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2007年2月

2007年2月28日 (水)

巨人の東京ドーム開幕戦の始球式はリュ・シウォン?

2月9日付でエントリーした  【PR】巨人の東京ドーム開幕戦で誰が始球式を務めるかを当てよう!に対して どあら さんという方から、

意外なところから開幕戦の始球式をするであろう人の発表がありましたね。本決まりかしら??

というコメントをいただきましたので検索してみたところ、意外な名前が浮上してきました。

リュ・シウォン、巨人戦で始球式…イ・スンヨプと対面へ

、「リュ・シウォンは4月に巨人の本拠地・東京ドームで行われる開幕試合か今季初の週末試合で始球式を行う」とは、まるで滑り止めみたいですね。他に交渉中の大物がいて、保険にしているのでしょうか?

関連エントリー

【PR】巨人の東京ドーム開幕戦で誰が始球式を務めるかを当てよう!(2007.2.9)

2007年2月27日 (火)

小笠原デビュー戦も観られない!?-巨人戦地上波中継激減を象徴するオープン戦の中継予定

いよいよ1日から、ジャイアンツのオープン戦が始まる。ジャイアンツは札幌ドームでの対ファイターズ戦から25日の東京ドームでの対カープ戦まで19試合を予定している。敗戦処理。が先日購入した3月31日までのテレビ番組の一覧が掲載されている「デジタルテレビガイド4月号」(東京ニュース通信社刊)によると、ジャイアンツのお膝元、関東圏でジャイアンツのオープン戦を地上波で観戦できるのは2試合のみ。その2試合も同誌を読む限りではダイジェスト放送という感じだ。FA移籍した小笠原道大がジャイアンツのユニフォームを着て古巣の札幌ドームのグラウンドに立つオープン戦初戦も、開幕直前の最後の土、日の本拠地東京ドームでの対カープ二連戦も同誌によると地上波での中継予定がない。そういえばこの時期恒例の、キャンプ生中継も今年は日本テレビで放送していない。公式戦に関しては日本テレビがジャイアンツ主催試合の地上波での中継を昨年の63試合から今年は42試合に減らす(3分の1減。その分は地上波からBS日テレに移す)と発表しているが、それに加え、同局の久保伸太郎社長は原則放送時間の延長をしないことを昨日26日、表明した(本拠地開幕カードの4月3日からの対ドラゴンズ三連戦は30分の延長枠を設定)。同じグループの日本テレビですらそうなのだから、他球団主催の対ジャイアンツ戦を中継する他の民放局は推して知るべしだろう。もはや巨人戦は地上波ではたまにしか観ることが出来ない時代になってしまったのか?

個人的には昨年の印象ではBSデジタル各局によるジャイアンツ戦中継は、基本的には試合終了まで中継してくれるのでありがたかったが、普及のスピードが速まっているとはいえまだまだ地上波がテレビの王道。地上波での露出が減ることはプロ野球人気の衰退に拍車を掛けることに結びつきかねないと敗戦処理。は懸念している。

ジャイアンツと同じ読売新聞社のグループである日本テレビは日本で最初に普及した民放テレビとして、他系列より早く全国各地へのネットワークを張り巡らしていった。その日本テレビ系列でジャイアンツの主催試合はジャイアンツのお膝元、関東圏のみならず全国各地で放送されていった。批判する向きもあろうが、その事実が日本において「プロ野球」というスポーツがスポーツの中で特に人気のあるスポーツになっていった経緯に貢献していることはほぼ間違いないだろう。またジャイアンツは、日本テレビの系列局が各地方で後発の他系列の放送局との競争におけるキラー・コンテンツとしても重宝された。特に地元にプロ野球チームがない地域において、ジャイアンツの人気は高かった。その日本テレビがジャイアンツ戦の中継を地上波からBSデジタルにシフトしていくというのはジャイアンツの人気の凋落ぶりが尋常でないことを示唆している。しか厄介なことに昨年のようにジャイアンツにしては珍しいスタートダッシュに成功した年でさえも、4月のジャイアンツ戦中継の視聴率は歴代の4月の数値としては最低だったという。もはや強くなっただけでは解決できない問題なのかもしれない。

今年1月20日にエントリーした五人目の外国人選手に内野手を獲得するジャイアンツに戦略はあるのか?」で引用した昨年4月のジャイアンツ戦の視聴率に関するニュースを再掲載しよう。

■巨人戦の視聴率が過去最低 4月の月間で12・6%

  ビデオリサーチは1日、各テレビ局が4月に中継したプロ野球巨人戦ナイターの月間平均視聴率が、関東地区で12・6%だったと発表した。月別の集計がある1989年以降で、4月の月間平均視聴率としては過去最低となった。ビデオリサーチによると、これまで4月の巨人戦ナイターの月間視聴率は、昨年の12・9%が最低。ことし4月で最も低かったのは、26日の対広島戦(TBS)で8・8%。最も高かったのは、21日の対阪神戦(日本テレビ)で16・3%だった。巨人は原辰徳新監督の下、4月末で2位中日に4ゲーム差をつけて首位に立っており、好成績が視聴率に結び付かない結果となっている。

(共同通信、2006年5月1日)

【参考資料】ビデオリサーチ社「プロ野球巨人戦・月平均世帯視聴率」http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/07giants.htm

最初の話題に戻ろう。公式戦でこうなのだから、オープン戦の中継が減るなどというのは今さら騒ぐに値することではないのだろう<苦笑>

ちなみに昨年はどうだったか。昨年のジャイアンツは17試合のオープン戦を組んでいたが、生放送ではなく時間帯をずらしての録画中継が5試合、深夜にダイジェスト中継をされたのが4試合とライブ感があり、ファンを満足させる中継だったかは疑問だ。

余談だが日本テレビによる1時間枠でのダイジェスト中継は酷い。点の入ったイニングを優先に、3時間前後の試合を無理矢理に1時間弱に収めているが何が何だかわからない。時には得点の入ったイニングも飛ばされ、画面の片隅に映る得点を常に注視していないとどちらがリードしているのかわからない。おそらく視聴者の評判は芳しくなかったのだろう。今年のオープン戦では無くなった。視聴者に受けなかったのは編集の下手さであるか、1時間に埋め込むのがそもそも無理だったかのどちらかだろう。しかしだからといって、改善を考えずに番組を辞めてしまうのは如何なものか?

昨年はオープン戦の時間帯(昼間)にWBCの日本戦と重なるケースもあったのでジャイアンツの試合に視聴率が見込めないという背景があったので中継が減ったのも納得できた。皮肉だがジャイアンツ戦をリアルタイムで地上波で観戦できたのは日本代表チームとの練習試合だけであった。(中国代表チームとの練習試合は中継無し)ほんの五年前、原辰徳監督の一年目にはオープン戦18試合中13試合が地上波で中継された。録画やダイジェスト放送も含んでの数字だが、すべて試合が行われた日の日中に放送されているという点でこの二年間とは格段の違いだ。

ちなみにジャイアンツの公式戦の主催試合の前売りチケットが発売開始になった先週の24日、敗戦処理。は夕方17時過ぎに東京ドームの前売りコーナーに行ってみたが発売開始した4月3日からの対ドラゴンズ三連戦と同6日からの対タイガース三連戦の計6試合、どの試合も外野指定席以外はまだ残っていた。

もはやジャイアンツの試合は、地上波ではほとんど観られない時代に確実に向かっているのだろう。淋しい限りだ。

関連エントリー

五人目の外国人選手に内野手を獲得するジャイアンツに戦略はあるのか?(2007.1.20)

P.S.

ところでこのエントリーの内容とは全く関係ないが、ジャイアンツの今年の選手を年齢とポジションで分けた一覧表を Excel で作成した。二十代のレギュラー選手が阿部しかいない、先細りしそうなメンバー構成だ。興味のある方はダウンロードして下さい。「2007G-playerslist.xls」をダウンロード

2007年2月25日 (日)

今年もセ・パ交流戦のスポンサーは日本生命

日本野球機構の公式サイトによると、今年の5月22日から開催されるセ・パ交流戦のスポンサーは日本生命保険相互会社。同社はたった四社しかないNPBパートナー(公式スポンサー)の一つですが、交流戦のスポンサーになるのはセ・パ交流戦が初めて催された2005年から三年連続である。

2005年から開催されているセ・パ交流戦は三年目を迎える今年、試合数が激減した。当初二年間は、各球団が互いのリーグの六球団と各六試合ずつ行っていたが今年は各四試合ずつになった。四試合の内訳はホーム、ビジター各二試合ずつのため、交流戦期間は常時二連戦単位のカードが組まれている。日程編成には苦労の後が滲み出ているが<苦笑>、ファンに浸透するのだろうか?

実は今回書きたいのは今年の交流戦の成否でなく、スポンサーの件。

日本生命保険相互会社(以下日本生命)は交流戦の勝率1位チームに贈る優勝賞金5,000万円と優勝チームから1名選出されるMVPへの賞金200万円を提供することになっている。実はこの優勝賞金とMVP賞金はセ・パ交流戦が始まってから金額が変わっていない。もちろんいずれもスポンサーである日本生命が負担している。

日本生命は、企業として何かメリットがあるからセ・パ交流戦のスポンサーを三年間も続けているのだろう。交流戦期間中、様々な形で企業メッセージを野球ファンに伝えることが出来る。しかし交流戦の試合数が今年は昨年までの3分の2になっているのである。スポンサーがスポンサーとしての広告展開、企業イメージの浸透にかけられる試合数、期間もその割合で減っているのである。よくぞ同額の賞金を提供していると思う。

セ・パ交流戦が初めて開催された2005年、ファンの声で最も多かったのは「6週間は長すぎる。3週間ずつ二回に分け、間に同一リーグ同士の公式戦を挟んだらどうか?」というものだったというが、二年契約を結んでいたスポンサーの日本生命が広告効果が薄れるとして分離開催に反対していたという。多額の協賛金を払うのだから、そういう主張をぶつけること自体は真っ当だと敗戦処理。は思ったものだが、その企業が試合数が3分の2に減った今年も同額の賞金を出したのは何とも不思議だ。

ということは過去二年以上にスポンサー色が濃くなるのだろうか?

NPBのスポンサーといえば、三洋電機株式会社(以下三洋電機)が19年間続けていたオールスターゲームの冠スポンサーを昨年限りで降りたことが話題になったが、今のところ新しい冠スポンサーは決まっていないようだ。(ちなみに日本野球機構の公式サイトによると、三洋電機はNPBパートナーは続行しているようだ。)

今年のオールスターゲームは東京ドームとフルキャストスタジアム宮城で開催されるが。その先も既に内定しており、2008年が京セラドーム大阪と横浜スタジアム、2009年が札幌ドームと広島市民球場(に代わるカープの新本拠地球場)、2010年が福岡ヤフージャパンドームと、新潟県に建設される県立の野球場と開催地だけは取りあえず決まっているが、三洋電機の後釜は決まっていない。

ちなみに日本生命と三洋電機以外のNPBパートナーはコナミ株式会社と新日本石油株式会社。

三洋電機は特別協賛金として毎年3億4000万円を支払っていたようだが同社に代わってこの金額を負担してくれるスポンサーは出てくるのか?上記の二社のどちらかか、あるいは新たな企業がスポンサーとして名乗りをあげるのか?

昨年の日本シリーズ第一戦をテレビ(TBSテレビ系列、中部日本放送)で観戦された方はある種の驚きがあったのではないだろうか?

ドラゴンズの地元、ナゴヤドームの試合で名古屋の放送局による中継だったにもかかわらず、この日本シリーズ限りで現役引退を表明しているSHINJOばかりが中継でクローズアップされていたことに辟易していたドラゴンズファンも少なくなかっただろうがSHINJOと同じくらい視聴者にインパクトを与えていた人物()がいた。

メトロン星人だ!

京楽産業のCR羽根ぱちんこウルトラセブン」のCM-ちゃぶ台を挟んでメトロン星人とモロボシ・ダン(ウルトラセブン)が会話しているCMがしつこいほどに流れていた。日本プロ野球界最大のイベントと言える日本シリーズ(日本野球機構主催)の第一戦のテレビCMに力を入れていたのがパチンコ産業だったという事実は何かを示唆しているように思える。今後のスポンサーシップの風向きが変わる兆しではないだろうか。

ナベツネこと渡邉恒雄さんは消費者金融がスポンサーになるのを嫌ったが、日本プロ野球の父こと正力松太郎氏はかつて球団の親会社を公共性の高い業種-新聞社、鉄道、レジャー産業(映画会社)に絞るべきとの自論を持っていた。パチンコ産業に関して眉唾扱いする向きもあるだろうが、どうだろうか?

関連エントリー

三洋電機がプロ野球オールスターゲームのスポンサーから撤退(2006.12.3)

2007年2月22日 (木)

パ・リーグ後出しのクライマックスシリーズ日程発表から推測する苦渋の日程選び?

20日、パ・リーグは昨年までのプレーオフに代わる今年のクライマックスシリーズの日程を発表した。既にセ、パ両リーグとも公式戦の全日程を発表しており、セはクライマックスシリーズの日程も先に発表済みであったがパはクライマックスシリーズのみ未発表であった。パ・リーグ単独のプレーオフの場合は第1ステージを10月のハッピーマンデー(体育の日)を含む三連休にデーゲームで開催し、第2ステージをナイトゲームで開催することによってテレビ中継による露出増を見込んでいたが、今年からのセ、パ合同プレーオフとも言えるクライマックスシリーズではセ・リーグとの日程上の競合回避に重点を置いている様に思える。果たしてパ・リーグの狙いは?

まずは両リーグのクライマックスシリーズの日程表をご覧いただきたい。

10/8  ()パ、第1ステージ

10/9  ()パ、第1ステージ

10/10()パ、第1ステージ

10/11()

10/12()

10/13()パ、第2ステージ  セ、第1ステージ

10/14()パ、第2ステージ  セ、第1ステージ

10/15()パ、第2ステージ  セ、第1ステージ

10/16()パ、第2ステージ

10/17()    ※サッカー北京五輪最終予選日

10/18()パ、第2ステージ  セ、第2ステージ

10/19()          セ、第2ステージ

10/20()          セ、第2ステージ

10/21()          セ、第2ステージ

10/22()          セ、第2ステージ

10/23()

10/24()

10/25()

10/26()

10/27() 日本シリーズ第一戦

            パ公式戦開幕3/24()、終了予定日10/2()

  セ公式戦開幕3/30()、終了予定日9/26()

パ・リーグは昨年までの単独プレーオフのように第1ステージを10月のハッピーマンデーを含む三連休に、第2ステージの終盤を翌週末にという日程を組むことも出来たのだろうが、セ・リーグのクライマックスシリーズの重要な試合日との競合を避けることを第一義に考え、なおかつ日本シリーズまでの間隔が空きすぎないようにと考えたことがわかる日程だ。過去三年間、パ・リーグがプレーオフを行っている間、セ・リーグが消化試合だったりしたため、パの出場球団(主催球団)は地上波中継で放映権収入を得ることが出来た。

※ 昨年は偶然だろうが、パ・リーグプレーオフの第1ステージと第2ステージの間の予備日にセ・リーグでドラゴンズがリーグ優勝を決めた。

もちろん観客動員も通常の公式戦の同じカードより数段多い。今年もその恩恵を得ようとしたら、たとえ平日開催になってもセとの競合を避けた方がマシと考えるのは妥当だろう。セ・リーグのファンの方からすれば「何てネガティブな発想なのか?」と疑問に感じる向きもあるだろうが、これがパ・リーグの実態なのである。交流戦も減らされたし<苦笑>

今年はセとパの公式戦の試合数が統一された。それならば公式戦開幕も仲良く同じ日にスタートすればよいものの、昨年までと同様にパ・リーグが一週早く開幕する。パ・リーグは土曜開幕の土日二連戦を切望し、セ・リーグは金曜開幕の三連戦スタートを良しとする。この違いがあり、パ・リーグとしてはセより先に開幕して開幕カードの注目度を高めたいというのもあろう。ただ昨年まではパだけプレーオフを組んでいたため、日本シリーズから逆算して組まれたプレーオフまでに公式戦を終了させなければならず、そのためにも先に開幕して過密日程を避けたいというのもあったはずだ。

今年はパ・リーグが先に開幕するが、公式戦の終了予定はセ・リーグより後になっている。セ・リーグよりドーム球場を本拠地にする球団が多いパ・リーグでは雨天などの影響を受けにくいから公式戦終了予定日からクライマックスシリーズまでの予備日を少なく設定できるメリットがある。それならば公式戦を過密日程にせずセよりゆったり組もうと考えたと敗戦処理。は推測している。昨年の例で比較すると、雨天などで試合が中止になった回数はセの主催試合では34回もあったのに対し、パの主催試合では13回しかなかった。(注.昨年はセとパの試合数は同一ではなかった。パのプレーオフを除いた公式戦はセの方がリーグ全体では30試合多かった。)セが当初の公式戦終了予定日の11日後に全日程を終了したのに対し、パは当初の公式戦終了予定日の4日後に全日程を終了した。

パ・リーグのクライマックス第2ステージの勝者が決まりそうな第2ステージ第3戦から第5戦はセ・リーグのクライマックス第1ステージと、第2ステージの終盤を見事に避け、なおかつサッカーの北京五輪最終予選の日を外すという涙ぐましい工夫をしている。

それならばいっそのこと、パ・リーグはもっと早くクライマックスシリーズの第2ステージを終わらせる(日本シリーズ出場チームを決める)方がさらに良いのではと言う疑問が出そうだが、そこまでやると日本シリーズまでの間隔が空きすぎるのである。前述のように第1ステージをハッピーマンデーを含む三連休に設定し、第2ステージをその直後に組むとすると、第2ステージの最終戦は1015日になり、日本シリーズ第一戦まで12日間空くことになる。セの方は第2ステージの決戦、第4戦、第5戦に先発した投手がそれぞれ中五日で日本シリーズ第一戦と第二戦に先発できるようになり、ローテーションが組みやすく、なおかつクライマックスシリーズ制覇の余勢をかって日本シリーズを有利に進めてしまうおそれがあるのだ。つまりパ・リーグは露出の機会を増やし、なおかつ日本シリーズでセの出場チームに勝つための日程を考えるため、クライマックスシリーズの日程を後出しにしたのだろう。

敗戦処理。はパ・リーグ党でもなければセ・リーグ党ではない。このブログでも何度か書いているように両リーグに贔屓チームを持ち、夢はジャイアンツとファイターズによる日本シリーズ、即ち1981年の再現だ。しかしこの日程の組み方を敗戦処理。なりに推理した結果、この点に関してはパに肩入れしたくなる。

ただ、そこまでやっているにもかかわらず、今年の優勝チームはクライマックスシリーズの結果に関係なく公式戦の1位チームであり、(それゆえにか)クライマックスシリーズには昨年のパ・リーグプレーオフのような公式戦1位チームへのアドバンテージが不充分なのである。この件に関しては@niftyのベースボールフォーラムの議論系の掲示板でも議論をしたが、試合そのものが熱戦になっても消化不良気味になりかねないような気がし、いささか不安ではある。

2007年2月19日 (月)

中村紀洋獲得に動かず-で陣容確定? ファイターズの今シーズンを取りあえず占ってみる。

去就が注目された中村紀洋はとりあえずドラゴンズの入団テストを受けていると言うことでファイターズの2007年シーズンに向けての補強はとりあえず終了と見て良いのかもしれない。そこで今週末にはオープン戦も始まることですし、現有戦力でファイターズの今シーズンを取りあえず占おうと思います。

もちろん昨シーズンのように公式戦開幕の前日にトレード成立なんてことも有り得るので、まだ予断を許さないといったところなのかもしれませんが…。

ファイターズは北海道移転の年から毎年サプライズ補強でチームの戦力を増強してきた。

2004年 SHINJO、フェルナンド・セギノール

2005年       稲葉篤紀

2006年       岡島秀樹

三年間のアメリカ球界でのプレーを終えて日本球界復帰をほのめかしていた新庄剛志に真っ先に食指を動かしたのはファイターズだった。当時の新庄はどちらかというと都落ちのイメージがあり、特に競合球団もなく獲得できた。敗戦処理。も正直なところ、移転する新球団の目玉になる人気選手という程度の意識だった。またセギノールにしても、旧ブルーウェーブを一年で解雇された選手。何で?と思ったが、ファイターズのスカウトが観戦した試合で日本での欠点が修正されているのを見て獲得交渉をしたと聞き、そういうものなのかと思ったものでした。

2005年の稲葉は大リーグへの挑戦を意図してFA権を行使したものの、オファーが無く宙ぶらりのところをファイターズが2月のキャンプ期間中に契約交渉したものでした。

2006年の岡島に関してはジャイアンツのキャンプ、オープン戦を通じて音沙汰がなかったので個人的に岡島びいきな敗戦処理。もどうしたものかと案じていたのですが、ジャイアンツで窓際同様だった投手を巧く戦力にしました。岡島無くして昨年の栄冠はなかったでしょう。

この傾向から行くと、SHINJO、小笠原道大、岡島が抜けるチーム事情を考えればあっと驚く補強があるのかと考えました。各球団が無視している中村なぞ、まさにそのターゲットかと思いましたが<苦笑>、どうやら縁は無さそうです。

もっとも上記のサプライズ補強の時期が年々遅くなっていることを考えれば、今年はシーズンに入ってから6月末のトレード期限までに何かあるのかもしれませんね。

【投手】

昨年は十二球団ナンバーワンのチーム防御率を誇る安定ぶりでしたが、金村曉を除けばほとんどが実績一年の投手ばかり。酷使による疲労が残ることが不安なリリーフ陣のみならず、各投手とも昨シーズンの反動が来る不安はぬぐい得ない。しかし悲観をしても仕方ないので、顔ぶれを見て考えてみよう。

最大の問題点は岡島の役割を誰に託すかということでしょう。

ファイターズはこの二年間で岡島以外にブラッドリー・トーマス、吉崎勝、岩下修壱、佐々木貴賀、コリー・リー、高橋憲幸、加藤竜人と計八人の左投手を解雇している。このオフもドラフトでは高校生の吉川光夫を含め三人の左投手を獲得している。しかし、大学生・社会人ドラフトで獲得した宮本賢や山本一徳に昨年の八木智哉の再来や、岡島の穴を埋めるよう期待するのは酷だろう。では誰に岡島の役割を託すか?

武田勝を先発からセットアッパーに回せないだろうか?

昨年ルーキーだった武田勝は当初はリリーバーとして一軍での実績を積み重ねていたが、登板は専らチームが劣勢の場面だった。普通はそのような場面で実績を残すと、いずれ接戦での登板をとなるのだが、武田勝はそうなる前に先発に回った。

武田勝は先発としても充分にチームに貢献したが、完投0が示すようにスタミナに不安が残る。昨シーズン、武田勝の先発は7試合。最長が6回2/3というのが心細い。投球数が百球に達したことはなく、最多でも97球。7試合で3勝1敗、防御率2.50という数字を鵜呑みにしては見誤るだろう。年齢も二年目とはいえ今シーズン中に29歳となる。伸びしろを考えると、先発投手としてより配置転換を提案したい。W武田でMICHEALの前を託したい。

そうすると先発はダルビッシュ有、八木智哉という昨シーズン年間を通じてローテーションを守った両投手を軸に金村、ゴールデンイーグルスから移籍したライアン・グリン、新外国人のブライアン・スウィーニーを加えた五人に、前述の大学・社会人ドラフトの宮本、山本、糸数敬作の中から勝ち抜いた一人を加え、六人で編成したい。武田勝を動かした分、左投手の宮本か山本が出てくるのがバランス上は望ましい気が…。もちろんここに江尻慎太郎、橋本義隆といった実績組も割り込んできて欲しいし、正田樹、須永英輝もそろそろ結果を出さないとと言ったところだ。

中継ぎは先発ローテ争いに敗れた選手が周るのではなく、スペシャリストを揃えたいというのが敗戦処理。の考え方。押本健彦や建山義紀が先発転向を希望していると言われているが、近代野球における中継ぎの重要性を考えるとこの二人は中継ぎから外せない。建山に関しては今年の暮れに32歳になるという、経験がものをいう中継ぎにはうってつけの年齢。あまり期待しすぎると裏切られるというのが建山の相場だが、どんな状況でも投入できる希少価値を活かしたい。この二人に昨年涙の復帰を果たした伊藤剛に本格復活を期待してこの三人から二人を選び、あと一人は左投手が欲しい。実績なら清水章夫だが好不調の波が激しい点で今一信用を置けない。前言を翻すようだが宮本、山本の両左腕ルーキーの一方に中継ぎに回ってもらうのが無難か?

【捕手】

昨年は鶴岡慎也の登用が当たり、勝ち試合には終盤に中嶋聡がマスクを被るという捕手版「勝利の方程式」が確立された。その中嶋も今年で39歳になり、コーチ兼任になるということはプロ二十年、四球団で培った中嶋のノウハウをいよいよ後進に引き継ぎながらのシーズンという気がする。鶴岡が試合終了まで一人でマスクを被れる存在になれるかどうか、今頃他球団は鶴岡の配球傾向を丸裸にしているでしょうし…。実質二年目のジンクスという点ではダルビッシュや八木以上に鶴岡が苦しめられるかもしれませんね。もっとも高橋信二も黙ってはいないと思いますが。むしろ競争という点では中嶋がコーチに専念すると空く三人目の捕手の座に小山桂司、駒居鉄平の争いが熾烈になることを期待したい。

【内野手】

小笠原の抜けた一塁、レギュラーを固定できなかった三塁のポジションを誰が獲るかがまず焦点。新外国人のアンディー・グリーンは外野も含め複数のポジションを守れるということだが、ここは三塁に入ってもらい、一塁は木元邦之、小田智之、田中幸雄の三人で争ってもらいたい。もちろん外国人選手はシーズンが始まってみないとわからないから稲田直人や飯山裕志も諦めることはない。二遊間は基本的に田中賢介と金子誠となるだろうが、実績一年の田中賢介の保険としては川島慶三を推したい。現実には川島は外野のポジション争いに意欲を燃やしているようだが、昨年の数少ない観戦機会では敗戦処理。は川島に野球センスの良さを感じているので保険として川島二塁というプランも温めておきたい。あとは陽仲壽に大器の片鱗を発揮して欲しいところ。

【外野手】

稲葉と森本稀哲は当確として、問題はSHINJOの抜けた穴を誰が埋めるか。スポーツ新聞その他の情報では新人の金子洋平が赤丸急上昇という感じ。偶然だろうが打撃フォームが渦中の中村紀洋に似ている。わざわざ中村獲得に動かなくても中村二世がいるからテストを見送ったのかと思いたくなるほど思いっきりの良いスイングが期待を持たせる。復帰した坪井智哉、昨シーズン頭角を現した紺田敏正との争いになりそうだが、昨シーズン途中に投手から野手に転向した糸井嘉男のバッティングセンスも捨てがたいものがあり、ポジション争いの伏兵となるかもしれない。

もちろん敗戦処理。的には個人的な好みで紺田と同タイプの工藤隆人、済美高の大砲、鵜久森淳志に鎌ヶ谷から卒業して欲しいところだが。

ところで別掲の年齢構成を参照していただきたいが、ファイターズの外野陣は今年33歳になる坪井の下が今年27歳になる紺田までいないのですね。糸井や川島を外野に回すのもむべなるかなという感じです。

【指名打者】

セギノール、残ってくれてありがとう、以上。

(鵜久森は外野よりここで出てくるかも?)

先発:ダルビッシュ、八木、金村、グリン、スウィーニー、宮本

中継ぎ:武田久、武田勝、押本、建山、山本

抑え:MICHEAL

捕手:鶴岡、高橋、中嶋

一塁手:小田、木元、田中幸

二塁手:田中賢

三塁手:グリーン、飯山

遊撃手:金子誠

外野手:森本、稲葉、金子洋、糸井、紺田

指名打者:セギノール

これで一軍枠28人。稲田がいないですね。名前すら出なかった尾崎匡哉、小谷野栄一も忘れた訳ではありませんよ。こうしてみると、左のリリーフ投手が欲しいですね。タイガースの吉野誠を獲得するという話が一部にあったようですが、どうなったのでしょうか?個人的にはホークスを戦力外になった吉田修司を獲得するのも手だったと思っています。経験豊富な左腕リリーバーで、社会人時代の所属が今は無き北海道拓殖銀行。昨シーズンの岩下のように北海道の方々に特有の感動を呼び起こせるのではないかと思ったのですが。

最後にファイターズの支配下選手をポジションと年齢別に一覧にした表を添付しておきますので興味のある方はダウンロードして下さい。

「2007F-playerslist.xls」をダウンロード

2007年2月16日 (金)

「生」観戦した野球場(26)-鶴岡ドリームスタジアム

01_11いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。

このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。

26回 鶴岡ドリームスタジアム 観戦球場ファイル-25

今回は敗戦処理。が2001年9月に観戦した鶴岡ドリームスタジアムの番だ。日本では他に神戸のスカイマークスタジアムと、宮崎のサンマリンスタジアムだけという内外野とも天然芝のスタジアム。しかもこの球場がオープンした1999年6月の時点では日本で唯一の存在であった。しかし、ああしかしそれなのに、敗戦処理。は観戦時に撮影した画像を紛失してしまった。もったいない話である。野球場紹介のコーナーでは書き出しにその球場の写真を掲載しているが、そういった事情で観戦した試合のチラシを掲載した<苦笑>

今書いたように希少価値のある内外野天然芝球場ということもあって、国際試合に挑む前のチームが強化合宿に使うことでも有名だ。

敗戦処理。が観戦したのは2001年9月23日のイースタン・リーグ公式戦、ファイターズ対ジャイアンツ戦。その前夜に神宮球場でスワローズとジャイアンツのリーグ優勝を賭けた天王山を観戦して酔いしれた敗戦処理。にとって朝の7:20に東京駅を出る東北新幹線に乗るのはしんどかったが、新庄駅から在来線二線を乗り継いで鶴岡からタクシーに乗って試合開始の12:3010分前に球場にたどり着いた。

(実際には鶴岡駅から路線バスが出ている。)

当時球場で配布された「梨に向かって打て」(ファイターズ鎌ヶ谷の会発行)によると、当時ファイターズに在籍していた現役唯一の東京大学出身である遠藤良平が東大時代に四年間鶴岡市で合宿をしており、1999年には出来たばかりのドリームスタジアムをも使用したことでファイターズ戦をという話になったという。

遠藤は0対7とリードされた三回表に矢野諭に次ぐ二番手として登板。2イニングを投げて自らの牽制悪送球を元に1失点。呼んでくれた鶴岡市サイドの期待に応える結果とは言えなかった。試合そのものも一回表にファイターズの守備ミスや矢野の制球難でジャイアンツが6点を先行し味気なくなってしまったのが残念だった。ちなみにこの試合の開催の架け橋となったファイターズの遠藤はこのシーズン限りで二年間の現役生活に幕を閉じ、ファイターズのフロントに転身している。

ナイトゲームの設備もあるが、収容人数が12,000人というのが淋しい。作った当時に内外野天然芝の球場が他になかったこともあり、「ドリームスタジアム」という名称が付けられたようだ。前出の「梨に向かって…」によると球場の芝保護のため、週に二日、球場を使用しない養生日を設けているという。後発の二球場も同じだろうが、ファンの夢を実現する場として、美しさを維持、さらにいえば発展させて欲しいものである。

2007年2月 9日 (金)

【PR】巨人の東京ドーム開幕戦で誰が始球式を務めるかを当てよう!

敗戦処理。が参加している@niftyのベースボールフォーラムの読売ジャイアンツ掲示板ではこの時期毎年、ジャイアンツの開幕戦(本拠地開幕戦)で始球式を務めるのが誰かをメンバーで予想し合っています。今から5年前の2002年の開幕戦で菊川怜が始球式を務めることを見事に的中させたメンバーがいましたが、実はその後四年間、予想を当てた人はいません。ベースボールフォーラムは今年の3月31日をもって終了します。どうやら別の形で存続するようですが、@niftyの掲示板としては今回で最後の予想になります。ニフティのIDさえあれば誰でも参加できる掲示板なので、このブログを読んだ皆さんも、予想してみませんか?見事的中しても別に賞品が出る訳ではありませんが、当たりそうで当たらないこの予想にチャレンジしてみませんか?

01_89 あのQちゃんも始球式に登場!!(もっともこのシーンは公式戦の開幕戦ではなく、ON対決といわれた2000年の日本シリーズ第一戦ですが。写真は始球式を投じる高橋尚子と先発の工藤公康)

一年のスタートを切る開幕戦という厳粛な儀式で始球式という大役を任せるのは球団、あるいは球界に貢献のあるOBにすべしという意見があるのは知っています。敗戦処理。も基本的にはその考えに賛成です。しかしひとまずそういった正論は別にして意外と旬な女性タレントの起用の多いジャイアンツの開幕戦(本拠地開幕戦)での始球式を予想しようと言う試みです。ちなみにジャイアンツはセ・リーグ開幕戦をビジターで行いますので本拠地開幕戦は二カード目の4月3日、対ドラゴンズ戦(東京ドーム)です。

まずはジャイアンツが東京ドームを本拠地とした1988年以降の本拠
地開幕戦で始球式を務めた顔ぶれをまとめておきましょう。

年度  対戦相手   始球式            順位
88年 スワローズ  鈴木俊一都知事(当時) 2位
89年 スワローズ  鈴木俊一           優勝
90年 スワローズ  鈴木俊一           優勝
91年 ドラゴンズ   古橋広之進          4位
92年 タイガース   宮沢りえ             2位
93年 ベイスターズ 中山美穂            3位
94年 カープ      西田ひかる         優勝
95年 スワローズ  内田有紀            3位
96年 タイガース   飯島直子           優勝
97年 スワローズ  安室奈美恵          4位
98年 カープ      吉川ひなの          3位 
99年 タイガース   水野真紀           2位
00年 カープ      大谷敬子          優勝
                (国境なき医師団メンバー)
01年 タイガース   川原亜矢子         2位
02年 タイガース   菊川怜             優勝
03年 ドラゴンズ   優香                 3位
04年 タイガース   川上哲治             3位
05年 カープ      安藤美姫             5位
06年 ベイスターズ 萩本欽一            4位

優勝が太字になっている年は日本一。
(注.92年と98年は前年がBクラスだったため開幕戦はビジターな
ので東京ドームでの開幕戦の始球式を表記しています。)

1992年の本拠地開幕戦で始球式に宮沢りえを起用してから、アイドル系女性タレントにシフトしているのがわかります。この傾向は2000年のみ、当時読売新聞社で開催することがきまっていたシンポジウムの参加者に当たる女性に変わりましたが、翌2001年から元に戻っています。2004年の川上哲治元監督起用は同年がジャイアンツにとって球団創立70周年に当たる年だと言うことで功労のある大OBにお願いした感じでしたが、翌2005年、タレントではありませんがアイドル的人気のある安藤美姫選手起用というジャイアンツ本来の路線に戻りました。昨年の欽ちゃんは観なかったことにしましょう<苦笑>。

なまじ昨年の、誰も予想し得ない人選があっただけに、今年どういう基準で人選するかがさっぱり予測できません。敗戦処理。的には女性タレント路線を継続して欲しいものですが…。

続いて昨年のジャイアンツ以外の各球団の主催試合開幕戦での始球式の人選を観ておきましょう。

ファイターズ         ファイターズベースボールクラブの卒業生
ライオンズ          荒川静香
ホークス           福岡市長
マリーンズ          金田正一(二年連続)
バファローズ        横峯さくら
ゴールデンイーグルス 東北6県選抜の中学生チーム
ドラゴンズ          浅田舞、真央姉妹
タイガース          中村玉緒
スワローズ         12球団ジュニアトーナメントで優勝したス
                               ワローズ・ジュニアチーム
カープ             広島市長
ベイスターズ        みのもんた

ファイターズ、ゴールデンイーグルス、カープはこのところ同じ傾向を続けています。スワローズも基本的にはちびっ子、子供を起用しています。マリーンズも三年前までは判で押したように千葉市長にお願いしていましたが、一昨年には開幕戦の相手が新規参入のゴールデンイーグルスということで、今の親会社の長さがパ・リーグではナンバーワンである伝統の重みを見せつけようと、1974年に日本一に輝いた時の優勝監督、金田正一さんを起用しました(その年の主力メンバーが勢揃いしたのは翌第二戦)。金やんは余勢を駆って昨年も二年連続開幕始球式に登板。打者はロッテのCMでマニアックな人気を誇っているDHよしこ こと菊地凛子が務めました。そうです。今年のアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされている菊地凛子です。

ライオンズがトリノ五輪の金メダリスト荒川静香を起用したのは、荒川選手の所属がプリンスホテルというのも大きいでしょう。他球団も狙っていたでしょうがお膝元が逃す訳にはいきません。因みにライオンズは開幕第二戦には岡崎朋美を起用しています。

ドラゴンズの浅田姉妹は、地元出身というのも大きな要因でしょう。浅田姉妹、荒川静香、一昨年のジャイアンツ開幕戦の安藤美姫と、日本の誇る三大銀幕のヒロインがこの二年間で始球式にそろい踏みしたことになりますが、まともに打者の近くに投げられたのはミキティだけでした。

今年既に他球団で噂に挙がっているのが、まずタイガースがSHINJOこと新庄剛志氏に依頼するのではと言う話が昨年の時点で報道されましたが、その後藤原紀香、陣内智則のW起用という話が報じられています。

スワローズは「東京」をチーム名に加えて昨年から二年越しで石原慎太郎東京都知事にお願いしていると言うことですが、今年は都知事選との兼ね合いでどうでしょうか?スワローズはむしろ、来年はリーグの開幕を本拠地で迎えられますから都知事にお願いするなら来年まで待った方が盛大に行えるのではという気がします。

あとはどこまで本気かわかりませんが、ドラゴンズがDJ OZUMAを起用するという話が出ていました。

ジャイアンツの話に戻ります。個人的にはあくまで女性タレント路線で行って欲しいと思っています。この路線での大本命は敗戦処理。が2003年に投票し、昨年も別の方が一票を投じた仲間由紀恵だと思います。二年連続でNHK紅白歌合戦の司会を務めて知名度は抜群。出演しているCMにあやかってジャイアンツも顧客満足度№1を目指したいところです。ただ、今年は地上波での試合中継が減るのでワンセグ携帯を買ってもジャイアンツ戦を観る機会が減少してしまうのが玉に瑕ですが<笑>。

正統派アイドルでは長澤まさみ、石原さとみにも期待したいです。長澤まさみがマウンドに立つ場合には前述の昨年のマリーンズのように打者もゲストを迎え、長澤まさみvs沢尻エリカのガチンコ対決も面白いかも。他には蒼井優相武紗季あたりでしょうか。また華やかさという点で蛯原有里、押切もえに代表される人気モデルの始球式も観てみたいです。モデルによる開幕戦始球式はジャイアンツでは2001年の川原亜矢子以来になりますね。

蛇足ながらジャイアンツの球団会長がサラ…じゃなかった消費者金融を嫌っているので中川翔子、佐藤寛子、夏川純あたりは候補から外した方が無難でしょう。

考えれば考えるほど迷います。敗戦処理。自身はまだ投票していませんが、掲示板の常連さん達は既に何人かが投票して下さっています。

皆さんもぜひ、チャレンジしてみませんか?

しつこいようですが、厳かな開幕セレモニーにはOBを…という至極真っ当な正論は別の機会にしていただいて、華やかな開幕セレモニーを想像してみましょう。また過去には始球式に合わせて、開幕戦で「君が代」を歌うのが誰かを予想した年もありましたが、こちらは「中居正広でなければ誰でも良い」という意見が出てからトーンダウンしてしまいました<苦笑>。

@niftyのベースボールフォーラム、読売ジャイアンツ掲示板 【ラストチャンス!!】2007年、ジャイアンツの本拠地開幕戦の始球式は誰か? から、発言へのレス(コメント)という形で書き込んで下さい。

2月10日追記

このエントリーをご覧いただいた方だけの参考資料です。21世紀になってからの各球団の主催試合開幕戦の始球式のキャスト一覧です。ベースボールフォーラムへの投稿を考えている方、始球式マニアの方、必見です。「1stpitch-ceremony.xls」をダウンロード

2007年2月 3日 (土)

敢えて言おう!森本稀哲よ、SHINJOの真似をするな!!

2月1日、各球団がスプリングキャンプに突入しました。夜の各スポーツニュースでその模様を確認しましたが、プロ野球選手はやっぱりユニフォーム姿が一番ですね。1日付でエントリーした小笠原道大、ガッツの動向も気になりますが、そのガッツと人気者SHINJOが抜けたファイターズももちろん気になるところ。思えばSHINJOがファイターズにやってきた2004年のファイターズ名護キャンプ初日には約1,500人のファンを集めたが、今年はたったの200人。あらためてSHINJO人気がいかに凄かったかを思い出させるが、そのSHINJOの後継者と目される森本稀哲がSHINJOから受け継いだ「1」を背中と両乳首に貼り付けるパフォーマンスで笑いを取っていたようだ。

しかし、敗戦処理。は敢えて言いたい。ひちょりよ、SHINJOの真似をするなと。

ファイターズファンなら今も強烈に憶えているだろう。昨年の日本シリーズを制した直後の祝賀会、ビールかけでSHINJOと森本がツーショットになるシーンがあり、そこでSHINJOが「ひちょりに背番号1をつけてもらって」といい、森本は「でも僕は つーさん の真似はしませんからね」と言っていた。正直、背番号はともかくSHINJOの抜けたセンターには森本が回るのが一番自然だから、森本がSHINJOを意識するのは、この三年間の師弟関係が無くても当然だろう。あれほどの生きた手本を間近で観ていたのだから、当然参考にして貰いたい。しかし、パフォーマンスに関しては別だと敗戦処理。は考えている。

森本に限らず、パフォーマーとしてのSHINJOの穴を埋めようなどと考えるのをやめた方がよい。

小笠原の穴を埋めるには小笠原並みに打つスラッガーを探せばいい。あるいは育てればよい。それならばSHINJOの穴を埋めるには…

無理です!

小笠原の穴を埋めるのも至極困難ですが、SHINJOに匹敵するパフォーマーは70年超の日本プロ野球で存在しません。もちろん現役でも。

ファイターズ球団も、北海道移転から三年間の盛り上がりをこれからも維持しようと考えているのか、「この選手にこんなパフォーマンスをしてほしい」的なアイディアを募る企画があるようだが、やめた方がいいと思う。パフォーマンスに神経をすり減らしながら普段着のプレーが出来るプロ野球選手なんてSHINJO以外に存在しないのだから。

キャンプ初日のファンの人数の激減で予測できるように今シーズンのファイターズは間違いなく観客動員を減らすだろう。ひょっとしたら移転四年間で最低になるかもしれない。かつて本拠地が後楽園球場から東京ドームになった時に、主催者発表とはいえ空前の観客動員を記録したが、ファンがドームに慣れるごとに年々その数字は減っていった。(そのなれの果てが北海道移転という不退転の決意だったわけだが。)ドームバブルの悪夢の再来がSHINJOバブルという形で再現されるかもしれない。しかも今回SHINJOとともに主砲の小笠原、セットアッパーの岡島秀樹が同時に抜けて戦力面でのダウンも免れがたい、人気だけでなくチーム力のマイナスも大きいダブルパンチである。

今ファイターズが考えなければならないのは、昨シーズンのような快進撃がままならず、成績低迷のシーズンに陥った時にファンをつなぎ止めるコンテンツをつかめるかどうかだ。ただしそこでSHINJOの後継者、森本にパフォーマーとしての一本立ちを…というのは違うと思う。

SHINJOは言っていた。

「俺のパフォーマンスを観に来たお客さんが試合を観て、うちの若い選手達のプレーを観てうちのチームに注目してくれるのが理想」

パ・リーグでファイターズを上回る観客動員数を誇るホークスにパフォーマーはいるか?せいぜいフリオ・ズレータが本塁打を放った後のパフォーマンスくらいだろう。一年や二年、観客が減るのは仕方がない。かつて球場の魅力でファンを引きつける限界を痛感したチームが、まさか野球以外のパフォーマンスに人気を依存するという愚をおかさないと信じたい。その意味でファイターズは今年、二度目の移転元年を迎えると言っても過言では無かろう。敗戦処理。的には今年が「我慢」の一年になるのは覚悟が出来ている。腰を据えて、もう一度道民球団とは何なのかを考えてみて欲しい。

森本稀哲よ、パフォーマーとしてのSHINJOの真似をするのはやめた方がいい。

2007年2月 1日 (木)

「生」観戦した野球場(25)-相模原球場

05_2 いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。

このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。

25回 相模原球場 観戦球場ファイル-24

今回は相模原球場を取り上げる。神奈川県の相模原市にある球場で同県を保護地域にするベイスターズが一軍、二軍とも使用している。両翼が95mで中堅が120m、収容人数16,100人でナイトゲーム設備を整えた素晴らしいスタジアム。ちなみに市営でなく県営。

地元で本拠地球場以外を使用するといえばホークスの北九州市民球場が真っ先に浮かぶが、この相模原球場もベイスターズ、そしてファームのシーレックスに定期的に使用されている。また最近ではほとんど忘れられているが、ファイターズタウンが出来るまでファイターズのファームがこの球場を本拠地にしていた時期があった。だからという訳ではないだろうが、今季一軍戦として組まれているのが5月30日の交流戦、ベイスターズ対ファイターズ戦。

JR横浜線の淵野辺駅から、あるいは小田急線の相模大野駅からバスが出ており「淵野辺公園」で下車。

敗戦処理。の初めての観戦は2001年8月25日のシーレックス対ジャイアンツ戦。ナイトゲームだった。ベイスターズはここ以外にも平塚球場を使用することもあるが、本当に神奈川県の野球施設はレベルが高い。逆に参加校数が多く、かつ全国的にも有数のレベルといわれる神奈川県の高校野球を消化するには横浜スタジアム以外にこれほどの規模の球場が複数必要だということにもなろう。個人的には横須賀スタジアムより家から近いので、もっと週末の試合を増やして欲しいくらいだ。

神奈川県に程近い東京都民としては、プロ野球の本拠地以外にもこれだけのレベルの球場のある神奈川県が羨ましい限りだ。

【FA移籍】小笠原道大はジャイアンツでも本領を発揮できるか?

お陰様で、このブログも今日から二年目に入ります。野球、特に日本のプロ野球を題材に好き勝手に自分の願望、妄想を書いて参りましたらあっという間に一年間が経過した感じです。

これからもこの、ろくでもない すばらしい日本プロ野球界を題材にいろいろと書いていきますので、興味のある方はお時間の許す限りお付き合いの程をよろしくお願い致します。

0103102_1 さて、今日2月1日は日本のプロ野球にとってはキャンプがスタートする日。今シーズンの闘いの初日に相当すると言っても過言でないと思いますが、今年もジャイアンツとファイターズを応援しながら日本のプロ野球を観ていく敗戦処理。にとって最大の注目は小笠原道大。かつてなき危機感に基づいて小笠原獲得に踏み切ったジャイアンツは復活するのか?そして小笠原はジャイアンツでもファイターズ時代同様に活躍できるのか?ジャイアンツの大型補強は今に始まったことではないが、移籍した選手が評判ほど働いていないケースが少なくない。我らが小笠原もそのジンクスにはまってしまうのか?それとも北の大地のファンを感動させたサムライ魂をいかんなく発揮して本人が活躍するとともにジャイアンツを変えてくれるのか?これまでのFA移籍選手のデータを調べ、展望してみた。

小笠原は昨シーズン中に取得したFA権を行使してジャイアンツに移籍した。1993年のオフシーズンに初めて日本でFA制度が実施されてからこのオフで14回目のオフ。これまでジャイアンツがFAで獲得した選手は落合博満、広沢克己、川口和久、河野博文、清原和博、工藤公康、江藤智、前田幸長、野口茂樹、豊田清の10人。これにこのオフ小笠原と門倉健が加わって計12人。もちろんこの人数は十二球団で断トツ。2位のホークスの7人と3位のタイガースの5人を足した人数だから、いかにこの制度を利用しているかがわかる。

ジャイアンツのFA補強のうち、小笠原と同じ野手に絞ると落合、広沢、清原、江藤という顔ぶれになる。どの選手も移籍前のチームで堂々たる成績を残してきた選手であるが、ファイターズの十年間で昨年のパ・リーグMVP、本塁打と打点の二冠王を始めとしてそれ以前にも首位打者二回、最多安打二回という実績を残している小笠原も遜色がない。しかしこれまでの四選手のジャイアンツでの働きぶりを振り返ると、移籍一年目から活躍したのは江藤一人。落合が辛うじて四番の座を一年間死守して優勝に貢献したという印象が強いものの清原、広沢の一年目は期待を大きく裏切った感じだった。広沢はジャイアンツでの五年間、ついにスワローズ時代のような打棒を発揮してくれなかった。清原にしてもジャイアンツにはライオンズ在籍年数と二年しか違わない九年間在籍したが、最初の五年契約最終年の2001年のシーズンを除けば、清原和博らしい成績を逃したとは言い難い。もっといえば、江藤も移籍三年目の2002年からは打撃成績がじり貧で、2005年のオフには豊田をFA獲得した際の人的補償のプロテクトに入らなかった程だ。

ということで、ジャイアンツに限らず、国内でFA移籍した選手の内、捕手を除いた全野手を対象に移籍前後の打撃成績を調べてみた。捕手を除いたのは捕手の場合は打撃成績が主に期待されていたとは思えないからである。

1993年のオフからこのオフまで、捕手を除く野手の国内球団間でのFA移籍は16例ある。彼らの移籍前年、移籍宣言年、移籍初年度の出場試合数、打率、本塁打、打点を列挙した。選手名の後の<数字>は移籍初年度の満年齢を表している。

落合博満 <41>
92D   116   .292  22  71
93D   119   .285  17  65
94G   127   .280  15  68

石嶺和彦 <34>
92BW  130   .267  18  68
93BW  130   .273  24  77
94T    130   .246  17  77

松永浩美 <33>
92BW  118   .298   3  39
93T      80   .294   8  31
94H    116   .314   8  55

駒田徳広 <32>
92G    130   .307  27  64
93G    122   .249   7  39
94YB  130   .284  13  68

金村義明 <32>
93Bu    47   .221   3  18
94Bu     80   .299   8  28
95D       28   .177   1   5

広沢克己 <33>
93S     132   .288  25  94 打点王
94S     130   .271  26  73
95G     131   .240  20  72

石毛宏典 <39>
93L     122   .306  15  53
94L     111   .266  11  46
95H      52   .200   1  11

清原和博 <30>
95L     118   .245  25  64
96L     130   .257  31  84
97G     130   .249  32  95 最多三振

江藤智 <30>
98C     132   .253  28  81
99C     121   .291  27  79
00G     127   .256  32  91

片岡篤史 <33>
00F     135   .290  21  97
01F     106   .254  16  62
02T     120   .228  11  46

金本知憲 <35>
01C     140   .314  25  93
02C     140   .274  29  84
03T      140   .289  19  77

村松有人 <32>
02H       94   .259   0  14
03H     109   .324   6  57
04BW   108   .320   6  51

大村直之 <30>
03Bu    136   .300  16  61
04Bu    120   .303   2  34
05H      133   .270   8  48

稲葉篤紀 <33>
03S       69   .273  11  30
04S      135   .265  18  45
05F      127   .271  15  54

小久保裕紀 <36>
05G     142   .281   34  87
06G       88   .256   19  55
07H     ?

小笠原道大 <34>
05F     133   .282   37  92
06F     135   .313   32 100 MVP、本塁打王、打点王
07G    ?

FA移籍を決意したシーズンだけでなく、その前のシーズンの成績まで記述したのは、FA移籍する選手が、好成績を残したシーズンに権利を行使しているとは限らないからです。もちろん大半の選手はFA権を取得した年に行使していますが、権利を取得する年にピークが過ぎている、または成績が降下する選手が少なくないようです。

出場試合数と打撃三部門の成績がその選手の評価の全てではないことを百も承知の上で移籍の前後の成績を比較すると上記の16選手からこのオフにFA移籍した2選手を除いた14選手で成績が上がったと言えそうなのが松永、駒田、江藤、稲葉のせいぜい4選手で、同等の成績を残したと言えそうなのが落合、清原、村松の3選手といったところでしょうか。両方を合わせても7選手でようやく半数に達する程度です。

清原のジャイアンツ移籍一年目の成績がライオンズでの前年と同等と言われると、異論を挟みたくなる方も出るでしょう。清原の場合は移籍前の数年間、デビュー当時からの「怪物」的な成績が残せなくなっていましたのでセ・リーグ一年目でリーグの最多三振記録を塗り替えるほどの大型扇風機ぶりを発揮した清原の一年目でも主要部門に限定すると、前年並みの成績と言えるのです。同様に考えると、前年より成績が上がったと分類された選手の中でも松永と駒田は移籍前の年がその前年より著しく成績を落としていたから、移籍一年目の成績が上がったように思えるという側面があります。こうしてシビアにみると、移籍一年目に移籍前の年よりも活躍できた選手は14選手中2選手のみとなり、小笠原は(小久保裕紀も同様ですが)極めて高いハードルに挑戦することになります。

しかも小笠原の2006年の成績は自己最高の成績と言える成績です。ちなみにMVPに選ばれた選手がその年のオフにFA移籍した例は他に投手の工藤が1999年にホークスでMVPを受賞し、その年にジャイアンツにFA移籍した例があるだけです。

小笠原が十年間活躍してきたファイターズはジャイアンツファンにはなじみの薄いパ・リーグです。小笠原は昨シーズンパ・リーグで本塁打と打点の二冠王を獲得しましたが、これはアレックス・カブレラや松中信彦といったこの部門のタイトル獲得経験者の成績が伸び悩んだこともあって小笠原にタイトルが転がり込んだという要素がたぶんにあります。パ・リーグに関心の薄いジャイアンツファンが「本塁打と打点の二冠王」というイメージで小笠原を追いすぎると、小笠原という野球選手の価値を見誤ることになるでしょう。

小笠原の本質は中距離打者であり、安打製造機です。プロ十年間での通算打率が.320あり、昨シーズンの.313でも通算打率が下がる選手です。打点が三桁に乗ったのは三度目ですが、昨シーズンはファイターズで森本稀哲、田中賢介という一、二番コンビが定着して十分に発揮したたまものであり、今シーズンに関してはジャイアンツの一、二番コンビがどれだけ働くかにかかるでしょう。その意味ではジャイアンツではイ・スンヨプが昨シーズンに続いて四番を打つことが予想され、小笠原は指定席の三番に座ることが予想されますから、イ・スンヨプとの役割分担を明確にできれば、小笠原がジャイアンツ一年目から小笠原らしい活躍を出来るように思えます。

こう考えていくと、ジャイアンツ移籍一年目の小笠原の前に立ちはだかるのは、移籍前年にピークと思われる成績を残してしまったため、比較対象となるハードルが高いというプレッシャーでしょう。

昨年ジャイアンツに移籍したパ・リーグを代表するストッパーだった豊田清は開幕から順調にストッパーとしてセーブを挙げていましたが、交流戦のゴールデンイーグルス戦で逆転サヨナラ本塁打を浴びて初めてリリーフに失敗した時に、今までのリリーフ成功がすべて否定されるかのような強迫観念におそわれたと後述していました。その後、原監督の起用法の一貫性の無さや、故障などに悩まされ、シーズン終盤に復帰したものの代わりのストッパーである高橋尚成につなぐセットアッパーに降格させられました。

小笠原はこういうチームに移籍したと言うことをどこまで理解しているのでしょうか。

小関順二氏が週刊現代(講談社刊)に連載している「野球よ、止まれ!」で小笠原が特集されましたが(2007年1月20日号)、その中にこんな一節があります。

「ミスター・フルスイング」とはマスコミの付けた異名である。ファンはそんなものを望んでいない。とくに巨人ファンは本塁打より、確実なタイムリー打や犠牲フライを望んでいる。そこを読み違えた清原和博の挫折を、小笠原は他山の石とするべきである。

清原のことはともかく、小笠原とフルスイングは敗戦処理。に言わせればセットである。「亀田とKOはセットや!」と公言していた亀田弘毅がファン・ランダエタとの再戦では明らかにKO狙いではなかったような変貌ぶりを見せてかえって評価を上げたようだが、小笠原とフルスイングはセットである。ヒゲもセットだったという声もあるだろうが、それをそり落とした上であのフルスイングのない小笠原であっては、それは小笠原ではない。そしてここが一番大事なところだが、小笠原という打者は昨シーズン以外の、優勝争いに殆ど絡まなかったファイターズにおいて決して確実なタイムリー打や犠牲フライを望む場面で自己満足にスイングするような選手ではない。小関氏はストップウオッチを押すタイミングばかりに気を取られ、もっと肝心なものを見落としているのではないか。

かつてFAでジャイアンツに移籍し、活躍した部類に含まれるであろう落合はジャイアンツ移籍後も徹底して「オレ流」を貫いた。先月30日のスポーツ報知によると小笠原は今年もファイターズ時代と同等な調整方法でシーズンに臨むつもりだという。2月中はあのフルスイングは封印し、時間をかけて自分のパフォーマンスが出来るコンディションを整えていくつもりのようだ。いいぞガッツ!

原辰徳監督は今月11日には早くも紅白戦を開催、レギュラークラスにも万全の状態で出場できるよう声をかけているそうだが、そんなものに気を取られる必要はない。その時点での調整の進捗に応じたスイングをすればよい。そしてジャイアンツの今年のオープン戦初戦は古巣ファイターズ戦。しかも札幌ドームで対戦することになり、ここでも顔見せは必要であろう。そして心ない一部のファンから、昨年のイ・スンヨプのようにブーイングを浴びるかもしれないが涼しい顔をして三振していればいい。要するに小笠原が納得する調整をして3月30日の公式戦開幕をベストで迎えられるようにすれば良いのだ。

原監督が「いい選手でなく、強い選手が欲しい」というようなことを言っていた。「強い」という抽象的な表現に原監督らしさがうかがえるが、今のジャイアンツに必要なのは敗戦処理。的にはいい選手であって、強い個性の持ち主である。打撃三部門のすべてに好成績を残せるフルスイングを、単なる大振りとしか理解しない解説者によるバッシングはこれからも続くだろう。特に小笠原にはスロースターターといった印象もあるので、今シーズンジャイアンツが開幕から好スタートを切れなかった時に格好のターゲットとなりかねない。しかし、そんな連中には負けず、小笠原には自らの好成績のみならず、サムライ魂をジャイアンツに注入して欲しいのである。

小笠原よ、あなたが変わるのではなく、あなたがジャイアンツを変えて欲しいのだ。

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