・リーグ三位で内容的には悪くないのですが打線との兼ね合いもあったにせよ「エース」と言われる投手が年間で二桁勝てないのは寂しい限りでした。

そして実はこの2005年~2006年という二年間はジャイアンツにとって球団史上初めて二年連続Bクラスになった期間です。蛇足ながらこの二年間は打線の中心たるべき高橋由伸も故障などがあって二年続けて規定打席未到達でした。個人的には球団史上初の汚名のA級戦犯はこの二人だったと思っています。

それゆえに上原を、かつての上原と鵜呑みにせずにストッパーから再び先発にチャレンジする過程の投手と位置づけてこれまでの年のように上原に開幕投手当確としなかったのかなと勝手に思っていました。

それ以外にも、原監督の采配などには疑問視せざるを得ない点がいくつか挙げられます。

故障で開幕に間に合うか微妙だった二岡智宏がオープン戦に出始めるようになった途端にその二岡を二番打者で使う構想を披露しました。昨年は移籍一年目の谷佳知を二番に起用したのが見事に奏功し、一番の高橋由伸と共に打線の起爆剤として作用しましたがその谷を外して二岡を二番にするという。報道によると、今シーズンの谷がセンターに回るということで守備に不安があるということと、亀井義行のオープン戦での打撃好調で、シーズンに入ってセンターのポジションを谷と亀井の併用というプランを立てたそうです。その場合、亀井がスタメンで出るときに谷とそのまま入れ替えて二番に入れると一番の高橋由から四番のイ・スンヨプまで左打者が四人続くことになるのでそれならば常時出場で固定できる右打者の二岡を二番に置く方が一々打順を入れ替えないで済むという発想だそうです。

その二岡が開幕戦の一試合だけでリタイヤしたのは想定外だったにせよ、先日の初勝利の試合のように実際には亀井を二番で起用しているのです。球団史上初の開幕から5連敗スタートでなりふり構っていられないのでしょうが、もうちょっとビジョンを考えてプランを組んで欲しいものです。

また、開幕二連敗で迎えた三戦目にプロ入り初先発にあたる栂野雅史を先発させましたが、その試合での先発マスクは阿部慎之助ではなく、村田善則でした。

この試合を生観戦していた敗戦処理。には試合直前のシートノックで阿部がいつも通りに練習に参加しているのを観ていただけに疑問に感じましたが、オープン戦で負傷して万全の体調でない阿部への配慮として数試合に一度休ませるという方針とのことでした。

それはそれで一理あると思いますが、その「休み」を何故プロ入り初先発で不安の大きい投手の日に定めたのか?これが理解できないのです。

昨シーズンの大半をファームで過ごした栂野が同じ境遇だった村田善と頻繁にバッテリーを組んでいて息が合っているなどの理由が考えられます。しかしその村田善は2日に内海哲也が一軍に登録されるときに入れ替わりで登録を抹消されました。その結果一軍にいる捕手が阿部と加藤健の二人だけとなり、当面は容易に阿部を休ませることが出来なくなりました。

昨日4日には3日の対ドラゴンズ戦の先発でKOされた金刃憲人が登録抹消されました。代わりに捕手を補充するのかなと思いましたが誰も補充していません。その4日の対タイガース戦で栂野がリリーフで登板しましたので6日に先発する投手がいませんからその時にファームから先発投手を上げるのかもしれません。

スワローズ戦の三戦目に先発した栂野は立ち上がりに自らの暴投を含む2失点でしたがその後は立ち直りを見せ、その後4イニングを無失点に抑えました。「次回に期待」という感じの投球だったのに次のチャンスを与えない。原監督には若手を育て、チーム全体のレベルアップを図るという発想のかけらもないのでしょうか?

その栂野が先発した試合では初回の暴投の直後など、若い投手が動揺していると思われるときにマウンドに行って声をかけたりするのが小笠原道大ただ一人でした。イ・スンヨプや坂本勇人にそれを望むのは酷でしょうが、せめて木村拓也も…。

小笠原自身、オフシーズンの手術の影響で脚が万全ではないはず。それでも開幕三連戦では二塁から三塁への果敢なタッチアップを試みたり、雨でコンディションの悪かった三戦目でもスタンドギリギリのファウルフライをフェンス際まで全力で追う等、決して手を抜きません。今季初勝利の試合での小笠原の活躍に「やっぱり小笠原!」と思ったジャイアンツファンは少なくなかったでしょうが敗戦処理。にとっては神宮球場で見せた小笠原の姿も、きっとチームメートを奮い立たせるに充分だったと思っています。これこそ小笠原道大なのです!

ジャイアンツのチームメートの中であの姿を観て何も感じないような選手がいたらジャイアンツから去ってもらって結構。

小笠原が来る前にその役割を務めていたのは小久保裕紀でした。現在のクリーンアップを見ても明らかなようにメンバーの中心を担っているのは移籍組の選手達です。今はそうであっても、十年後、いや早ければ五年後には例えば坂本あたりがその役を担えるようにジャイアンツは若手選手を育てなければならないのです。

7試合を終えて1勝6敗。ゴールデンイーグルスの例があるとはいえ、これだけの借金をそう簡単には返せないと思います。原監督にはこれまでの失敗(敢えてそう書かせてもらいます)を振り返らずに、今日からシーズンが始まるくらいの気持ちでジタバタせずに地に足の着いた闘いぶりを期待します。

焦れば焦るほど、悪循環に陥るタイプの指揮官だと見受けていますので<苦笑>

まだまだ、これからですよ!

たぶん…。

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