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2007年5月18日 (金)

All for Mr.Fighters -すべては幸雄さんのために

2002 後楽園の時代からファイターズを応援している敗戦処理。がこの先二度と無いかもしれない東京ドームでのお祭りを見逃す訳にはいきません。もちろん三日連続で東京ドームに駆けつけたのですが、残念ながら今夜の2000本安打達成の瞬間には間に合いませんでした。こんなことなら、親戚か誰か死んだことにしてでも試合開始から駆けつけるべきでした。

ファイターズが北海道に移転してから四年目。移転後も年間十試合弱の旧本拠地での凱旋試合を組んでいるものの、土日は年に1カード。しかも今年はその三連戦で先月三連敗を喫し、あろうことかトレイ・ヒルマン監督は明らかにホークスファンの方が多い。東京と縁が深いというのは分かるが、これではホームゲインアドバンテージにならないとファンに八つ当たり。東京への義理立てがいつか終焉を迎えるのは覚悟していても、あんまりだなと憤慨していたが、そこは後楽園の時代からこのチームのユニフォームを着続ける我らがミスター・ファイターズ。東京のファンに最高のプレゼントをくれました。ありがとう、幸雄!

かつて二軍調整中のジャイアンツ、槙原寛己から三安打放ったルーキーがいると聞いて、その翌日だったか当時の後楽園でのジャイアンツとファイターズのファームの試合を観に行ったらネット裏でスコアを付けていたのが田中幸雄だった。あれから21年。感無量です。

北海道移転後、SHINJO、ダルビッシュ有と次々と人気者が加わり、北海道の皆さんに受け入れられたファイターズ。しかし、そうなる前から、不入りの東京ドームで黙々と打ち続けた男、それがコユキこと田中幸雄だ。

不人気時代を支えたといえば、田中幸雄ともう一人、岩本勉。

かたや派手なパフォーマンスで観客を引きつけ、かたや背中でファンに訴えるミスター・ファイターズ。

思えば晩年は不遇だった岩本の久々の白星は、北海道移転元年の東京ドーム里帰り試合だったし、豪快な本塁打を交流戦で放ったのも場所は東京ドーム。野球の神様は、このチームを愛したファンへの演出を忘れなかった。だから、幸雄も。

正直に言うと、シーズン前に敗戦処理。は、幸雄の2000本安打達成を9月の東京ドーム里帰りカードと踏んでいた。シーズン突入時に残り18安打となっていたとはいえ、昨年の安打数が15本止まりだったことを考えると、シーズン終盤に駆け込み達成かなと予想していた。そして東京ドームで迎えるであろう記念のXデーを自分の専用席で観戦しようと、また、こんなチームを三十年も応援し続けた自分に対し、昨年の優勝の褒美にと思い、奮発してシーズンシートを購入しておいたのだ。今日は仕事を早く切り上げきれず、会社を出て東京ドームに向かう途中に球団の公式携帯サイトで記憶達成を知ったのだが、どちらにしても東京ドームで達成したことには変わりなく、最大のプレゼントであることに変わりはない。

それにしても、このチームの後輩達は、このめでたい日になんと無様な試合をしてくれたんだ。幸雄の金字塔に祝砲を挙げたのは山崎武司じゃないか<苦笑>

そして健気な幸雄は涼しい顔をして2001本目、2002本目の安打を連発していく。(冒頭の写真は2000本安打達成の瞬間ではなく、2002本目の安打の瞬間のスイングです。悪しからず。でもこの画像の方が貴重かも<>。)

結局この三連戦はゴールデンイーグルスの二勝一敗。ダルビッシュは登板回避。建山義紀も負傷降板。中継ぎ陣崩壊と、幸雄さんの記録達成以外はマイナス要素ばかりの三連戦だった。しかしそれを補ってあまりある、幸雄さんの存在感。スター選手とは、記録を残すか、記憶に残るかのどちらか(あるいは両方)だが、幸雄の場合はその両方を超越した存在感を持っている。チームメート、ファンも含め、この三日間は All for Mr.Fighters だったのだ。そういう瞬間、いや時間があってもいい。

試合後、山崎のヒーローインタビューも終わったのに、レフトスタンドのゴールデンイーグルス応援団が帰らない。彼らは「おめでとう、おめでとう、ユキオ」とコールを繰り返し、ついには幸雄のヒッティングマーチを歌い出した。もちろん、サビでは幸雄ジャンプを。何ていい奴らなんだ。

フリー・エージェントなどという都合の良い制度が出来、条件さえ整えばよりよい待遇を求めて自分を高く売ることが容易になったこの時代に、ドラフトという名のくじ引きで定められた進路に過ぎない球団で、黙々とバットを振り続け、脚で、守備で魅せてきた男。幸雄さんだけじゃない、初芝清、藤井康雄、こういう男達がパ・リーグを支えてきたのだ。だから我々ファンは愛するのだ。時に優先順位を覆しても。そう、まさに今日のレフトスタンドからの幸雄ジャンプのように。

2003年に日本で初めて指揮をとったヒルマン監督にはわかるまいが、東京ドームのファイターズ戦ではスタンドの通路でいろいろな時代のユニフォームに再会することが出来る。それだけでも敗戦処理。などは嬉しくなる。

そして繰り返しになるが、ゴールデンイーグルスの応援団とファンの有志達よ、「十二球団ナンバーワンの応援団」と称される応援団があるが、あなた達の暖かさもそれに負けない。少なくとも敗戦処理。はそう認めているからね。

100 とはいうものの、ラッキー7のゴールデンイーグルス応援歌に合わせてオーロラビジョンに流されるギャグにも大笑いしてしまいましたが<笑>。

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